「アパートの片付け方が分からない」「ものが散乱して困っている」など、整理整頓が苦手で片付けに大きな悩みを抱えている方が多いでしょう。

アパートは、建物の内部を複数に区切り、それぞれを居住用としている集合住宅のことです。収納スペースが限られているのでものが片付けられないという方もいると思います。しかし、省スペースでも工夫次第で片付けることができるのです。

そこで、本記事では、アパートを自分で片付ける方法と業者へ依頼する方法について解説します。

この記事を読むことで、アパートをキレイに片付ける方法が分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.アパートの片付けについて

まずは、アパートの基礎知識と、アパートによくありがちな片付けの悩みを一緒にチェックしていきましょう。

1-1.アパートとは

英語のアパートメントを元にした和製英語で、集合住宅の1種です。同種の集合住宅で「マンション」がありますが、マンションとアパートの区別はハッキリとしていません。たとえば、2階までの建物をアパート、3階建て以上をマンションにするなど、階数によって区別をしています。不動産の広告においては、構造の違いが大きなポイントです。マンションは鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造が多いですが、アパートは木造・軽量鉄骨造・プレハブ造となります。
また、アパートの間取りは1人暮らし向けのワンルーム・1Kをよく見かけますが、1LDKや2DKなど2人暮らし向けの間取りもあり多種多様です。

1-2.アパートの片付けの悩みとは

最も多い悩みといえば、収納スペースの少なさです。ワンルームや1Kと、部屋の広さが狭くなるほど収納スペースも少なくなります。特に、1人暮らし向けの収納スペースは限られているため、荷物のすべてが入りきらず、居住スペースに放置している方も多いのではないでしょうか。そうすると、さらに部屋が狭くなり住みにくい環境になってしまいます。

2.アパートの片付け~自分で行う場合

それでは、アパートを自分で片付ける方法を説明します。片付け方のコツとポイントをつかんで、必要最低限のもので暮らせるように工夫しましょう。

2-1.収納スペースの増やし方、アイデアについて

クローゼットや押し入れなどの収納スペースが足りない場合は、自分でつくることができます。たとえば、床面積だけでなく体積を利用することです。部屋の面積が小さくても、収納スペースは壁・高さといった体積にもつくれます。体積を利用する方法として、壁を使った収納がおすすめです。大きな収納棚・壁面クローゼット・幅と高さが調節できるラックなどを置くと、壁に収納スペースができます。
また、冷蔵庫・洗濯機の横など小さなすき間空間も、収納スペースに変えられる場所です。すき間ラック・冷蔵庫ラック・サイドラックなどを使えば、小物が収納できるでしょう。

2-2.ものの量を減らす

上手にアパートを片付けるためには、ものの量を減らすことがポイントとなります。今住んでいる部屋を見渡してみると、使っていない不用なものがあるはずです。1年以上使っていないものは、今後も使うことがないと考え、処分してください。クローゼットや押し入れにものがたくさん入っている場合は、1度すべてを外に出してみましょう。自分がどれだけものを持っているのか分かります。なかなか、手放せなかったものも処分の決意を固めることができるでしょう。

2-3.仕分けをして捨てる

1度、外に出してまとめた持ち物の中から、「要るもの」と「捨てるもの」に分けてください。処分すべきか悩むときは、「今使っているかどうか」を判断基準にするとよいでしょう。また、同じものが2個以上ある場合も処分したほうが、ものの量を減らすことができます。1個で十分使えるのなら、ほかを処分しましょう。それでも、どうしても悩む場合は「一時保管ボックス」を用意してください。1度、保留にして後まわしにします。後で時間ができたときにもう1度考えれば、冷静に判断できるでしょう。

2-4.収納する

「要るもの」に仕分けをしたものは、クローゼットやラックなど収納スペースに置いていきます。収納する際のポイントは使用頻度です。使用頻度の高いものを手前に、低いものを奥に収納してください。使用頻度が高いものを奥にしまうと、取り出すまでに手前のものを取り出さなければなりません。余計に、ものがあふれてしまうでしょう。
また、決まった場所に収納することも大切です。何がどこにあるかきちんと把握していれば、自然としまう場所も分かり、収納がしやすくなります。玄関に靴、ベランダには物干しなど、必要なものを使う場所に収納することで、片付きやすくもなるでしょう。

2-5.コツとポイント

生活している限り、次から次へと新しいものが増えていきます。新しいものが増えるたびに、アパートの収納スペースも足りなくなり、床に直接ものを置いてしまうはずです。その結果、足の踏み場もないゴチャゴチャした部屋になってしまいます。そのため、新しいものが1つ増えたら古いものを1つ減らしてください。要らないものをためておかずに処分し続けていけば、収納スペースを上手に活用できるでしょう。ぜひ、日々の生活から心がけてみてください。

3.アパートの片付け~業者へ依頼する場合

自分での片付けができない場合は、業者へ依頼するのも方法の1つです。ここでは、業者へ依頼する際に必要な知識を解説していきます。依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

3-1.業者に依頼したほうがよいケースとは?

自分で片付けられないほど、ものが散らかっている場合は業者に依頼したほうがよいでしょう。自分で片付けようと思っていても、途中で諦めてしまう方が多いようです。片付けが中途半端になると、さらにゴチャゴチャになってしまうので気をつけてください。
また、「要らないもの」が大量にある場合も業者への依頼をおすすめします。不用品が大量にある場合は、自治体で回収してもらえない可能性があるでしょう。自分で運搬するのも手間と時間がかかりますが、業者に依頼すればまとめて処分できるのでスムーズです。「自分でするのが難しいな」と思ったときは、1度業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

3-2.いくらかかるのか?

業者へ依頼する際にかかる費用は、部屋の広さ・不用品の量・業者などによって異なります。狭いアパートほど作業員の人数も少なくなるため、その分の費用を抑えることができるでしょう。ただし、不用品やものの量が多い場合は、時間と手間がかかるので費用がかさむ可能性があります。たとえば、ワンルームの1部屋だけがゴミでいっぱいになっている場合は、人件費・処分料込みで約3~4万円かかるでしょう。ワンルームの天井にまでゴミがある場合は、5万円以上かかる可能性があります。具体的な費用に関しては、業者へ無料見積もりを依頼してください。

3-3.依頼方法と手順について

まずは、業者のホームページまたは電話で無料見積もりを依頼します。予約日時に業者がやってきて、部屋の確認をした後に具体的な費用を提示してくれるでしょう。その見積もりに納得すれば本契約となり、作業日時を決定します。作業日時に業者がやってきて片付けを行った後、一緒に部屋の状態を確認してお支払いという流れです。大まかな流れになるため、詳細に関しては業者のホームページなどを確認してくださいね。

3-4.注意点

「追加料金を請求された」「回収後に不法投棄されていた」など、業者との間でトラブルが相次いでいます。業者の中には不正を働く悪徳業者も存在しているため、慎重に選ばなければなりません。業者選びの際は、以下のポイントに注目するとよいでしょう。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 部屋の片付けや不用品の処分などサービス内容が幅広い
  • 即日対応が可能
  • 回収方法が選択できる
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけている
  • 低費用で処分ができる

悪徳業者は、スタッフの対応が悪く、都道府県から古物商などの許可を取得していない傾向があります。慎重にサービス内容などを確認してから、依頼したほうがよいでしょう。

4.アパートの片付けに関してよくある質問

アパートの片付けに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.自分で片付ける際の注意点とは?
A.狭いアパートでも、すべての部屋を一気に片付けようと思ってはいけません。キッチン・風呂場・洋室・クローゼットの中などスペースごとに区切って整理していきましょう。「今日はこのスペースを片付ける」と決めて達成していけば、やる気も高まります。また、要らないもの・使っていないものは、処分することが大切です。不用品無料回収サービスを利用すれば、処分費用が浮くのでぜひチェックしてくださいね。

Q.収納前のチェックポイントが知りたい!
A.収納は自分のライフスタイルに合わせることが大切なポイントとなります。たとえば、ソファーベッドの近くにテーブルを置いている場合は、そこで何をするのか考えてみてください。たとえば、本を読むことが多いのなら、本棚・キャビネットを近くに置くとよいでしょう。使う場所の近くに収納をつくることで、整理整頓ができるはずです。また、使った跡はすぐに片付けるというクセをつけてくださいね。

Q.自分で片付けるメリット・デメリットとは?
A.最も大きなメリットは、費用を安く抑えることができる点です。不用品の処分にお金をかけたくない方は、「家電回収キッドくん」など不用品回収無料サービスを利用するとよいでしょう。前述したとおり、家電回収キッドくんは送料無料対象の商品が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同梱しても無料で処分できます。即日対応可能な業者に依頼すると、急な処分が必要なときでもスムーズです。

Q.業者への依頼費用を抑えるポイントとは?
A.まだ、使えるものは買い取りに出すことです。業者の中には、不用品の処分だけでなく、買い取りサービスを行っているところがあります。再販売できるものは買い取りへ、買い取ってもらえないものは処分してください。買い取り商品が多いほど、処分費用を抑えることができます。また、複数の業者を比較して、最も低費用の業者に依頼するのもポイントの1つです。比較することで、優良業者と悪徳業者を見極めることもできるでしょう。

Q.買い取ってもらえるものとは?
A.基本的に、買い取り可能なものは「正常に稼働できる」「故障していない」ものが対象です。不具合が出ていたり、製造年月日から経過したりしているものは買い取り不可となる可能性が高いでしょう。買い取り査定に出す前は、正常に稼働できるか、壊れていないか確認してくださいね。また、スムーズに買い取ってもらうために、売りたい商品のメーカー・製造年月日・品目などをメモしておくとよいですよ。

まとめ

いかがでしたか? アパートは木造・軽量鉄骨造・プレハブ造などでできている賃貸物件を指しています。間取りはワンルームまたは1Kが多めです。そのため、1人暮らし向けのアパートが多い傾向があります。狭いアパートほど収納スペースが少ないので、ものがあふれてしまうでしょう。狭いアパートを整理整頓し片付けるためには、ものを減らすことが大切です。本当に必要なものだけで暮らし、狭いスペースでも上手に活用する方法をチェックしてください。ポイントを押さえておけば、上手に片付けることができるでしょう。