「電化製品を掃除してもすぐほこりが付いて困っているけど、何が原因だろう」「電化製品のほこりを掃除する方法を詳しく知りたい」をお考えではありませんか? 電化製品をきちんと掃除しているのにすぐほこりが付いてしまうと、がっかりしますよね。ほこりは電化製品の大敵ですから、何とかして対策したいものです。しかし、どんな方法で対策すればよいのか、どんな点に注意するべきかなどよく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、電化製品のほこりについて詳しく解説します。
- ほこりが付きやすい電化製品は?
- 電化製品にほこりが付いてしまう原因
- 電化製品のほこりを掃除する方法
- 電化製品のほこりを予防する方法
- 電化製品のほこりに関するよくある質問
この記事を読むことで、電化製品のほこりを掃除するポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.ほこりが付きやすい電化製品は?
最初に、ほこりが付きやすい電化製品にはどんなものがあるか見ていきましょう。
1-1.テレビ
テレビは、ほこりが付きやすい電化製品といえます。テレビは、特に静電気が発生しやすいからです。中でも画面に付きやすく、放置すると画面がほこりで覆われて白っぽくなり映像が見づらくなることもあります。実際にテレビの画面を掃除用シートなどで拭くと、驚くほどほこりで汚れていてびっくりすることでしょう。
1-2.パソコン
パソコンも、ほこりが付きやすい電化製品の一つです。パソコンの画面には静電気が発生しやすく、空中のほこりが吸い寄せられます。また、ノートパソコンの画面を開いたままにしている場合、キーボードなどにもほこりがたまることでしょう。パソコンの内部にほこりが入り込んでしまうと、不具合や故障の原因になるので注意が必要です。
1-3.スピーカー
スピーカーもほこりが付きやすい電化製品です。スピーカーのほこりを放置すると、音質が悪くなる原因になります。特に、前面のサランネットにほこりが付きやすいため、こまめに掃除することが大切です。ほこりがスピーカー内部に侵入した場合、音質が悪化したり不具合や故障の原因になったりすることがあります。
1-4.照明器具
照明器具もほこりが付きやすい電化製品といえます。照明器具をオンにすると、静電気が発生してほこりが吸い寄せられるからです。また、照明器具のかさには空中を舞っているほこりが積もります。照明器具にほこりがたまると、本来の明るさを発揮できなくなることがあるのでしっかり対策することが大切です。
2.電化製品にほこりが付いてしまう原因
電化製品にほこりが付いてしまう原因を詳しく解説します。
2-1.静電気
静電気が起こると、電化製品ほこりが付きます。特に、冬場など室内が乾燥し過ぎていると、静電気が発生して電化製品にほこりが付く原因になるので気を付けてください。室内が乾燥しているときは、加湿器などを使用するとよいでしょう。また、空気が乾燥しているときに乾いた布で電化製品を拭くのも、静電気が起きやすいので厳禁です。
2-2.掃除不足
掃除不足も、電化製品にほこりが付く原因の一つです。掃除不足では、室内のほこりがたまる一方で、空中にも大量に舞うようになります。すると、静電気などにより電化製品に吸い寄せられて付きやすくなるのです。いくら電化製品の静電気対策を行っても、掃除不足で室内に大量のほこりが舞っている状態では、焼け石に水となるでしょう。
2-3.ほこりが多い環境
室内にほこりが多いと、電化製品に付きやすくなります。たとえば、室内に布製品が多い、ペットを飼っているなどのケースです。きちんと掃除しても、すぐにほこりが発生するので、対応が追い付きません。結果として、ほこりが多く空中を舞い続けることになり、電化製品に付きやすくなります。
3.電化製品のほこりを掃除する方法
電化製品のほこりを掃除する方法を詳しくご紹介しましょう。
3-1.テレビ
テレビのほこり掃除をするときは、本体の後に画面にすると効率よく進みます。
- テレビの電源を切る
- テレビ本体の裏側をハンディーモップなどで掃除する
- テレビ本体のそのほかの部分を掃除する
- 液晶画面のほこりを液晶画面専用クリーナーにより拭き取って完了
3-2.パソコン
パソコンに付いたしたほこりを掃除するには、以下を参考にしてください。
- パソコンの電源を切る
- 排気口周辺のほこりをブロワーで吹き飛ばす
- パソコン本体の外側に付いたほこりを掃除用クロスやハンディーモップなど拭き取る
- キーボードのすき間に入り込んだほこりをブロワーで吹き飛ばす
- キーボードの表面に付いたほこりを掃除用ブラシや掃除用クロスで拭き取る
- 液晶画面のほこりを液晶画面専用クリーナーにより拭き取って完了
なお、パソコン内部にたまったほこりを掃除するときは、本体カバーを外してより慎重に作業する必要があります。間違った方法で掃除すると、パソコンが故障することがあるので、注意しましょう。不安が残るときは、専門業者に掃除を依頼するのもおすすめです。
3-3.スピーカー
スピーカーのほこりを掃除する方法は、以下を参考にしてください。
- スピーカーの電源を切る
- スピーカー本体のほこりを掃除用シートで拭き取る
- サランネットを取り外し、ブロワーを使いほこりを除去する
- エッジ部分にたまったほこりを掃除用シートで拭き取る
- サランネットを元に戻して完了
なお、サランネットは非常にデリケートな素材でできているため、掃除用シートなどで強く拭かないようにしましょう。
3-4.照明器具
照明器具に付いたほこりは、以下の手順で掃除しましょう。
- 照明器具の電源を切る
- 照明器具のかさのほこりを掃除用シートで拭き取る
- 蛍光灯や白熱灯の電球は熱が冷めてから取り外し、ほこりを拭き取る
- 照明器具内部のほこりを掃除用ブラシなどで除去する
- 電球を元どおりにはめて完了
なお、LED照明の場合は電球が発熱しないため、より短時間で掃除できます。
4.電化製品のほこりを予防する方法
電化製品のほこりを予防する方法を詳しく解説します。
4-1.こまめに掃除する
室内をこまめに掃除し、ほこりを除去しましょう。ほこりを効率よく除去するには、以下を参考にしてください。
- 上から下に向かって掃除する
- フロアーワイパーを使用してほこりの舞い上がりを防ぐ
- 水に浸して固く絞ったぞうきんなどで水拭きした後、から拭きする
- 掃除中はしっかり窓を開けて換気をよくする
なお、ほこりは夜のうちに床に舞い落ちるので、朝に掃除することをおすすめします。
4-2.ほこりが発生しにくい環境にする
なるべくほこりが発生しにくい環境にすることも、有効な対策方法です。たとえば、クッションやラグ・ぬいぐるみなどの布製品を置かないようにする、ペットを飼っている場合は抜け毛対策などをして、ほこりの量を減らしましょう。また、空気清浄機の集じん機能を使用するのも効果的です。
4-3.静電気除去グッズを使う
電化製品の静電気を予防するには、市販の静電気除去グッズを活用するのもよい方法です。静電気除去グッズには、以下のようなものがあります。
- 静電気放電シート:電化製品に貼るだけで静電気を予防できる
- 静電気対策用掃除ブラシ:電化製品に付いたほこりの掃除と同時に静電気除去もできる
- 液晶画面専門クリーナー:静電気の発生を抑えながら液晶画面に付いたほこりや汚れを除去できる
5.電化製品のほこりに関するよくある質問
最後に、電化製品のほこりに関する質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。
Q.電化製品のほこり掃除を行う頻度は?
A.特に決まりはありませんが、毎日チェックしてほこりを除去するのが理想です。
Q.電化製品のほこりが健康に悪影響を与えると聞いたのですが?
A.ほこりは雑菌やダニの温床になりやすく、感染症やアレルギーの原因になります。妊婦・小さな子ども・高齢者・アレルギー体質の人などが家族にいる場合は、特に注意が必要です。
Q.電化製品のほこりを掃除せずに放置したらどうなる?
A.ほこりが蓄積して湿気を含んで固まると、電化製品にこびり付いて厄介な汚れに変化します。また、電化製品の内部にほこりが入り込んで、不具合や故障の原因になることもあるでしょう。
Q.電化製品のほこりを掃除したら傷が付いたのですが?
A.ほこりに砂粒などの固いものが混ざっており、そのままこすってしまったことで傷が付いた可能性があります。電化製品はプラスチックなど傷に弱い素材を使用していることが多いので、掃除の際は、ブロワーで吹き飛ばす、力を入れてこすらないなどの点に注意してください。
Q.電化製品のほこりを除去すると買取に有利だと聞いたのですが?
A.はい。業者に電化製品を買取してもらう際、ほこりを除去してあるほうが査定金額がアップします。また、日ごろからこまめにほこりを除去していることで、電化製品を状態よく保つことができる点でも有利です。
まとめ
今回は、電化製品のほこりについて詳しく解説しました。電化製品は、静電気などが原因でほこりが付きやすいのでこまめに掃除する必要があります。電化製品にほこりが付いたままにすると、素材が劣化したり不具合や故障が起きたりしやすいので注意しましょう。ほこりを掃除するときは、必ず電源を切ってから行うことが大切です。また、電化製品は水に弱いので、掃除の際に水分がかからないように気を付けてください。電化製品のほこりを防ぐには、部屋の掃除をきちんと行うことやほこりが少ない環境に整えることなどが効果的です。また、室内の空気が乾燥していると静電気が発生しやすいので、加湿器を使用するなどして適切な湿度を維持するように心がけてください。