勉強机の整理方法

「勉強机を整理しても、すぐに散らかってしまうのはなぜだろう」「勉強机を簡単に整理する方法を詳しく知りたい」とお考えではありませんか?

自分なりに勉強机を整理したつもりでも、いつの間にか散らかっていることはよくあるものです。しかし、しっかり集中して学習するためにも、勉強机をきちんと整理する必要があります。

そこで今回は、勉強机を整理する方法について詳しく解説しましょう。

  1. 勉強机が散らかりやすい原因
  2. 勉強机を整理するメリット
  3. 勉強机の上を整理する方法
  4. 勉強机の引き出しを整理する方法
  5. 勉強机の周辺を整理する方法
  6. 勉強机の整理に関するよくある質問

この記事を読むことで、勉強机をキレイに整理するポイントがよく分かります。勉強机が散らかってお困りの方は、記事を読んでみてください。

1.勉強机が散らかりやすい原因

最初に、勉強机が散らかりやすい原因について見ていきましょう。

1-1.ものの種類が多い

勉強机が散らかりやすい原因として、ものの種類が多いことが挙げられます。勉強机に収納すべきものが多過ぎるため、うまく整理整頓することができません。特に、文房具や書類が散らかりやすく、自分なりに整理整頓のルールを決めておかないと、すぐにゴチャゴチャしてしまって厄介です。

1-2.ものが増えやすい

ものが増えやすいのも、勉強机が散らかりやすい原因です。学年が上がるごとに教科書や参考書・参考資料・ノートなどが増え続けます。こうしたものは、学習を終えて必要がなくなるまで保管することが多いため、勉強机が散らかりやすいのです。中には、増え続けるものをそのまま放置してしまい、積み上がっているケースも見られます。

1-3.ものを出したままにしてしまう

ものを出したままにしてしまうのも、勉強机が散らかりやすい原因です。ものを出したままにしてしまう人は、ものの定位置を決めて収納していない、ものを使った後にすぐ収納する習慣がないため、すぐに散らかってしまいます。中には、ものが散らかっていても特に気にならない人もいるでしょう。ものを使った後に収納しなければ、散らかる一方です。

1-4.片付け方が分からない

片付け方が分からないことも、勉強机が散らかりやすい原因です。特に、まだ小さな子どもは、片付け方が分からないことが多く見られます。さまざまなものを適切に配置・収納するには、まだ難しいこともあるでしょう。ただし、片付けたい気持ちはあるので、正しい片付け方を理解できれば、自分で整理整頓できるようになります。

1-5.収納が少ない

シンプルな勉強机を使用している場合は、収納が少ないことが原因で散らかりやすいことがあります。最低限、文房具を収納する引き出しがあると重宝するでしょう。引き出しがないタイプの勉強机なら、引き出し式のキャビネットを組み合わせることで必要なものを収納できて便利です。もしくは、勉強机の上にラックを置いて収納に活用するのもよいでしょう。

1-6.ものを捨てるタイミングが分からない

勉強机が散らかりやすい原因に、ものを捨てるタイミングが分からないことも挙げられるでしょう。すでに学習を終えたテキストや使い終わったノートなども、テスト前などに再び必要になることがあります。また、文房具などの小物も、まだ使えるものは捨てづらいものです。しかし、ものを捨てるタイミングが分からないままでは、新しいものがどんどん増えて勉強机が散らかってしまいます。

2.勉強机を整理するメリット

勉強机を整理するとどんなメリットがあるか、具体的に見ていきましょう。

2-1.集中力がアップする

勉強机を整理すると、集中力がアップして効率よく学習できます。必要なものだけが目に入るので、気が散らなくなるからです。長時間学習しているのになぜか成績が上がらない、思うような成果が出ないというのなら、勉強机を整理すべきでしょう。集中して学習することができれば、短時間で最大限の学習効果を出すことができます。

2-2.必要なものがすぐ見つかる

必要なものがすぐ見つかるのも、勉強机を整理するメリットです。勉強机が散らかっていると、必要なものをすぐに見つけることができず、時間を無駄にしてしまうことがあります。また、必要なものがなかなか見つからないと、イライラするのもデメリットです。しかし、必要なものだけがきちんと整理され、常に定位置に収納されていれば、すぐに見つけて使うことができます。

2-3.ものが傷みづらくなる

ものが傷みづらくなるのも、勉強机を整理するメリットの一つです。勉強机を散らかったまま放置すると、たくさんのものが積み重なり、折れ曲がったり変形したりして傷んでしまいやすくなります。たとえば、定規は変形してしまうと使いものになりません。ノートや教科書なども折れ曲がってしまえば、使用するたびに気になることでしょう。学習に必要なものを使いやすくキレイな状態に保つためにも、勉強机の整理が必要なのです。

2-4.イライラしづらくなる

勉強机を整理すると、イライラしづらくなるのも大きなメリットでしょう。せっかく学習し始めても、イライラしながらではすぐに嫌になってしまい、継続するのが難しくなります。勉強机の前に座るとなぜか落ち着かない、イライラしてその場を離れたくなるといった場合は、勉強机が散らかっていることでストレスを感じている証拠です。きちんと整理整頓された勉強机なら、イライラせずにリラックスして学習できるようになるでしょう。

3.勉強机の上を整理する方法

勉強机の上を整理する方法を詳しくご紹介します。

3-1.勉強机の上を整理する手順

勉強机の上を整理する方法を、主な手順に沿って見ていきましょう。

3-1-1.机の上を何もない状態にする

勉強机の上を整理するときは、いったんすべてのものをほかの場所に移してから始めることがポイントです。すべてのものをほかの場所に移すと勉強机の上の本来の広さが分かり、整理整頓しやすくなります。

3-1-2.不用品を仕分けて処分する

勉強机の上にあったものを必要なものと不用品に仕分け、不用品を処分しましょう。実際に仕分けてみると、案外多くの不用品があることに驚くはずです。もう使わないものは、思いきって処分して物量を減らしましょう。物量が減って必要なものだけが残れば、格段に整理しやすくなります。

3-1-3.必要最低限のものだけを置く

勉強机の上には、必要最低限のものだけを定位置に置くようにしてください。不要なものがあるだけで、集中力が落ちてしまうからです。反対に、教科書・参考書・ノート・文房具など、必要なものだけが目に入るようにすると、学習効率が上がります。なお、勉強机の上に何も置かないのも一つの方法です。必要なものだけをその都度取り出すパターンも検討してみてください。

3-2.勉強机の上を整理するポイント

勉強机の上は、ものの配置を工夫して収納することが大切です。何がどこにあるかパッと見て分かりやすくすることや、出し入れのしやすさも考えながら収納していきましょう。なお、右利きと左利きでも使いやすい配置が異なるので、自分が一番使いやすいと感じる配置に整えてください。

4.勉強机の引き出しを整理する方法

勉強机の引き出しを整理する方法を詳しく見ていきましょう。

4-1.勉強机の引き出しを整理する手順

勉強机の引き出しを整理するには、以下の手順を参考にしてください。

4-1-1.引き出しごとにすべてのものを出して仕分ける

最初に、引き出しごとにすべてのものを出し、必要なものと不用品に仕分けましょう。引き出しの不用品を仕分けるときは、以下のポイントを参考にしてください。

  • 今後使う予定がない
  • 同じものが必要以上にある
  • 汚れや傷みがひどい
  • 学習に関係ない

4-1-2.ものの種類ごとに分けて収納する

不用品を仕分けたら、必要なものだけを適切な場所の引き出しに収納していきましょう。それぞれの引き出しに収納すべきものについては、以下を参考にしてください。

  • ワークスペース上の棚:教科書・参考書・辞書類など
  • ワークスペース下の浅い引き出し:今使っているものを一時的に収納する
  • キャビネットの上段の浅い引き出し:よく使う小型の文房具など
  • キャビネットの中段の引き出し:たまに使用する文房具や学習道具など
  • キャビネットの下段の深い引き出し:プリントなどの書類・大型の資料・重さがあるものなど

4-2.勉強机の引き出しを整理するポイント

勉強机の引き出しを整理するには、ものを詰め込み過ぎないようにすることを心がけてください。引き出しの最大収納量の7割程度までに抑えることで、何がどこにあるか見やすく、出し入れもしやすくなります。また、キャビネットの上段の引き出しは小さな文房具がゴチャゴチャしやすいため、浅いトレーや仕切りをうまく使って整理するとよいでしょう。キャビネットの下段の深い引き出しに書類などを収納するときはフラットファイルなどを使って立てて収納すると、見やすいだけでなく取り出しやすくておすすめです。

5.勉強机の周辺を整理する方法

勉強机の周辺を整理する方法を詳しくご紹介します。

5-1.勉強机の周辺を整理する方法

勉強机の周辺を整理するには、以下の方法や流れを参考にしてください。

  1. 勉強机の周辺の目立つゴミを拾う
  2. 勉強机の周辺にあるものをすべてほかの場所に移動させる
  3. 学習に必要なものと不用品に仕分ける
  4. 学習に必要なものだけを定位置に収納する

5-2.勉強机の周辺を整理するポイント

勉強机の周辺を整理するときは、床の上にものを置かないように注意してください。床の上にものを置くと、すぐに散らかりやすくなります。また、ものにつまずいてしまいやすくなるのもいけません。勉強机の近くにゴミ箱を置いて、ゴミをすぐ捨てられるようにしておくのもおすすめです。さらに、勉強机の周辺には、学習に関係があるものだけを配置・収納するようにすると、学習中に脱線しづらくなります。

6.勉強机の整理に関するよくある質問

最後に、勉強机の整理に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.勉強机の整理を親がすべてやってしまってもよい?
A.おすすめしません。親が勉強机の整理をしてしまうと、どんなものがどこに収納されているか、子どもが分かりづらくなります。また、親が考える使いやすさと子どもが考える使いやすさでは、ズレがあるものです。勉強机の整理は子どもの意思を尊重し、自主的に整理するよう促してください。

Q.小学生の子どもに勉強机の整理をやる気にさせるコツは?
A.以下のような方法を参考にして、子どものやる気を引き出してみるとよいでしょう。

  • 最初に親が一緒に片付けて見本を見せる
  • 勉強机を整理するメリットを分かりやすく説明する
  • 上手に片付けることができたら必ずほめる
  • 片付け後にカレンダーへシールを貼って達成感を覚えさせる

Q.勉強机の整理は毎日行うべきか?
A.勉強机の上は特に散らかりやすいので、毎日整理することがおすすめです。そのほかの場所は、いったん隅々まで整理し、ものを使った後で定位置に戻すように気を付けていれば、毎日整理しなくてもキレイに片付いた状態を維持できるでしょう。

Q.収納量が多い勉強机のほうが使いやすい?
A.断言できません。確かに、収納量が多い勉強机は、たくさんのものを収納することができます。しかし、整理整頓せず適当に収納していたのでは、使いづらく感じることでしょう。

Q.勉強机の整理で出た不用品の処分方法は?
A.以下のような処分方法があります。

  • 自治体回収にゴミとして出す
  • 知人などに譲る
  • 不用品回収業者に処分を依頼する
  • 買取に出す

上記の処分方法には、いずれもメリット・デメリットがあるので、よく比較してから選ぶとよいでしょう。たとえば、不用品の量が多くて多種多様な場合などは、不用品回収業者に処分を依頼するのが一番便利です。また、不用品が少量で、まだ十分に使えるものはネットオークションやフリマアプリに出品するなどの方法で買取に出したり知人に譲ったりするのもよいでしょう。

まとめ

今回は、勉強机の整理について詳しく解説しました。勉強机が散らかったままだと、集中して勉強できません。効率よく勉強して成果を上げるためにも、勉強机をきちんと整理することが大切です。まずは、場所ごとに分けて整理していきましょう。いずれにしても、不用品を処分して物量を減らすことがポイントです。必要なものだけを定位置に収納すればスッキリ片付き、必要なときにすぐ取り出すことができます。また、ものをなくしにくくなるのもメリットです。この記事を参考にして勉強机を整理し、学習効率を高める環境を作りましょう。