「気がつくとフローリングがベタベタして気持ち悪い・・・」こんな悩みを抱えている人はいませんか? フローリングは掃除が簡単というイメージがありますが、ただ掃除機をかけるだけではベタベタを解消することはできません。放置しておけば、汚れはますます酷くなり、気づいたときには手のつけられない状態になってしまいます。

そのため、フローリングはただ掃除機をかけるだけではなく、汚れ方に応じた掃除を実践することが大切です。今回は、フローリングがべたつく原因ベタベタを解消する掃除方法を紹介します。

  1. フローリングがベタベタする原因
  2. べたつきの落とし方
  3. フローリングのべたつきを予防する方法
  4. フローリングをきれいに維持する方法
  5. フローリングのベタベタ対策まとめ

フローリングがベタベタするとお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にして掃除に取り組んでみてくださいね。

※この記事は約7分で読むことができます。
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1.フローリングがベタベタする原因

そもそも、フローリングがべたつく原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

1-1.油汚れとホコリ

調理中は油がはねないように気をつけていても、湯気や煙に混じって油汚れは広がります。油汚れは落ちにくいため、いくら掃除をしても床のべたつきはなかなかなくならないでしょう。そこに、ホコリが付着するとなおさらです。知らず知らずのうちにフローリングに黒ずみができているとしたら、その原因は油汚れとホコリによるものでしょう。

1-2.足の裏から出る皮脂

フローリングがべたつく原因は、足の裏から出る皮脂によるものである可能性もあります。足の裏には皮脂腺がありませんが指の間にはあるのです。足の裏は1日でコップ1杯分の汗をかくと言われており、指の間から出る皮脂と混じり合ってべたつきの原因になります。

1-3.湿気

梅雨時期など湿気の多い時期は、家中がべたつきがちです。特にフローリングは湿気の影響を受けやすく「床がベタベタしている」と感じることも多いでしょう。床がべたついていると、当然ゴミやホコリが付着しやすくなります。まずは、湿気対策をしなければ、掃除しても意味がないでしょう。

油汚れとホコリがべたつく原因なんですね。
ほかにも、足の裏から出る皮脂や、湿気もべたつく原因になるでしょう。

2.べたつきの落とし方

では、フローリングのべたつきを落とすためにはどうしたらよいのでしょうか。効果的な掃除方法をいくつかご紹介します。

2-1.重曹を使う

フローリングのベタベタ汚れの原因は、ほとんどが油汚れです。食べ物の油はもちろんのこと、足の裏から出る皮脂も含まれるでしょう。当然、水拭きだけでは汚れが落ちにくく、洗剤を使用したくなる人もいると思います。しかし、市販の合成洗剤は小さな子供やペットがいる家庭では使用したくないものですよね。

そこで、おすすめしたいのが重曹。正式名称を「炭酸水素ナトリウム」と言い、弱アルカリの成分であるため、酸性成分である油汚れや皮脂汚れをきれいに落としてくれるのです。さらに、消臭効果もあるため、フローリングの掃除には最適でしょう。

まずは、重曹をお湯に溶かして重曹水スプレーを作ってください。床に吹きかけてぞうきんで拭くだけです。ここで注意してもらいたいのが、重曹を溶かすお湯の温度。65度以上のお湯で溶かしてしまうと強いアルカリ性になるため危険です。皮膚にトラブルを招く原因になるでしょう。お湯の温度は30度くらいになるよう調整し、1カップに重曹小さじ2分の1程度の割合でスプレーを作るようにしてください。

2-2.酢で掃除する

フローリングのべたつきには、酢を使った掃除方法もおすすめです。酢には溶解、浸透、はく離作用があるため、落ちにくい油汚れもすっきりと落とす効果があります。食品なので安心して使用できるのもメリットですよね。水1リットルに対して酢を大さじ2杯加えたものでフローリングを拭き掃除してみてください。お金をかけずに掃除をしたいなら、絶対におすすめの方法ですよ。

2-3.掃除の順番に注意する

フローリングを拭き掃除するタイミングは、朝一番が効果的です。夜の間、床にたまった汚れを一気に掃除することができるためでしょう。人が歩き回ることで汚れは舞い上がってしまうため、家族が起きる前のタイミングで掃除をすることをおすすめします。

また、掃除機をかけるときも、排気でゴミが舞い上がらないように、先に拭き掃除をするようにしてください。部屋の掃除は「上から下へ」が基本です。しかし、棚や照明器具など上の方にたまる汚れは、衣類から出たホコリなどがひとたび床に落ちた後、舞い上がったものがほとんど。先に床をきれいにすることで舞い上がる汚れが少なくなるでしょう。

2-4.汚れたらすぐに掃除を

フローリングのべたつきは、油汚れやホコリが蓄積した結果です。時間がたつほど落ちにくくなるため、汚れたらすぐに掃除をする習慣をつけるようにしましょう。すぐに拭き掃除をすることで汚れは簡単に落ちます。落ちにくくなった汚れを掃除するのは大変な作業であるため、面倒になって後回しにしてしまいがち。その結果、常にフローリングがべたついた状態になってしまいますよ。

重曹を使うと油汚れや皮脂汚れをきれいに落とせるんですね。
また、酢にも溶解、浸透、はく離作用があるため、落ちにくい油汚れもすっきりと落とす効果があるためおすすめです。

3.フローリングのべたつきを予防する方法

フローリングのべたつきを感じるたびに掃除するのは大変なことですよね。できるだけフローリングがべたつかないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。

3-1.湿気対策

湿気が原因でフローリングがべたつく場合は、湿気対策が必要になります。湿気の多い時期は、エアコンや除湿器を使用する人も多いでしょう。しかし、1日中つけっぱなしにしておくわけにはいきませんよね。

そこで、おすすめなのがコルクマットです。コルクマットは内部に無数の孔(あな)を備えており、調湿機能に優れています。汗ばんだ足で歩いてもべたつくことはないでしょう。何よりも、コストがかからず設置も簡単です。湿気の多い時期を快適に過ごすために、ぜひ試してみてください。

3-2.足の裏から出る皮脂を減らす

足の裏から出る皮脂が、フローリングのべたつきの原因になっていることはご説明しました。特に、多汗症の人は足の裏から出る皮脂の量も多く、べたつきが気になりやすいでしょう。皮脂の分泌量を減らすためには、さまざまな対策があります。汗をかくのは体温調節をしているためです。暑くないのに足の裏に過剰に汗をかいている場合、足が冷えることに慣れてしまっている可能性があります。つまり、体温調節がうまくできていないのです。

おすすめの対策としては、お風呂のときに冷たい水と熱いお湯を交互にかけて神経に刺激を与えてみてください。血行がよくなるようにマッサージも行うとよいでしょう。また、ストレスが原因で皮脂が過剰分泌している場合もあります。あがり症などでよく緊張する人は、なるべくリラックスして毎日を過ごすように心がけましょう。

3-3.掃除をしやすい環境にする

特にキッチン周りのフローリングはべたつきやすいため、汚れが蓄積しないようにこまめに掃除をする必要があります。できるだけ掃除をしやすい環境にしておくことで汚れの蓄積を防ぐことができるでしょう。

たとえば、キッチンの近くに重曹や酢、ぞうきんなどを常に置いておくこと。あえてキッチンマットを敷かないことですぐ掃除ができるようにすることなどがあります。また、揚げ物をすると油がフローリングに飛んでしまうため、床に新聞紙を敷くなどして油からフローリングを守りましょう。

コルクマットは湿気対策に有効なんですね。
汚れが蓄積しないようにこまめに掃除をしやすい環境にすることも大事です。

4.フローリングをきれいに維持する方法

せっかくフローリングをきれいにしたのだから、その状態を長く保ちたいと思うことでしょう。しかし、いくら使い方に気をつけても、フローリングはどうしても汚れてしまいます。そこでおすすめしたいのが、ハウスコーディング専門店カラーが行うフロアコーティングです。フロアコーティングを行えば、汚れや傷がつきにくくなるほか、ワックスがけも不要になります。また、滑り止め加工も施せるため、高齢者や子ども・ペットが床で滑る心配もなくなるでしょうフロアコーティングは、UVコーティング・ガラスコーティング・ワンラブコーティングがあり、希望に合わせて選ぶことができます。 

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ベタベタを防ぐにはフロアコーティングがおすすめなんですね。
はい。汚れや傷がつきにくくなるうえに滑り止め加工も施すことができます。

フローリングのベタベタ対策まとめ

意外なものがフローリングのべたつきの原因になっていることもあるということをお分かりいただけたと思います。快適に過ごせるフローリングを維持するためにも、効果的な掃除方法や汚れの防止方法を知っておくとよいでしょう。

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