「掛け布団はどのくらいの頻度で洗濯すべきなのか?」「家で洗濯できるのか知りたい」とお悩みではありませんか? 快適な眠りに必要な掛け布団は、常に清潔な状態にしておきたいものです。布団カバーは定期的に洗濯する人が多いと思いますが、布団自体はどうすればよいのでしょうか。

この記事では、掛け布団を洗濯する頻度や洗濯する方法などを詳しくご紹介します。

  1. 掛け布団を洗濯する頻度は?
  2. 掛け布団を自宅で洗濯する方法
  3. 掛け布団をコインランドリーで洗濯する場合
  4. 掛け布団を洗濯してくれるサービスを利用しよう
  5. 掛け布団の洗濯に関するよくある質問

この記事を読むことで、掛け布団を洗濯すべき理由や洗濯する際の注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.掛け布団を洗濯する頻度は?

まずは、掛け布団を洗濯すべき頻度について解説しましょう。

1-1.掛け布団には目に見えない汚れがたくさん

掛け布団には布団カバーをしている人がほとんどだと思うので、目に見える汚れはついていないように感じるでしょう。しかし、実は掛け布団には、目に見えない汚れがたくさんついていいるのです。私たちは寝ている間に汗をかきます。その汗が原因で掛け布団に湿気がたまり、ダニやカビが繁殖しやすくなっているのです。さらに、髪の毛や皮脂・フケなどが栄養源になり、ダニやカビは増殖していきます。放置するとアレルギーを引き起こす原因になるため、定期的に洗濯することが望ましいのです。

1-2.半年~1年に1回は洗濯を

掛け布団を洗濯する頻度は、半年~1年に1回程度が理想です。布団カバーをしていて直接肌に触れることはないため、頻繁な洗濯は必要ありません。夏布団から冬布団へ、冬布団から夏布団に衣替えするタイミングで洗濯するとよいでしょう。

2.掛け布団を自宅で洗濯する方法

掛け布団を自宅で洗濯する方法について、手順や注意点などをご紹介します。

2-1.洗濯前に確認すべきこと

掛け布団を洗濯する前に、確認すべきことがいくつかあります。まずは、掛け布団の洗濯表示を確認しましょう。手洗いマークまたは洗濯機マークがついていれば自宅で洗うことができますが、そうでないものは自宅で洗うと傷めてしまう原因になります。クリーニングに出す必要があるため、注意してください。また、自宅の洗濯機に入る大きさかどうかの確認も必要です。無理やり詰め込むと傷みの原因や洗濯機が故障する原因になるため、余裕があるかチェックしておきましょう。

2-2.洗濯機で洗う手順

掛け布団の短い辺を3つ折りにし、縦長の状態にしてくるくる巻いてから洗濯ネットに入れましょう。事前に洗濯槽の中に水をためておき、洗剤を溶かしておいてください。布団を入れてから洗剤をかけるとムラになってしまいます。ドライコースか手洗いコースで洗濯機を回し、脱水は短めに設定しましょう。風通しのよい場所で外干ししてしっかり乾かしてください。

2-3.洗濯機に入らない場合は浴槽で踏み洗いを

洗濯機に入らない場合や洗濯機で洗えない場合は、浴槽で踏み洗いしましょう。浴槽にぬるま湯をためて洗剤を溶かし、足で踏みながら洗います。ぬるま湯を取り換え、同じ要領で踏み洗いして2~3回すすぐと泡が出なくなるはずです。浴槽のふちに布団をかけて水切りをしてから干しましょう。

3.掛け布団をコインランドリーで洗濯する場合

自宅の洗濯機に掛け布団が入らない場合は、コインランドリーで洗濯する方法もあります。

3-1.9割が布団で埋まるサイズの洗濯機を選ぶ

コインランドリーにはさまざまなサイズの洗濯機がありますが、掛け布団を入れたとき9割が埋まる大きさのものを選びましょう。大きすぎる洗濯機だと中で布団が動きすぎて止まってしまう可能性があります。逆に、小さすぎる洗濯機に無理やり詰め込むと型崩れの原因になるので注意してください。

3-2.丸めてひもで縛って入れる

掛け布団をくるくる丸めてひもで縛ってから洗濯機に入れましょう。大きめの布団は2~3か所縛るのがおすすめです。こうすることで、中の綿が偏るのを防ぐことができます。ひもは溶けたり切れたりする心配がない綿素材のものを使うとよいでしょう。

3-3.1時間は乾燥機にかける

最低でも1時間は乾燥機にかけるようにしましょう。表面が乾いていても、中の綿が生乾きだとカビが生える原因になります。乾燥時間を短くしたい場合は、家に持ち帰ってからしっかり外干ししましょう。

4.掛け布団を洗濯してくれるサービスを利用しよう

掛け布団のクリーニングサービスを利用する方法もあります。「自宅で洗濯できない」「洗濯したい掛け布団が多数ある」という場合などにチェックしてみるとよいでしょう。

4-1.リネット

リネットは布団の宅配クリーニング最大手といわれている業者です。インターネットで簡単に申し込みができる手軽さやクリーニング品質のよさ・料金の安さから、多くの人が利用しています。申し込みから仕上がりまで最短2日というスピーディーさも魅力です。会員になると割引サービスも受けられるため、ぜひチェックしてみてください。

4-2.フレスコ

羽毛布団の高品質なクリーニングが売りのフレスコは、全国に工場があるため迅速な対応をしてもらえるのが魅力です。インターネットで申し込むと宅配キットが送られてくるため、簡単に利用できます。布団メーカーとしての技術も持ち合わせているため、洗濯不可の羽毛布団もしっかり水洗いしてもらうことが可能です。

4-3.リナビス

リナビスは、創業50年以上の歴史を持つ布団の宅配クリーニング業者です。布団を丸ごと水洗いしているため、アレルゲン物質もきれいに落とします。クリーニング後の無料保管サービスも提供しており、最長9か月間、万全に湿度管理された倉庫で保管してもらえるのも魅力です。

4-4.プロケア

プロケアは埼玉県のクリーニング店が運営する全国対応の宅配クリーニングサービスです。環境にやさしいオゾン水を使って丸洗いしているため、安心して依頼できるのが魅力となっています。申し込みから仕上がりまでのスピードが速いのも、プロケアの特徴です。

4-5.しももとクリーニング

しももとクリーニングでは、無添加石けんを使って布団を丸洗いしています。肌が弱い人でも安心して任せられるでしょう。料金は1枚8,800円~と、業界でもトップクラスの安さが特徴です。布団のレンタルコースもあるため、「クリーニングに出している間、替えの布団がない」という心配もありません。

5.掛け布団の洗濯に関するよくある質問

「掛け布団を洗濯したい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.掛け布団を布団乾燥機にかけていれば洗濯する必要はありませんか?
A.定期的に布団乾燥機を使用していれば、洗濯するのは数年に1回で十分でしょう。ただし、飲み物などをこぼしてしまったときや、子供がおねしょをしてしまったときなどは、洗濯が必要です。

Q.洗濯後の掛け布団をできるだけ早く乾かすためには、どのようにして干せばよいでしょうか?
A.2本の物干し竿(ざお)を使い、M字型になるように干すのがおすすめです。風のとおり道ができ、乾きやすくなります。

Q.布団のクリーニングをプロに依頼するメリットを教えてください。
A.自分で布団を持ち運ぶ必要がない・専門の技術を使って洗ってもらえる・布団を保管してもらえる場合もあるなどがメリットです。

Q.布団を陰干しできないのですが、どうすればよいでしょうか?
A.上から布で覆い、直射日光による色落ちを防ぐ方法がおすすめです。

Q.掛け布団のクリーニングを業者に依頼した場合、費用はどのくらいかかりますか?
A.1枚につき10,000円前後が相場です。

まとめ

掛け布団を洗濯する頻度や洗濯する方法・おすすめのクリーニングサービスなどを詳しくご紹介しました。掛け布団は半年~1年に1回は洗濯し、清潔な状態にしておきたいものです。自宅で洗濯できない場合は、コインランドリーや業者のクリーニングサービスを利用する方法もあります。ぜひこの記事を参考に、ベストな洗濯方法を見つけてください。