「キッチンマットの必要性について悩んでいる」という人は多いでしょう。ものを持ちすぎない「シンプルな暮らし」が注目されている今の時代、キッチンマットを使わない家庭も増えてきています。キッチンマットはキッチンでの作業を楽にするためのアイテムですが、ないと本当に困るのでしょうか。

この記事では、キッチンマットの役割や必要性・代用品としておすすめのアイテムなどを詳しくご紹介しましょう。

  1. キッチンマットの役割3つ
  2. キッチンマットは必要なのか?
  3. キッチンマットのお手入れ方法を紹介
  4. キッチンマットの代用品として使えるアイテム
  5. キッチンマットの必要性に関するよくある質問

この記事を読むことで、キッチンマットのメリット・デメリットや、簡単なお手入れ方法などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.キッチンマットの役割3つ

まずは、キッチンマットの役割について解説しましょう。

1-1.床の汚れを防ぐ

キッチンマットの役割の一つは、汚れが床に付着するのを防ぐことです。料理を1回しただけでも、たくさんの汚れが床に飛び散ります。その汚れを足の裏で踏んで歩くことにより、汚れは広範囲に広がってしまうのです。油はねや水はねの汚れが混ざり合い、そこにホコリが付着して、落とすために丁寧な掃除が必要になってしまいます。キッチンマットを使用していれば、飛び散った汚れを吸着してくれるため、床が汚れることはありません。

1-2.床からの冷えを軽減する

キッチンマットには、床からの冷えを軽減する役割もあります。キッチンマットを敷いている状態と敷いていない状態では、足の裏から伝わる冷たさに大きな違いがあるのです。キッチンマットなしで長時間立っていると体全体に冷えが広がり、血行不良の原因にもなるでしょう。

1-3.ものを落としたときの衝撃を吸収する

キッチンでの作業中にものを落としてしまったときも、キッチンマットがクッションになって衝撃を吸収してくれます。キッチンマットを敷いていれば、食器を落としても割れにくい・床に傷が付かない・階下に衝撃音が響きにくいなどのメリットがあるでしょう。

2.キッチンマットは必要なのか?

キッチンマットの必要性について考えるために、必要派と不要派それぞれの意見をまとめてみました。

2-1.必要派の意見

「キッチンマットが床を汚れや傷から守ってくれる効果は大きい」というのが、必要派の意見です。キッチンマットを使用しなかった場合、床に傷が増え、こまめな掃除が必要になってしまいます。キッチンマットは汚れたら洗濯すればよいため、キッチンの清潔感を保つことができるのです。頻繁に床の拭き掃除をする手間に比べて、キッチンマットを洗濯する手間のほうが楽、と必要派の人たちは考えています。

2-2.不要派の意見

「キッチンマットは不要」と考える人たちも少なくありません。その理由には、「こまめに洗濯するのが面倒」「敷くとキッチンのすっきり感がなくなる」「生活感が出てしまう」などがあります。お手入れの問題は考え方の違いによりますが、見た目の問題は確かに重要です。せっかく好みのデザインのキッチンを選んだにもかかわらず、キッチンマットを敷くことで好みの雰囲気から遠ざかってしまうのは残念なことでしょう。

3.キッチンマットのお手入れ方法を紹介

キッチンマットのお手入れ方法についてご紹介しましょう。

3-1.掃除機でゴミを取ってから洗濯機へ

キッチンマットを洗濯気に入れる前に、掃除機でゴミやホコリを取り除きましょう。ゴミやホコリを取り除いたら、洗濯ネットに入れて通常どおり洗濯します。目立つ汚れが付着している場合は、あらかじめ手洗いをして汚れをある程度落としてから洗濯機に入れるのがおすすめです。洗濯後はしっかり乾かしましょう。

3-2.直接水拭きする

こまめな洗濯が面倒であれば、水拭きできるタイプのキッチンマットを選ぶとよいでしょう。汚れたらすぐ水拭きすることで、常に清潔な状態にしておくことができます。洗濯して乾かすという手間が省けるため、お手入れが格段に楽になるでしょう。

4.キッチンマットの代用品として使えるアイテム

キッチンマットがなくても、代用品として使えるアイテムもあります。

4-1.バスマットや玄関マット

バスマットや玄関マットは、キッチンマットの代わりとして使用できます。「ちょうどよいサイズのキッチンマットが見つからない」というときなども、小さめバスマットや玄関マットを複数枚並べて使うとよいでしょう。ただし、滑り止めが付いていないものを使うと転倒する可能性があるため、注意してください。

4-2.レジャーシート

レジャーシートをキッチンマットの代用品として使用するアイデアもあります。水をはじく素材のものが多いため、汚れたらすぐ水拭きすることが可能です。敷くだけではすぐずれてしまうので養生テープなどで固定しておくとよいでしょう。

4-3.バスタオル

バスタオルも吸水性があるため、キッチンマットの代わりになります。使い古しのバスタオルを捨てずに取っておき、キッチンに敷いて使うとよいでしょう。気軽に洗濯ができるため、汚れてもさほど気にならないはずです。

4-4.新聞紙

揚げ物をするときだけ、新聞紙を床に敷く方法もおすすめです。油は思った以上に遠くまで飛び跳ねるため、広範囲にわたって新聞紙を敷き詰めましょう。使い捨てなので常に清潔なキッチンを維持できます。

5.キッチンマットの必要性に関するよくある質問

「キッチンマットの必要性について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.キッチンマットの汚れを放置するとどうなりますか?
A.カビやダニが発生し、不衛生な状態になる可能性があるでしょう。

Q.賃貸物件の場合はキッチンマットを敷いたほうがよいと聞きましたが、本当ですか?
A.できれば敷いたほうがよいでしょう。床に傷や落ちない汚れが付くと原状回復費用を負担しなければならない場合もあります。

Q.キッチンマットはどのくらいの頻度で洗濯すべきですか?
A.目立つ汚れが付いてしまったときはその都度洗うべきですが、そうでなくても2週間に1回は洗濯するのが望ましいでしょう。

Q.  キッチンマットを選ぶ際のポイントを教えてください。
A.キッチンの雰囲気に合ったデザインか・キッチンの広さに合ったサイズか・お手入れがしやすい素材かなどをポイントに選ぶとよいでしょう。

Q.床の油汚れを落とす効果的な方法は何ですか?
A.油汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の性質を持つ重曹を使うときれいに落ちます。重曹を水に溶かして重曹スプレーを作り、油汚れに吹きかけながら拭き掃除しましょう。仕上げに水拭きと乾(から)拭きをしてください。

まとめ

キッチンマットの役割や必要性・お手入れ方法などを詳しくご紹介しました。キッチンマットが必要か不要かは、人それぞれの考え方によるでしょう。敷いたとき・敷かないときのメリットとデメリットを知った上で、どちらが自分にとってメリットが大きいか考えてみてください。