「玄関の汚れが気になるので掃除したいが、なるべく簡単にできる方法を知りたい」とお考えではありませんか? 玄関は家の顔となる場所ですから、いつもキレイに掃除しておきたいですよね。しかし、多忙などの理由で十分な掃除時間を確保できないこともあるでしょう。時間を有効に使うためにも、なるべく簡単に玄関を掃除する方法を知りたいですよね。

そこで今回は、玄関の掃除について詳しく解説します。

  1. 玄関に付く汚れの種類は?
  2. 玄関の掃除に役立つアイテム
  3. 玄関をキレイに掃除する方法
  4. 玄関を効率よく掃除するポイント
  5. 玄関の汚れを防止するアイデア
  6. 玄関の掃除に関するよくある質問

この記事を読むことで、玄関をキレイに掃除するポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.玄関に付く汚れの種類は?

最初に、玄関に付く汚れの種類について見ていきましょう。

1-1.砂ボコリ・土ボコリ

玄関には、開け閉めするたびに大量の砂ボコリや土ボコリが舞い込みます。特に、空気が乾燥して風が強い日は、玄関のたたき一面を埋めてしまうことがあるほどです。砂ボコリや土ボコリは、湿気を含むと固まってこびり付きやすくなります。玄関の隅などにたまりやすいので、こまめに除去することが大切です。

1-2.花粉

春先など花粉が多い時期になると、玄関にも大量に花粉が舞い込みます。ハウスダストだと思っていたら、実は花粉だったということも多いでしょう。雨が上がった後は、花粉の飛散量が特に多くなります。靴箱の上などがうっすら白くなっていたり目のかゆみ・鼻水・くしゃみが頻繁に出たりするようなら、花粉の飛来を疑いましょう。特に、家の周辺に自然が多い地域は、玄関の花粉対策が必要です。

1-3.手あか

玄関ドアや靴箱の引き手には、手あかが付着します。手あかは油分を含んでいて、ベタベタとしており、蓄積してしまうとなかなかに厄介です。付着したばかりは白っぽく見えますが、放置すると灰色っぽく変化します。ハウスダストなどと混ざると固形化し、雑菌やカビの温床になりやすいので注意しましょう。

1-4.カビ

玄関には、カビも発生します。特に、気温が高い季節に雨が続いて湿気が多くなると、繁殖しやすくなるので注意しましょう。靴箱の中など、湿気がこもりやすい場所は特に気を付けてください。1日履いた靴をそのまま靴箱に収納するのは厳禁です。気が付くと、靴がカビに覆われ、ボロボロになってしまうこともあるでしょう。靴箱の内壁がカビでびっしり覆われることもあります。

1-5.そのほかにも多くの汚れやゴミがたまる

玄関には、そのほかにも多くの汚れやゴミがたまります。主なものは、以下をご覧ください。

  • 落ち葉
  • 昆虫の死がい
  • 髪の毛
  • ペットの抜け毛
  • ハウスダスト

また、台風や大雨などで玄関に浸水した場合などは、汚泥が流れ込んで強烈な臭いと共にしつこい汚れが付着することがあります。

2.玄関の掃除に役立つアイテム

玄関の掃除に役立つアイテムを5つご紹介します。

2-1.フロアーワイパー

玄関の掃除には、フロアーワイパーが大活躍します。フロアーワイパーを使用すれば、ぞうきんで拭くより少ない労力で掃除できて便利です。玄関の天井や壁、靴箱の下部などのすき間掃除にも対応できます。汚れの種類によってウェットシートとドライシートを使い分けると、さらに効率が上がるでしょう。

2-2.ハンディータイプの掃除機

玄関の細かな砂ボコリや土ボコリを素早く除去するには、ハンディータイプの掃除機があると便利です。ハンディータイプの掃除機があれば、ゴミやハウスダストなどの汚れを素早く除去できます。少ない労力で効率よく掃除できるので、忙しいときにも助かることでしょう。充電式のものなら、より使い勝手がよくて便利です。

2-3.ハンディータイプのほうきとちり取り

ハンディータイプのほうきとちり取りがあると、何かと重宝するでしょう。たとえば、靴箱など上や中などの掃除に役立ちます。一般的なサイズのほうきでは掃除しにくい場所でも、ハンディータイプのものなら問題なく使えることでしょう。さらに、ほうきをちり取りにセットして保管できるものなら、コンパクトに収納できるのでおすすめです。

2-4.古新聞紙

玄関の掃除には、古新聞紙も役立ちます。たとえば、雨の日に履いた靴を一時的に乗せておくのに便利です。また、丸めて靴の中に入れておけば湿気を取る効果が期待できます。古新聞紙は使用後そのまま捨てることができるので、お手入れの手間がかからない点も大きなメリットです。

2-5.重曹

玄関の掃除には、重曹が活躍します。たとえば、ドアノブや靴箱の引き手部分に付着した手あか掃除に効果的です。また、重曹には消臭効果があるので、嫌な臭いを消すのにも役立ちます。重曹は安全性が高いことから、小さな子どもがいる家庭でも安心して使うことが可能です。100均ショップでも入手しやすいので、チェックしてみてください。

3.玄関をキレイに掃除する方法

玄関をキレイに掃除する方法を手順に沿って解説します。

3-1.不用品を片付ける

最初に、不用品を片付けましょう。不用品があると掃除がしづらくなります。普段履く靴も、一時的にどけてスムーズに掃除ができるようにしてください。時間がない、面倒くさいという理由で片付けないほうが、作業効率が下がってしまいます。なお、以下のような靴は保管しても意味がないので、処分するとよいでしょう。

  • 汚れや傷みがひどい
  • サイズアウトした
  • デザインの好みが変わった

そのほか、玄関に意味なく飾ってある雑貨なども処分することをおすすめします。

3-2.ドアノブなどの手あかを拭き取る

ドアノブや靴箱の持ち手など、手がよく触れる部分の手あかを拭き取りましょう。手あかの掃除には、重曹水(水200ccに重曹大さじ1をよく溶かす)が活躍します。重曹水をスプレー容器に入れ、手あかが気になる部分にスプレーしてぞうきんなどで拭き取りましょう。固まった手あかは、キッチンペーパーに重曹水をたっぷりスプレーしたもので覆い、食品用ラップをかぶせて20分程度放置してからから拭き取るとスッキリ落ちます。最後に、水拭きとから拭きで仕上げてください。

3-3.目立つゴミを取り除く

玄関を上から下まで目視し、目立つゴミを取り除きましょう。目立つゴミを取り除くだけでも、玄関がスッキリ見えることが分かるはずです。ハンディータイプの掃除機を使えば、より効率よく掃除できるでしょう。ただし、落ち葉や紙くずなど、ゴミの大きさや種類によっては手で直接取り除いたほうが早いものもあるので、状況に応じて掃除方法を使い分けてください。

3-4.細かな汚れを隅々まで取り除く

目立つゴミを除去したら、細かな汚れを隅々まで取り除きましょう。フロアーワイパーを使うと、3-2で除去できなかった汚れもキレイに拭き取ることができます。靴箱の上や玄関の上り口なども、しっかりチェックして掃除しましょう。大体の汚れは、ここまでの段階でキレイになります、なお、平日など仕事などで忙しいときは、この時点で掃除を終了し、片付けに入っても構いません。

3-5.時間に余裕があればたたきを水拭き・から拭きする

玄関のゴミや汚れを大体取り除いた後、時間がに余裕があるときはたたきを水拭きしましょう。水拭きすることで、こびり付いた汚れもスッキリします。ウェットタイプの掃除シートとフロアーワイパーを組み合わせることで、最低限の労力にて掃除できるでしょう。たたきを水拭きすると、びっくりするほど汚れていることが分かります。汚れが落ちたら、ドライタイプの掃除シートに交換して水分を拭き取っておきましょう。掃除が完了したら、靴など必要最低限のものを元に戻してください。

4.玄関を効率よく掃除するポイント

玄関を効率よく相似するために必要なポイントを確認しておきましょう。

4-1.上から下に向かって掃除する

玄関は、上から下に向かって掃除しましょう。ハウスダストなどの汚れは、上から下に落下するため、上から掃除したほうが効率よく作業が進みます。天井や壁などの上部から始め、最後に玄関のたたきなどの下部を掃除すれば二度手間になりません。なお、玄関の上部を掃除するときは、落下した汚れをかぶらないように気を付けてください。

4-2.掃除時間を決めて効率よく進める

玄関の掃除は、時間を決めて効率よく進めるように心がけましょう。掃除を始める前に手順や所要時間を決めて、時間内に終わるようにするのです。限られた時間で集中して取り組むように心がければ、自然とテキパキと動くことができて時短につながります。慣れてくると、より効率的な掃除方法を見つかることでしょう。

4-3.完璧を目指さなくてもよい

玄関の掃除は、完璧を目指さなくて構いません。汚れが気になったときにこまめに掃除すれば、完璧な状態といえなくても快適な玄関を維持することができます。玄関は、たとえ完璧に掃除したとしても、人が出入りする場所である以上、すぐ汚れが発生するものです。玄関の掃除に手間や時間をかけ過ぎると、かえって挫折することもあるので気を付けましょう。

4-4.消臭対策も忘れないこと

玄関を掃除するときは、消臭対策も忘れずに行っておきましょう。特に、靴箱は嫌な臭いが発生しがちです。靴箱の臭い対策には、重曹を活用することをおすすめします。ジャムなどの空き瓶やプラスチック製食品保存容器などに重曹を入れ、ふたを取った状態で靴箱に入れておきましょう。独特の嫌な臭いを吸着してくれるだけでなく、除湿効果も期待できて一石二鳥です。

5.玄関の汚れを防止するアイデア

玄関の汚れを防止するアイデアをいくつかご紹介しましょう。

5-1.雨の日は古新聞紙の上で靴を脱ぐ

雨の日は、玄関に古新聞紙を敷いた上で靴を脱ぐとよいでしょう。雨の日は、玄関が特に汚れやすくなります。しかし、古新聞紙を敷いた上靴を脱げば、雨水や土汚れなどが玄関に付着するのを防ぐことが可能です。古新聞紙なら、汚れた後そのまま捨てるだけで簡単に始末できるのもメリットといえます。

5-2.玄関に入る前に汚れを払う

玄関に入る前に、靴や洋服の汚れを払うようにしましょう。汚れを払って入ることで、玄関に持ち込まずに済みます。特に、花粉対策に効果的です。家族に花粉症の人がいるのなら、気遣いの点からも気を付けるようにしてください。靴底の汚れも、なるべく拭き取っておくとよいでしょう。ティッシュペーパーなどでぬぐうだけでも随分違います。

5-3.靴は汚れや湿気を取り除いてから収納する

靴を靴箱に収納するときは、汚れや湿気を取り除いてからにしてください。1日履いた靴には、多くの汚れが付着しています。また、汗による湿気もこもっていることでしょう。まずは、靴の汚れを落としてください。ひどく汚れていなければ、靴ブラシでサッと払うだけでも構いません。靴底も忘れずにチェックして、キレイにしておきましょう。靴の汚れが落ちたら新聞紙を丸めて靴の中に入れ、玄関の隅に1日放置し除湿してから収納してください。

5-4.余分なものを置かない

玄関には、余分なものを置かないようにしましょう。余分なものを置くと掃除しづらくなります。また、ものとものの間などに汚れがたまりやすくなるのもデメリットです。玄関には、必要最低限のものだけを出しておき、残りは不用品として処分するか適切な場所に収納してください。玄関がスッキリ片付き、汚れがたまりにくくて掃除も簡単にできるようになります。

6.玄関の掃除に関するよくある質問

最後に、玄関の掃除に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.玄関を掃除しておくとどんなメリットがある?
A.以下のようなメリットがあります。

  • いつもきちんとしている家という印象になる
  • 雑菌やカビの繁殖を抑えることができて衛生的
  • 毎日気持ちよく出発・帰宅できる
  • 急な来客にも慌てずに済む
  • 余計なものにつまずいてケガをするリスクが減る
  • 玄関の素材が長持ちする

Q.玄関の掃除を行う時間帯はいつがよい?
A.朝がおすすめです。朝に掃除すれば、適度な運動になって心身が目覚めやすく、1日を気持ちよく始めることができます。ただし、仕事の準備などで忙しい場合は帰宅後でもよいでしょう。夜に掃除すれば、朝ゆっくりできるのがメリットです。

Q.玄関の掃除を毎日続けるコツは?
A.なるべく簡単な方法で掃除することと、義務感を覚えないことがコツです。また、自分が使いやすい掃除道具を用意し、カレンダーに印を付けて成果を目に見えるようにすると、やる気を維持しやすくなります。

Q.玄関に小さな虫が大量に入り込んでしまう原因は?
A.玄関ドアを開けたままにしている、玄関ドアにすき間ができているなどの理由が考えられます。また、家の周辺に草木が多かったり池があったりすると小さな虫が繁殖して、家の中に入り込みやすくなるでしょう。

Q.高齢で玄関の掃除を自分でするのが大変なのですが?
A.たとえば、ハウスクリーニング業者に依頼して掃除してもらうこともできます。プロの手でいったんキレイに掃除してもらえば、自分で掃除するのが楽になるのでおすすめです。予算に余裕があれば、定期的に掃除してもらうことで玄関をいつもキレイな状態に維持できます。

まとめ

今回は、玄関の掃除について詳しく解説しました。玄関には、砂ボコリや土ボコリのほかにも、さまざまな汚れが付着します。まずは、どんな場所にどんな汚れが付きやすいのを知り、それぞれに合った方法で掃除をすることが大切です。なお、玄関の掃除を簡単にするためには、余分なものを片付ける、便利グッズを活用するなどの方法があります。玄関をいつでもキレイにし、気持ちよく使えるようにするためにも、この記事を参考に掃除してみてください。