カーペットの掃除方法に悩んでいる人はいませんか? カーペットは短い毛足のものでも畳やフローリングの床よりゴミが絡まりやすく、キレイにするにはコツが必要です。また、カーペットをよりキレイにするには、丸洗いしてもいいでしょう。

今回は、カーペットの掃除方法や丸洗いをする方法などを紹介します。

  1. カーペットの汚れや掃除の必要性
  2. カーペットの普段の掃除方法
  3. カーペットを丸洗いする方法
  4. カーペットのクリーニングを業者に頼む方法とメリット

この記事を読めば、プロにクリーニングを頼むメリットや条件も分かるでしょう。カーペットの汚れが気になっている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.カーペットの汚れや掃除の必要性

はじめに、カーペットにつきやすい汚れや掃除の必要性を紹介します。

1-1.カーペットはホコリや髪の毛が絡まりやすい

カーペットにつく汚れといえば、ホコリや髪の毛です。毛足が長いカーペットはもちろんのこと、短い毛足のものでも掃除が不十分だと、ホコリや髪の毛が絡んでしまいます。一度カーペット一面にホコリや髪の毛が絡んでしまうと、掃除が大変です。

1-2.粉や液体の汚れがつくこともある

しょうゆやインク・コーヒーなどの液体や、食べもののカスをはじめとする粉状の汚れ、クレヨンや口紅などの固形の汚れがつくこともあります。これらの汚れは、時間がたつほど落とすのが難しくなるでしょう。

1-3.汚れを放置しておくとダニが発生する可能性がある

カーペットの汚れを放置しておくと、汚れをエサにダニが発生することもあります。ダニが繁殖するとその死骸がハウスダストアレルギーを引き起こす可能性もあるでしょう。ですから、カーペットはこまめに掃除する必要があります。

2.カーペットの普段の掃除方法

この項では、毎日行えるカーペットの掃除方法を紹介します。

2-1.基本の掃除は掃除機で

普段のカーペットの掃除は、掃除機で行いましょう。毛並みに逆らって掃除機をかけることで、毛足の奥の汚れまで吸い取ることができます。また、掃除機は押すのではなく引きましょう。ヘッドの全面をカーペットに押しつけ、力を入れずに軽く引くのがホコリや髪の毛をキレイに吸い取るコツです。

2-2.コロコロは時間がないときに重宝する

粘着テープクリーナー、通称コロコロは時間がないときや、目立つホコリがあるときにサッとかけることができる便利なものです。また、粉ものをカーペットにこぼしたときも、コロコロでさっと掃除することができるので、1つは持っておきましょう。ただし、コロコロだけではカーペットの奥まで入り込んだ汚れをとることはできません。あくまでも、補助的な掃除用具として使いましょう。

2-3.こびりついた汚れはお湯と中性洗剤で落とす

カーペットの繊維にこびりついてしまった汚れは、お湯と中性洗剤で落としましょう。中性洗剤を少量とかしたお湯に掃除用のスポンジをひたして硬く絞り、カーペットの目に逆らうようにこすっていきます。中性洗剤は油汚れも落とせるので、ついたばかりの汚れほど落としやすいでしょう。汚れが落ちたら、お湯で硬く絞ったぞうきんで再度拭いて洗剤を落としてください。

2-4.血液の汚れはオキシドールが効果的

カーペットにつきやすく、落としやすい汚れの1つに血液があります。血液がついたら消毒薬でもあるオキシドールをかけて叩くように拭くときれいに取れるでしょう。ただし、汚れがついて時間がたつほど取れにくくなるので、ついたらすぐにオキシドールで拭くことが大切です。

2-5.しみは叩いて落とす

しょうゆやコーヒー、油分を含んだタレなど色の濃いものがカーペットに落ちるとしみになってしまいます。この場合、ウエスやキッチンペーパーを中性洗剤を溶かした水に浸してしみの上に置き、優しく叩いてしみを移しましょう。お湯を使うとしみの成分が固まってしまいます。染みが薄くなったら、30度程度のぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものであらためて染みを拭き、最後にただのお湯で洗剤を落としましょう。

3.カーペットを丸洗いする方法

この項では、カーペットを丸洗いする方法やメリットを紹介します。

3-1.カーペットの丸洗いがおすすめのとき

カーペットが以下のような状態になったときは、丸洗いがおすすめです。

  • カーペット全体に汚れがつき、色がくすんできた
  • カーペットに臭いがついて気になる

できれば、数か月に1度はカーペットを洗濯するといつでもキレイなカーペットを使えます。

3-2.丸洗いできるカーペットの特徴

カーペットのタグを見て、手洗いや洗濯機洗いの表示がついている場合は丸洗いできます。水洗い不可の表示がついているカーペットや、裏地が硬いカーペットは水洗いできないので注意しましょう。また、2畳以上ある大きなカーペットも家庭では丸洗いが大変なので、プロに任せましょう。

3-3.カーペットの丸洗いはコインランドリーがおすすめ

カーペットの丸洗いは家庭用の洗濯機や、浴槽でふみ洗いをしてもできます。しかし、家庭用の洗濯機では0.5程度の小さなカーペットを洗うのがせいぜいです。

また、浴槽でふみ洗いすると脱水や乾燥が大変になります。ですから、カーペットの丸洗いはコインランドリーがおすすめです。コインランドリーならば、最大で2畳までのカーペットを洗濯・乾燥することができます。

値段は洗濯・乾燥含めて1,000~1,500円ほどです。1時間半もあれば乾燥までできるので、洗濯機で丸洗いできるカーペットは、ぜひコインランドリーに持ち込みましょう。なお、手洗い専用のカーペットも、乾燥だけをコインランドリーで行えば30~40分で乾きます。

4.カーペットのクリーニングを業者に頼む方法とメリット

2畳以上の大きなカーペットは自宅で丸洗いするのが難しいため、クリーニング店にクリーニングを依頼するか、ハウスクリーニング業者に清掃を頼みましょう。ペルシャじゅうたんや中国のだんつうなど高価なカーペットは小さくてもクリーニング店に依頼するのがおすすめです。業者によっては配送サービスも行っているので、重いじゅうたんを店舗まで持っていく必要はありません。クリーニング代金は、数千円~3万円程度が相場です。

一方、部屋一面に敷いてあるカーペットなどは、ハウスクリーニング業者にクリーニングを依頼しましょう。ダスキンなどでは、専用の機械を使って敷いたまま洗ったのと同じような状態まできれいにしてくれます。費用は、1㎡あたり数千円が相場です。

まとめ

今回は、カーペットの掃除方法について解説しました。普段の掃除ならば、掃除機をかけるだけで十分ですが、数か月に1度は丸洗いすると、ダニの発生まで抑えることができます。小さい子どもがいてはだしでカーペットを歩く機会が多い場合や、ペットがいるご家庭はぜひ、定期的に丸洗いしましょう。