髪の毛がつまって流れない!? 排水溝のつまりを治す4つのこと!

お風呂に入っていたら排水溝が髪の毛でつまってしまい水が流れなくなった、という経験をしている方は意外と多いようです。水が流れなくなると体や頭を洗えなくなり、日常生活に大きな支障をきたします。ですから、できる限り早くつまりを解消し、予防を行うことが必要です。そこで、今回は排水溝のつまりに関する基礎知識をご紹介します。

  1. 排水溝の髪の毛について
  2. 排水溝の髪の毛の掃除方法
  3. 排水溝の髪の毛の予防方法
  4. 排水溝と髪の毛に関するQ&A

この記事を読むことで、髪の毛による排水溝のつまりを解消することが可能です。簡単な予防方法についてもご紹介しますので、ぜひお見逃しなく!

1.排水溝の髪の毛について

まずは排水溝と髪の毛の関係性について学んでいきましょう。

1-1.なぜ、排水溝に髪が毛がたまるの?

性別や年齢によって差はありますが、人の髪の毛は1日に平均して50~100本ほど抜け落ちるのが一般的です。その中でも、洗髪時の抜け毛が最も多く、15~50本ほども抜け落ちると言われています。これだけ抜けていれば、排水溝に髪の毛がたまってしまうのは当然ですよね。特に、女性は髪が長いので、男性に比べて排水溝にたまりやすく、しかも絡まってへばりつく確率も高くなります。そのため、髪の毛による排水溝トラブルは男性に比べて女性に多いようです。

1-2.排水溝を掃除せずに放っておくとどうなるの?

1-2-1.配水管がつまる

一番厄介なのが排水溝のつまりです。排水管はS字型やP字型の構造をしており、カーブ部分には常に水がたまるようになっています。これは、下水からネズミやゴキブリなど害獣・害虫を侵入させないようにするための構造です。しかし、水がたまる構造になっているがゆえに、カーブ部分にはゴミや汚れがたまりやすくなります。中でも、髪の毛はカーブ部分に入ると下まで流れ落ちずに残ってしまうことが多いのです。1日に1本だとしても、1年もたてば365本にもなります。特に、長い髪は排水管に残りやすいので、女性の方は気をつけるようにしましょう。

1-2-2.不衛生・悪臭

皮脂や垢(あか)、髪の毛などの汚れを放置していると雑菌が繁殖して悪臭を放つようになります。せっかくリラックスしようと湯船につかっていたら、ぷーんと嫌な臭いが漂ってきては台無しですよね。何よりも、お風呂は体を清潔にする場所ですから、雑菌の繁殖は困ってしまいます。

2.排水溝の髪の毛の掃除方法

排水溝につまった髪の毛は、専門知識がなくても掃除することは可能です。どのように除去すればいいのか、基本方法をご紹介します。

2-1.使う道具

  • パイプ用洗浄剤
  • ワイヤー式パイプクリーナー
  • ラバーカップ

最近は排水溝に流すだけで髪の毛を溶かしてしまう洗剤が販売されています。ほとんどのケースなら洗浄剤だけでも問題ないでしょう。ワイヤー式パイプクリーナーは3~5メートルほどのワイヤーの先にらせん状の突起がついており、ここに髪の毛をひっかけて書き出す道具です。洗剤を使わないので配水管や環境にも優しいですし、長期的にみると経済的と言えます。ラバーカップは上記の2つの方法でもつまりが解消できなかった際に使うとよいでしょう。勢いで流すので、古い配水管などは割れたりひびが入ったりするリスクがあります。使う際には注意しましょう。

2-2.排水溝(排水口・排水管)の掃除方法

2-2-1.洗浄液の場合

洗浄液の使い方は、メーカーにもよりますが直接排水溝に流し入れ、15~30分ほど放置してから水で洗い流すだけです。

2-2-2.ワイヤー式パイプクリーナーの場合

  1. ワイヤーについているネジを緩め、先端を排水溝にゆっくりと入れていきましょう。ワイヤーが入りにくくなったり、進まなくなったりしたら、そこがつまっている箇所です
  2. 排水溝から3~5cmのところにハンドルを合わせてワイヤーのネジを締めましょう
  3. クランクハンドルを回してワイヤーを回転させます
  4. 数回回転させたらワイヤーを引き抜いていきましょう。この際、ワイヤーに雑巾などを当てながら引き抜くことで、ワイヤーの汚れをふき取りながら抜くことができます
  5. ワイヤーの先端に髪の毛が絡みついていれば成功です
  6. 最後に水を流してスムーズに水が流れるか確認したら完了となります

2-2-3.ラバーカップの場合

  1. 水がたまっている状態で排水溝にカップ部分を押し当てます
  2. カップを押しつぶして空気を抜きましょう
  3. ラバーカップを勢いよく引っ張ります。直後に水が勢いよく流れ始めたら成功です

2-3.注意点

まれにS字・P字部分ではなく、さらに奥でつまってしまっていることがあります。また、ネズミの死骸などによってつまっている場合は無理に自分でやろうとすると排水管を壊してしまうかも知れません。洗浄剤が全く効かなかったり、明らかに硬いものが中でつまっていたりする場合は業者に依頼しましょう。

3.排水溝の髪の毛の予防方法

つまったときに適切な対処をすることも大切ですが、最も大切なのはつまらないように予防を行うことです。簡単に予防可能なので、ぜひ取り入れてくださいね。

3-1.髪の毛をためない方法

3-1-1.排水溝用ネット・カゴを取り入れよう

最も簡単な予防方法は排水溝用のゴミ受けネット・カゴを排水溝に設置することです。こうすれば、髪の毛の大半はネットやカゴにキャッチされるので排水溝に髪の毛がたまるのを防いでくれます。特におすすめなのが水が渦を巻く現象を利用して髪の毛を中心にまとめてくれるタイプのものです。中心に集まるので髪の毛がカゴを覆って穴を塞いでしまうことがなく、何よりも髪の毛がまとまるので捨てやすく手入れも簡単にできます。

3-1-2.掃除を定期的に行おう

髪の毛の長さによってつまりやすさは変わるので一概には言えませんが、できれば1~2週間に1度は行うべきです。ネットやカゴについた髪の毛を取り除いてから穴に洗浄剤を流し入れ、少し放置してからシャワーで流しましょう。

3-2.排水管を壊さないように気をつけよう

3-2-1.古い物件は要注意!

築30年以上経過した物件の排水管には鉄製のものが多々あります。鉄はアルカリに強いので、本来はアルカリ性排水管洗浄剤を使っても問題はありません。しかし、経年劣化でもろくなっている状態で強力なアルカリ性の洗浄剤を使うと、穴が開いてしまう可能性があります。さらに、ワイヤー式パイプクリーナーを使用した場合でも、劣化がひどい場合は物理的に穴を開けてしまうことがあり危険です。もちろん、ラバーカップでも同様のリスクがあります。ですので、古い家ではできる限りプロに依頼するようにしましょう。

3-2-2.熱湯は厳禁!

熱湯を使うとぬめりが取れやすいので、つまりの解消には効果が高いことで知られています。しかし、排水管は鋳鉄管であれ塩ビ管であれ、熱湯に耐える設計にはなっていないのが現状です。特に、塩ビ管の耐熱温度は70~80℃なので100℃の熱湯を大量に流すと溶けたり歪んだりしてしまいます。熱湯を使うのはやめましょう。

4.排水溝と髪の毛に関するQ&A

Q.排水溝と排水口の違いを教えてください
A.「排水溝」は主に耕地や道路などの水を排除するための溝(みぞ・どぶ)のことを言います。穴ではありません。一方、「排水口」は不要な水を排出するための穴のことです。つまり、お風呂の排水用の穴を指す場合は「排水口」と呼ぶのが正しいと言えます。しかし、排水溝でも意味は通じるので、大きな問題はないでしょう。

Q.重曹やお酢には効果があるのですか?
A.同量の重曹とお酢の混合液を流し込むと効果があると説明しているサイトがあります。この混合液は、弱アルカリ性である重曹と酸性のお酢を混ぜることによる発泡効果を利用した中性洗剤です。皮脂汚れや水垢(あか)など、幅広い汚れに対応できます。しかし、髪の毛は強アルカリ性に反応して溶けるため、髪の毛によるつまりを解消することはできません。重曹を単体で利用すれば効果があるように思えますが、重曹は弱アルカリ性なので髪の毛を溶かすほどの効果は見込めないでしょう。ただし、皮脂汚れなどであれば十分に効果が見込めます。排水溝のぬめりの除去などに利用するようにしましょう。

Q.髪の毛・皮脂汚れ・死骸以外でつまることはあるのですか?
​A.意外に思われる方も多いと思いますが、浴室に使われるレンガ・タイル・木などの破片が原因となってつまることがあります。このような破片によってつまった場合、一般的な方法では解消することはできません。工事の必要が出てくるので、業者に相談しましょう。

Q.高圧洗浄機で掃除することはできますか?
​A.可能ですが、専用のクリーナーホースを用意しなければいけません。また、家庭用の高圧洗浄機だと威力が低く、効果的に髪の毛を除去できないことがあるのでご注意ください。

Q.酸性の洗浄剤を使っても効果はあるのでしょうか?
​A.髪の毛はアルカリに反応して溶けます。ですので、酸性の洗浄剤を使用しても髪の毛によるつまりを解消することはできません。そのかわり、水垢(あか)や石鹸(けん)カスの除去には効果があります。

まとめ

いかがでしたか? 今回は髪の毛による排水溝つまりの解消法についてご紹介しました。排水溝がつまってしまうと素人にはどうしようもないと慌てがちです。しかし、今回ご紹介したように、適切に対処すれば十分に解消することができます。ただし、築30年以上経過した古い家では排水管が劣化していることが多くリスキーなので、専門家の力を借りるのが無難でしょう。もしもトラブルがおきているようであれば、今回ご紹介した情報をぜひ参考にしてみてくださいね。