汚れやニオイが出てきやすい「便器」はこまめな掃除が大切です。
基本的に毎日掃除をしなければなりません。
便器の汚れを放置すればするほど落ちない汚れになってしまいます。
そこで、便器汚れのタイプやガンコな便器汚れの落とし方、キレイな便器を維持するための方法について説明しましょう。
便器のガンコな汚れで悩んでいる人は必見です。

  1. 便器汚れのタイプ
  2. ガンコな便器汚れの落とし方
  3. キレイな便器を維持するための方法
  4. まとめ

1.便器汚れのタイプ

便器汚れのタイプは主に3つあります。
「黄ばみ」「黒ずみ」「水あか」です。以上、3つの汚れはとてもやっかいなタイプになります。
なかなか落ちない…と悩んでいる人は多いでしょう。
ガンコな汚れを取りのぞくためにもそれぞれの特徴について把握してください。

1-1.尿石が原因でできる「黄ばみ」

便器を使い続けると次第に「黄ばみ」が出てきます。
黄ばみの原因は「尿石」です。
便器についた尿石を放置すると「黄ばみ」となってしまい、ガンコな汚れになります。できれば、黄ばみができる前に尿石を取りのぞかなければなりません。
しかし、いつの間にか黄ばみができてしまうこともあるでしょう。
黄ばみは基本的にアルカリ性です。アルカリ性の汚れは酸性で中和すれば落とすことができます。
ガンコな汚れを落とすには汚れの特性を把握することが大切ですよ。
特性をしっかり把握しておけば、スムーズに汚れを落とすことができます。

1-2.普通の洗剤・漂白剤では落ちない「黒ずみ」

不摂生な見た目になる便器の汚れが「黒ずみ」です。黒ずみの原因はカビになります。カビは水気のある場所にできやすく、取りのぞかない限り繁殖してしまうでしょう。
繁殖すればするほど黒ずみが悪化してしまいます。
黒ずみも黄ばみと同じく、早めに取りのぞかなければなりません。
また、黒ずみは見えるところだけに繁殖しているとは限らないので注意してください。便器の表面だけでなく、表からでは見えないフチの裏側にもできやすい特徴があります。
なかなか見えないフチの裏も注意深くチェックしてくださいね。

1-3.やっかいな汚れになる「水あか」

ヌルヌルとしていて嫌なニオイが発生する汚れが「水あか」です。
水を使う場所ではガンコな汚れになるでしょう。
水あかを放置すればするほどガンコな汚れになります。
ほとんどの水あかは「菌」が原因です。
目に見えない菌が便器に繁殖して水あかになってしまいます。
菌は栄養・湿度・温度の3つで成長するものです。
3つの条件がすべてそろうと菌が繁殖しやすくなり、余計に水あかが悪化します。
トイレは繁殖しやすい環境になっているため、こまめな掃除が大切になるのです。
また、水あかは菌によってできますが、菌は便器の中だけではありません。
水が周囲に飛び散ることもあります。壁や床にも菌がついている可能性はあるのです。つい便器の中にある汚れに注目しがちですが、便器のそとにも菌は繁殖しています。
以上のことを踏まえて、汚れを落としてくださいね。

2.ガンコな便器汚れの落とし方

2-1.研磨剤や酸性洗剤を利用する

ガンコな便器の汚れは普通の洗剤で落とすことができません。
アルカリ性の特性がある黄ばみは「酸性洗剤」で落としていきましょう。
酸性洗剤はアルカリ性の汚れに効果的です。
黄ばみがついている部分に酸性洗剤をつけて数分間放置してください。
そして、トイレ用のブラシで磨いていきます。
ある程度の黄ばみは酸性洗剤で落ちるのでおすすめです。
黒ずみや水あかは研磨剤入りのクレンザーで落としていきましょう。
研磨剤入りのクレンザーを気になる部分に散布してください。
散布した後はティッシュペーパーなどでおおいましょう。
湿布法と言われている方法でガンコな汚れを落とすのには最適です。
30分~1時間ほどそのままにした後、トイレ用ブラシで落としましょう。
ただし、酸性洗剤は人間の害となる塩酸が入っています。
塩酸ガスを吸いすぎるのは非常に危険なので、掃除をするときは「換気」を心がけてくださいね。

2-2.耐水ペーパーを利用する

便器の汚れには研磨剤や酸性洗剤を利用しても落ちないガンコな汚れがあります。
なかなか落ちない場合は“耐水ペーパー”を利用してください。
普通の紙よりもザラザラしている耐水ペーパーは汚れそのものを削り落とす力を持っています。
削り落とす方法になるため、どのような汚れでも落とすことができるのです。
しかし、耐水ペーパーの番号に注意してください。
耐水ペーパーはさまざまな種類があります。
番号が小さいほど目が粗くなるので要注意です。100番の耐水ペーパーは目が粗すぎてしまいます。目が粗い耐水ペーパーを使用すると便器が傷ついてしまうでしょう。
よって、便器のガンコな汚れを落とすには“100番”の耐水ペーパーがおすすめです。

3.キレイな便器を維持するための方法

3-1.トイレ用洗剤で膜を張る

できるだけガンコな汚れとは戦いたくありませんよね。
そこで、黄ばみ・黒ずみ・水あかなどガンコな汚れを未然に防ぐ方法を紹介します。
キレイな便器を維持するためにも「トイレ用洗剤で膜を張る」ことに集中してください。
トイレ用洗剤は便器の上に幕を張ってくれます。
汚れの原因となる尿石や菌が便器につかないよう防いでくれるのです。
1度付着するとなかなか落ちにくいため、対策が何より大切になります。
トイレ掃除をするときはトイレ用洗剤で膜を張ってくださいね。トイレから出るニオイも防止できますよ。

3-2.毎日のトイレ掃除が必要不可欠

キレイな便器を維持するには“毎日のトイレ掃除”が必要不可欠です。
あなたは毎日トイレ掃除をしていますか?
仕事や家事で忙しい日々を送っている人ほど、手抜きしてしまいがちです。
1度汚れてしまえばなかなか落ちにくいため、毎日の掃除はとても大切になります。
たったの数分間でも構いません。ほんの少しのトイレ掃除が大切なのです。
毎日トイレ掃除をすることで汚れがつきにくくなります。
毎日のトイレ掃除は気持ちもスッキリするのでおすすめですよ。
できれば午前中にトイレ掃除をしてください。
また、便器だけでなく床や壁などの掃除も大切になります。

4.まとめ

便器汚れのタイプやガンコな便器汚れの落とし方、キレイな便器を維持するための方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
便器のガンコな汚れは多くの人が悩みます。
必死に汚れと戦うより、汚れの特性を知って効率的に掃除したほうが効率的です。
効率的に掃除するため、汚れの特性やガンコな汚れの落とし方について把握しましょう。

  • 尿石が原因でできる「黄ばみ」
  • 普通の洗剤・漂白剤では落ちない「黒ずみ」
  • やっかいな汚れになる「水あか」
  • 研磨剤や酸性洗剤を利用する
  • 耐水ペーパーを利用する
  • トイレ用洗剤で便器に幕を張る
  • 毎日のトイレ掃除が必要不可欠

以上のポイントは要チェックです。
普通の洗剤では落ちない汚れだからこそ、特性を把握しなければなりません。
1度付着してしまえば落ちにくくなります。
ガンコな汚れはできるだけ未然に防ぐことが大切です。
汚れが付着しないように毎日トイレ掃除をしていきましょう。
最初は大変に感じますが、習慣づけていけば当たり前になります。よりトイレ掃除が楽しくなるので安心してください。
そして、キレイな便器を維持し続けていきましょう。