掃除に役立つ「セスキ」の使い方をご紹介! スプレーの作り方とコツ

掃除で使う洗剤といえば合成洗剤・洗浄剤・漂白剤・研磨剤などがあります。それぞれ効果的な汚れが異なりますが、近年注目されているのが「セスキ」です。100円均一ショップなどで簡単に購入できる「重曹」と同じく、セスキも万能かつエコな洗浄剤といわれています。セスキを使って上手に掃除を行うためには、きちんと特徴を知ることが大切です。そこで、本記事では、セスキの使い方とメリットについて説明します。

  1. 掃除の定番「セスキ」
  2. セスキの効果とは?
  3. セスキの掃除活用法を紹介
  4. セスキに関してよくある質問

この記事を読むことで、セスキの効果的な使い方と掃除方法が分かります。気になっている方や汚れをキレイにしたい方は、ぜひチェックしてください。

1.掃除の定番「セスキ」

重曹と同じく、掃除の定番になりつつある「セスキ」とは、どのような特徴があるのでしょうか。まずは、セスキの基礎知識と人気の理由などについて説明します。

1-1.セスキとは

セスキとは、「2分の3」を表す化学用語です。セスキ炭酸ソーダともいわれ、アルカリウォッシュという名称を使うケースもあります。セスキ炭酸ソーダは、炭酸ソーダと重炭酸ソーダ(重曹)をほぼ半分ずつの割合で混ぜたもののことです。
また、セスキは、家庭用洗剤・入浴剤の成分として配合されています。重曹と比べてアルカリ性が強く使いやすく、弱アルカリ性・水に溶けやすい・サラサラした結晶状の3点が主な特徴といえるでしょう。

1-2.人気の理由

掃除で活用できるセスキ炭酸ソーダは、重曹より水に溶けやすく洗浄力があります。重曹とセスキ炭酸ソーダは、どちらとも酸性の汚れを落とすものです。両方とも弱アルカリ性ですが、セスキ炭酸ソーダは重曹よりも強いアルカリ性となります。そのため、重曹よりも酸性の汚れが落ちやすい点が特徴といえるでしょう。
また、常温で長期間の保存が可能です。成分自体が無機物であるため、界面活性剤よりも環境にやさしいところも人気の理由といえます。
さらに、セスキ炭酸ソーダは、油脂・たんぱく質などの汚れに強い点が特徴です。弱アルカリ性の特徴を生かして、酸性の汚れに効果が期待できます。なかなか落ちにくいキッチンの油汚れ・皮脂による汚れ・ドアノブの手垢などを落とすことができるでしょう。

1-3.種類について

掃除に使えるセスキは、セスキ炭酸ソーダとして販売されているケースがほとんどです。セスキ炭酸ソーダは、粉末タイプ・水タイプ・シートタイプの3種類があります。粉末タイプは水に溶かしたり、汚れの部分に直接振りかけたりと、場所別にさまざまな使い方ができるでしょう。水と混ぜるのが面倒な方は、すぐにスプレーで吹きかけられる水タイプがおすすめです。そして、シートタイプはそのまま取り出して拭くことができるので、キッチンの油汚れ取りに便利でしょう。それぞれ特徴があるため、どの場所で使うのか考えてから選んでくださいね。

1-4.購入できる場所、作り方

セスキは、ドラッグストア・薬局・ホームセンター・ネットショップ・100円均一ショップなどで購入できます。掃除グッズコーナーなど、重曹と同じ場所に並べられているはずです。手ごろな価格で購入したい方は、近場の100円均一ショップをのぞいでみてください。粉末タイプが100円(税抜き)で購入できるでしょう。以下に、粉末タイプのセスキ炭酸ソーダを使用したスプレーの作り方をピックアップしてみました。

<準備するもの>

  • セスキ炭酸ソーダ(粉末タイプ):小さじ1(5g)
  • ペットボトル:500ml用
  • スプレーボトル
  • 水:500ml

<セスキ炭酸ソーダ水の作り方>

  1. ペットボトルに500mlの水を入れる
  2. セスキ炭酸ソーダ(粉末タイプ)の5gを入れる
  3. ふたをしてよく振って溶かす
  4. スプレーボトルに入れる

2.セスキの効果とは?

さまざまな汚れがありますが、セスキの効果が期待できるものと効果がないものとは、一体どのような汚れなのでしょうか。

2-1.効果のあるもの

セスキ炭酸ソーダの効果が発揮できる汚れは、皮脂・手垢・血液・油汚れです。たんぱく質をある程度分解することができる点が、セスキの大きな特徴でしょう。よって、皮脂や垢などの軽い汚れの洗濯、キッチンのベタベタ、スイッチなどの手垢などの汚れに最適です。大掃除では、普段掃除することのない換気扇・コンロの油汚れに使うことができます。重曹よりもアルカリ性が強いので、汚れが落ちやすくなるでしょう。

2-2.向いていないもの

セスキ炭酸ソーダは、すべての汚れが落ちるわけではありません。中には、向いていない汚れもあるので、きちんとチェックしておきましょう。

  • 畳やカーペット
  • アルミ質のもの
  • 泥汚れ
  • 衣服のシミ
  • 機械の油汚れ
  • カビなど

また、鍋の焦げつきなどは、セスキ炭酸ソーダより重曹のほうが効果があるでしょう。重曹はクレンザーの代わりとして、セスキ炭酸ソーダ水はたんぱく質や油汚れなどの洗浄剤として使うことをおすすめします。

2-3.注意点

セスキ炭酸ソーダは、長期間保存できるアイテムとして人気があります。しかし、水と混ぜたセキス炭酸ソーダ水を作り使用する場合は、2~3か月以内に使いきってください。なぜなら、水自体が腐敗するからです。セスキ炭酸ソーダの商品によっては、2週間で使い切るなど注意書きが記載されているので注意してください。
また、手荒れがひどい場合に使うと、手の油分を落としてしまうので、さらに手荒れがひどくなる可能性があります。手荒れがひどいときにセスキを扱う場合は、ビニール手袋などでカバーしたほうがよいでしょう。

3.セスキの掃除活用法を紹介

セスキを使用した掃除活用法をいくつか紹介します。ポイントとコツを押さえることで、掃除が楽になりキレイな状態が維持できるでしょう。

3-1.場所別活用法

まずは、セスキが使える場所と汚れをもう1度確認しておきましょう。

  • レンジまわりやグリルの油汚れ
  • シンクまわりのぬめり汚れ
  • 電子レンジの汚れ
  • 冷蔵庫の内側・外側の汚れ
  • 換気扇の汚れ
  • ドアノブ・スイッチまわりの手垢の汚れ
  • えり・そでの部分汚れ

以上の汚れに効果的なセスキですが、水と混ぜてスプレーで吹きかける方法が一般的です。キッチン・トイレなどの水まわりや、換気扇、えり・そでの部分汚れなどは、セスキ炭酸ソーダ水を使うとよいでしょう。電子レンジ・冷蔵庫の内側と外側の汚れ・ドアノブとスイッチまわりなどは、セスキ炭酸ソーダ水をキレイな雑巾(ぞうきん)につけて拭き取ってください。
また、衣類の皮脂汚れを落としたい場合は、洗剤の代わりにセスキ(粉末タイプ)を入れると効果的です。セスキは消臭力もあるため、セスキ炭酸ソーダを入れた水につけおきしてから洗濯すると、ニオイが取れやすくなります。以下に、場所別の具体的な掃除方法をいくつかピックアップしたので参考にしてください。

<ガスコンロ・グリルまわり>

  1. セスキ炭酸ソーダ水をスプレーした後、しばらく放置する
  2. ふきん、スポンジで汚れをこする
  3. 濡れたふきんでキレイになるまで拭き取る

<電子レンジ・冷蔵庫>

  1. セスキ炭酸ソーダ水でひたした雑巾で汚れた部分を拭く
  2. 濡れたふきんでよく拭き取る

<換気扇>

  1. セスキ炭酸ソーダ水にひたした雑巾で、換気扇まわりと換気扇フィルターを拭く
  2. しばらく放置した後に、キレイな雑巾で拭き取る
  3. 汚れや薬品が残らないように仕上げ拭きをする

<浴槽と浴室の床・壁>

  1. 皮脂・カビ汚れが気になる箇所に、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーする
  2. 汚れをスポンジなどでこすり落とす
  3. 水で洗い流すか、雑巾でよく拭き取る

<ドアノブ・電気スイッチ・壁の手垢>

  1. セスキ炭酸ソーダ水にひたした雑巾で、手垢が気になる箇所を拭く
  2. しつこい汚れは、スポンジ・古い歯ブラシなどでこすり、最後に濡れた雑巾でよく拭き取る

3-2.ポイント、コツ、意外な使い方

セスキ炭酸ソーダ水は、セスキ(粉末タイプ)と水を混ぜ合わせたものですが、なかなか落ちない汚れが出てくるでしょう。そんなときは、水ではなく「40℃前後のお湯」でセスキと混ぜてください。40℃程度のお湯に溶かすことで、より汚れが落ちやすくなるでしょう。
また、女性におすすめしたいのが、生理中に使う「布ナプキン」の汚れです。血液はなかなか落としにくいものですが、セスキ炭酸ソーダ水は有効活用できます。布ナプキンを洗濯する前に、セスキ炭酸ソーダでつけおきをすると、血液とニオイが落ちやすくなるのでおすすめです。

3-3.注意点

もし、皮膚についてヌルヌル感が出てきたら、すぐに水で洗い落としてください。目や口に入った場合も、キレイな水ですぐに洗い流したほうがよいでしょう。洗い流した後に痛みが残るのなら、病院で診てもらうことをおすすめします。また、保管時には、できるだけ湿気のない場所に保管しましょう。セスキが湿気を吸って固まることがあるため、ふた付きの容器できちんと保管してください。

4.セスキに関してよくある質問

セスキに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.セスキ炭酸ソーダ水を使ってはいけない場所とは?
A.白木などの木質系が素材でできている場所はNGです。セスキ炭酸ソーダ水を使うと、落とせないシミができるおそれがあります。また、繊維が素材の場合も、シミができたり黄色く変色したりするのでNGです。ほかにも、黒く変色するおそれがある「アルミ」、黄色く変色するおそれがある「畳」も使わないほうがよいでしょう。セスキ炭酸ソーダ水が向いていない場所もあるので注意してくださいね。

Q.掃除以外に使用できるシーンはあるのか?
A.洗濯剤として使うのはもちろん、入浴剤としても使用可能です。セスキはもともと入浴剤に含まれている成分なので、湯船いっぱいのお湯に大さじ1ほどのセスキ炭酸ソーダを溶かしてみてください。そうすると、お湯がやわらかくなり、体の芯から温まることができます。ただし、肌が弱い人は使用を避けたほうがよいでしょう。

Q.粉末と水タイプ、どちらのほうがお得か?
A.セスキ炭酸ソーダと水が混ざっている「セスキ炭酸ソーダスプレー」は、100mlあたり約80~100円です。一方、粉末タイプのセスキ炭酸ソーダを購入してスプレーを作ると、約40~50円で済みます。100円均一ショップで220gのセスキ炭酸ソーダを手に入れることができるため、粉末のほうがお得といえるでしょう。また、粉末タイプは、掃除ではスプレーを作ったり、湯船に入れて入浴剤にしたり、洗濯機に入れて洗剤代わりにするなど、さまざまな使い方ができるのでおすすめですよ。

Q.ステンレス製品の汚れに効果的なのは重曹? それともセスキ?
A.ステンレスの茶こし・ざる・カトラリーなどについた汚れやくもりは、重曹よりもセスキが効果的です。セスキ炭酸ソーダを使用すれば、プラスチック容器と同様にキレイな状態になるでしょう。水3ℓに対して大さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かしてください。そして、その中にステンレス製品を入れて煮沸した後にブラシでこすると、ピカピカになります。ただし、アルミ製品の場合は黒ずみが発生するおそれがあるため、必ずステンレス製品かどうか確認してください。

Q.汚れがひどい場合の使い方が知りたい
A.ガスコンロ・換気扇などの汚れがひどい場合は、セスキ炭酸ソーダ水を吹きかけた後の放置時間を長くしてください。また、スプレーの濃度を調整したり、キッチンペーパーを使ってパックをしたりするのもよいでしょう。それでも落ちない場合は、界面活性剤を使用した有機物の家庭用洗剤を使用するなど、ほかの方法で落としてください。

まとめ

いかがでしたか? セスキは重曹よりもアルカリ性が高く、水に溶けやすい特徴があるので洗濯剤として使用できます。また、セスキは皮脂と油汚れに効果があるため、キッチン・浴室などの水まわり掃除に最適でしょう。掃除以外にも、入浴剤として使用でき、工夫次第でさまざまな使い方が可能です。ただし、入浴剤として使用する場合は、肌が弱い方は避けたほうがよいでしょう。セスキを活用して掃除をする前に、その特徴をきちんと把握することが大切です。そうすれば、重曹と使い分けができます。セスキ炭酸ソーダは、100円均一ショップやドラッグストアなどで購入できるので、ポイントを押さえた上でぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。