断捨離のコツは? 上手に断捨離を取り入れてスマートな大掃除を!

古くは江戸時代までさかのぼる日本独自の行事「大掃除」は、新年を迎える上で重要な文化ともいえます。ところが、大掃除は大掛かりなので、慣れない人などにとってはとても大変です。段取りに失敗して、収拾がつかなくなってしまうリスクもあります。そんなことにならないために、ぜひ取り入れてほしいのが「断捨離」です。

そこで今回は、大掃除と断捨離のコツ・ポイントを中心にご紹介します。

  1. 大掃除と断捨離について
  2. 大掃除と断捨離のやり方
  3. 大掃除の断捨離で不用品を処分する方法
  4. 断捨離に関するよくある質問

この記事を読むことで大掃除と断捨離に関する情報を得ることができます。断捨離のコツ・ポイントについてもご紹介していますので、お見逃しなく。

1.大掃除と断捨離について

1-1.断捨離って何なの?

断捨離というのは、ヨガにおける「断行」「捨行」「離行」という3つの考え方を合わせて作られた造語です。山下英子さんによって提唱された思想で、不用物を減らすことで生活に調和をもたらそうとする思想のことをいいます。「断行」によってものを断ち、「捨行」によってものを捨て、「離行」によってものへの執着心から離れることが目的です。

こう聞くとうさん臭く感じる方もいらっしゃると思いますが、いわば断捨離は「心構え」でしかありません。難しく考えず、掃除の際の重要な考え方の一つだと覚えておきましょう。

1-2.断捨離と大掃除の関係

大掃除はやることが非常に多いため段取りがすべてです。段取りをつける上で、断捨離の考え方はとても役立ちます。効率的に掃除ができるでしょう。さらに、大掃除の後も断捨離をそのまま続ければ、キレイな状態を長く保つことにもつながります。このようなことから、最近は断捨離を大掃除に取り入れる方が増えてきているようです。

2.大掃除と断捨離のやり方

2-1.断捨離はいつごろから始めるのがいいの?

もちろん、一番いいのは今日からでも始めることです。日常の清掃などから取り入れていれば、大掃除の際にもスムーズに断捨離を行うことができます。しかし、断捨離をやったことがない人はなかなかタイミングを見計らいづらいものですよね。年末が近づいている時期には、大掃除を行う日から始めるのもよいでしょう。ちなみに、伝統的に大掃除は12月13日に行います。

2-2.断捨離って具体的に何をすればいいの?

まずは断行で「不用なものを入れない」ようにします。部屋が散らかってしまう原因の多くは、出ていく量よりも入ってくる量が多いことです。ですから、不用物を買わないようにすることがとても大切となります。ちょうど冬のボーナス時期ですから、衝動買いなどをしないように気をつけましょう。不用物が増えないだけでなく、節約にもつながりますよ。

次に、捨行で「不用なものを積極的に捨てる」ようにしましょう。断行をして入ってくるものが少なくなっても、出ていくものがなければ部屋はいつまでたっても片付きません。不用なものをどんどん処分しましょう。最低でも、入ってくる量と同じ分量は処分するようにしてください。たとえば、新しくストーブを購入したら、古いストーブは処分しましょう。

最後に離行で「物欲から離れる」ようにします。ただし、これは「物欲をなくす」ことが目的なのではなく「無駄な物欲をなくすこと」が目的です。ですから、何か欲しいものがあったときにはぐっとこらえ、本当に必要なものかどうかを自問し、思考を整理するように心がけましょう。こうすることで、不用なものを買わない習慣が身につくようになっていきます。もちろん、本当に必要なものを購入することは全く問題ではありません。そうなれば、今まで無駄なものに費やしていたお金を本当に必要なものに回せるので、結果として生活の質を高めることにもつながるでしょう。

2-3.断捨離を行う上でのコツ・ポイント

2-3-1.断行のコツ・ポイント

不用物が家にあふれてしまう理由の多くは「衝動買い」をしてしまうからです。衝動買いをいかに抑えるかが断行をする上で重要となります。そのために取り入れたいのが「購入前のクールタイム」です。何かが欲しいと思ってお金をため始めたものの、しばらくするとどうでもよくなってしまった経験は、多くの方があると思います。時間がたつと人は冷静になり、本当に必要なものなのかどうかを客観的に考えられるようになるのです。最低でも1日、できれば1週間ほど購入前に時間を置くと、衝動買いを抑えることができるでしょう。

2-3-2.捨行のコツ・ポイント

捨行のポイントは「現時点で役に立っていないものは捨てる」というものです。捨てられない人の特徴に「いつか使うかもしれない」と思考しがちというものがあります。そして、多くの場合、その「いつか」はやってきません。役立つかもしれないけど、今は使わないものは処分しましょう。

また、もう一つのポイントとして「迷ったら捨てる」というものもあります。人はリスクを避ける生きものなので、捨てるよりも残す判断をしがちです。しかし、それではものは減っていきません。捨てるか迷ったときにはできるだけ捨てるほうを選択しましょう。せめて1年に1度の大掃除のときぐらいは、勇気を出してみてくださいね。

2-3-3.離行のコツ・ポイント

物欲から離れるといっても、いきなりすぐにできるようにするのは大変でしょう。そこで、おすすめするのが「物欲とは関係のない趣味を作る」ことです。たとえば、多くのスポーツはスポーツそのものを行うことが目的であり、ものを集めることが目的ではないのでおすすめします。ただし、ゴルフや野球など、道具・器具が多い運動は避けたほうがよいでしょう。ほかにも、インターネット上の趣味もおすすめです。たとえば読書や映画鑑賞、ネットゲームなどが挙げられるでしょう。実際にものを持つ必要がないので、趣味としては最適です。

2-4.断捨離を行う際の注意点

断捨離というのはあくまで手段でしかありません。時々、断捨離そのものが目的になってしまい、過剰にものを捨てたり断ったりしてしまう人がいますが、それでは本末転倒です。生活をよりよくするための手段として使うようにしましょう。

3.大掃除の断捨離で不用品を処分する方法

3-1.捨行をする際の正しい処分方法

3-1-1.自分でやる方法

自分で処分する場合には自治体を利用するのが一般的です。処分費用が安いというメリットがありますが、収集日時が決まっていて都合が合わせにくい点や手間がかかる点などのデメリットがあります。さらに、粗大ゴミなどの場合一つ一つに手続きが必要なのも難点です。

自治体の処分では、基本的に可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミの3種類に分別して処分することになるでしょう。可燃ゴミと不燃ゴミは指定の日時に集積所へ出すだけですが、粗大ゴミは少し手間がかかります。まず、各地域の粗大ゴミセンターに回収依頼をしましょう。次に、コンビニなどで粗大ゴミシールを購入し、粗大ゴミに貼り付けます。最後に指定された回収日当日に、回収場所(集積所など)へ粗大ゴミを出しておきましょう。地域によっては回収する際に排出者の立ち合いが必要なこともあるので、依頼時に尋ねておくとよいでしょう。

また、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の4品目は家電リサイクル法の対象となるため、ゴミとして処分することはできません。そのほか、自治体によっては4品目以外の小型家電製品(スマートフォンやゲーム機など)にリサイクルを課している場合があります。その場合は自治体が設置している小型家電回収ボックスに投入してください。

3-1-2.リサイクルショップなどに売る

リサイクルショップに売ることで処分する方法もあります。リサイクルショップのメリットは、やはり「買い取りしてもらえる」という点でしょう。本来はゴミとして処分するはずだった不用品がお金に替わるのは大きいですよね。その代わり、大きなものの処分や大量処分に向かないのがデメリットとなります。基本的には不用品を店舗に持ち込む必要がありますから、車を所持していなければいけません。

また、車を所持していても、タンスや冷蔵庫などの大きな不用品や、10個も20個も不用品がある場合には利用しづらいでしょう。

3-1-3.不用品回収業者へ依頼する

不用品回収業者の特徴は手間がかからない点です。宅配回収や出張回収などを利用できますので、自宅から出る必要もなく、時間に縛られることもなく、手軽に処分することができます。さらに、不用品回収業者の中には掃除代行サービスを行っている業者もあるので、忙しくて大掃除ができない方などにはとても便利です。デメリットは、人件費などがかかるため、自治体処分に比べると処分費用がかさんでしまうという点が挙げられます。

3-2.不用品業者を利用する際の注意点など

残念なことですが、不用品回収業者には悪徳業者が紛れていることがままあります。よくある手口が「無料と宣伝して客を取り、あとから難癖をつけて高額料金を請求する」というものです。特に、悪質になると普通の人は見ないような場所などに小さく料金請求について記載しておき、その記述を盾にして料金を請求してきます。完全無料ということはまずありませんから、必要以上に無料をうたう業者は避けましょう。また、依頼前には必ず業者ホームページなどをしっかりと確認しておくことが大切です。

4.断捨離に関するよくある質問

Q.不用なものなのに、なかなか捨てられません。
A.贈りものや思い出の品などは、不用になったとしてもなかなか処分に踏ん切りがつかないものでしょう。このようなものが処分しづらいのは「後ろめたさ」が原因です。ですから、後ろめたくない方法で処分するとよいでしょう。たとえば、寄付はおすすめの方法です。人の役に立つことをしているため、後ろめたさを感じることなく手放すことができます。

Q.ミニマリズムとは違うのですか?
A.近年、急速に普及した言葉で「ミニマリスト」というものがあります。ミニマリストとはミニマリズム(最小限主義)を信奉する人たちのことです。このミニマリズムと断捨離は根本的な部分では同じといってもよいでしょう。

Q.家族に協力してもらうためにはどうすればいいですか?
A.基本的に、人は他人の言葉を受け入れません。自分自身で納得して初めて、人は他人の言葉を受け入れるのです。ですから、断捨離の成果を実際に見せて、相手に納得させることが最良の方法といえるでしょう。

Q.不用品回収業者を選ぶ際の注意点は何ですか?
A.訪問営業に気をつけてください。アポイントメントもなしに突然家にやってきて「不用品を買い取ります」などといって家に上がり込み、貴金属などの価値の高いものを強引に買い取っていくケースが報告されています。これは「押し買い」という悪徳商法です。訪問営業をかけてくる業者には依頼しないようにしてください。

Q.悪徳業者に遭ってしまったら、どこに相談すればいいでしょうか
A.おすすめには国民生活センターが挙げられます。国民生活センターは消費活動などにまつわるトラブルの相談・解決を行っている行政機関です。行政機関ですから、当然相談料はかかりません。気軽にご相談ください。

まとめ

今回は大掃除と断捨離に関する情報をご紹介しました。断捨離は大掃除の際にとても役立ちます。断捨離を行った際に出た不用品の処分方法はいくつかありますが、おすすめは不用品回収業者です。手間がかからないので、大量に不用品の出る大掃除に最適といえます。今回ご紹介してきた情報を、ぜひとも大掃除の際に役立ててくださいね。