マンションのクリーニングとは? 内容・依頼方法・費用などについて

現在住んでいるマンションを引き払う場合、部屋をキレイにしなければなりませんよね。賃貸物件はあくまでオーナーのものとなるため、大切に部屋を使い、定期的にクリーニング・掃除をすることが大切となります。しかし、中には、なかなか取りのぞくことのできない汚れもあるでしょう。そこで、本記事では、マンションのクリーニングに必要な情報を紹介します。

  1. マンションのクリーニングとは
  2. マンションのクリーニングの内容などについて
  3. マンションのクリーニングを依頼する方法
  4. マンションのクリーニングに関してよくある質問

この記事を読むことで、マンションのクリーニングについてよく分かります。依頼を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1.マンションのクリーニングとは

マンションは専用部分と共有部分に分かれています。共有部分はオーナー・管理会社が清掃を行いますが、専用部分は住人が掃除をしなければなりません。必要なマンションクリーニングとは、どのような内容なのでしょうか。

1-1.マンションクリーニングとは

一般的に、ハウスクリーニングと呼ばれている、専門業者による住宅の清掃サービスのことです。定期的なサービスと単発的なクリーニングに分かれており、オーナーや管理会社は、共有部分の掃除の定期的なサービスを契約しています。単発的なクリーニングは、賃貸住宅などで入居者が退去した後の室内クリーニングが多いでしょう。ほかには、大掃除を機会に、頑固な汚れを落としてもらう人もいます。ハウスクリーニングの内容は多種多様です。

1-2.どんなときに必要か

前述したとおり、引っ越しや大掃除をする機会に業者へ依頼するケースがほとんどです。賃貸契約を結んでいる場合、借りたときの状態に戻さなければなりません。これを「原状回復」といいます。頑固な汚れがなかなか取れないときは、業者に依頼するのも選択肢の1つです。逆に、無理に自分でやろうとすれば、傷つけてしまうおそれがあります。無理だと感じたときは、1度業者に相談するとよいでしょう。

1-3.メリット・デメリット

プロの業者に依頼する大きなメリットは、プロならではの清掃方法でキレイにすることです。業者は、専用の洗剤や機器を用いて掃除を行うため、個人よりも的確かつキレイに汚れを落とすことができます。また、汚れの知識が豊富なので、どんな汚れがついているのかを確認し、その種類に適した洗剤を使用するのです。プロならではの方法で、頑固な汚れを取りのぞくことができるでしょう。
ただし、費用が高めというデメリットもあります。部屋が広い、頑固な汚れの箇所が多いほど費用が高くなるでしょう。業者・サービス内容で異なるため、事前の見積もりで確認してください。業者の中には、お得なパックプランを用意しているところもあります。サービス内容・費用などを比較すれば、低費用でハウスクリーニングが利用できるでしょう。

2.マンションのクリーニングの内容などについて

それでは、実際にどんなことをしてくれるのでしょうか。マンションのクリーニング内容・最近の傾向・おすすめのケースについて説明します。

2-1.どんなことをしてくれるか・内容

業者によって、さまざまなハウスクリーニングがあります。

2-1-1.エアコンクリーニング

マンション暮らしの場合、エアコンがついていることがほとんどです。1年中使う機会のあるエアコンは、定期的に掃除しなければ内部にカビが発生し、嫌なにおいが風とともに出てきます。また、エアコンの汚れを放置すると、ダニ・ホコリで空気が悪化するだけでなく、性能も落ちてしまい電気代がかかるでしょう。業者に依頼すると、なかなか取れないにおいも消臭し、少ないエネルギーで稼働できます。さらに、エアコン室外機もクリーニングしてくれるのです。

2-1-2.レンジフード

頑固な油汚れがつきやすいレンジフードは、分解洗浄を行います。専用の洗剤に浸(つ)け置きし、それぞれのパーツに合わせてキレイに洗浄する方法です。フィルター・カバー部分も油汚れも除去し、掃除が困難な換気扇内部まで徹底洗浄を行います。頑固な油汚れでも簡単に落とせるでしょう。レンジフードの汚れをキレイに落とせば、換気効率のアップにもつながります。レンジフードの汚れから漂うにおいも除去できるでしょう。

2-1-3.フローリング

日常的な掃除で、フローリングにあるホコリをキレイにしていると思います。しかし、時間が経過するほどワックスが剝(は)がれて汚れが入り込み、その上からさらにワックスを塗り重ねるとくすみの原因になるのです。業者では、床の状態をチェックして、適した掃除を行います。洗浄・ワックス仕上げ、剥離(はくり)など、内容はさまざまです。

2-1-4.まるごとパック

部分的な掃除だけでなく、部屋全体の清掃を依頼したいときは「まるごとパック」「お得パックプラン」などを利用するとよいでしょう。パックサービスでは、一度にまとめて家中をキレイにすることができます。中には、入退去に伴う掃除のパック・時間限定で自由にサービス内容を組み合わせることができるサービスまであるのです。業者でサービス内容が異なるため、事前にホームページなどでチェックしておきましょう。

2-2.最近の傾向

ハウスクリーニングの市場は拡大しており、需要も高まりつつあります。プロならではの専門機材と洗剤を用いるのがハウスクリーニングなので、自分で落とせない汚れも落とすことができるのです。どこをどうキレイにしたいのか、どこまでキレイにするのかで、依頼するサービスも変わるでしょう。気になる箇所だけの掃除も依頼できるため、その自由度も魅力の1つです。また、現代は女性が活躍する場も増えてきました。女性の家にいる時間が減るという時代背景も、市場が拡大している理由の1つです。

2-3.こんな場合におすすめ

忙しくて掃除ができない・頑固な汚れが落ちない場合は、業者への依頼がおすすめです。無理に自分で掃除をすれば、逆に汚れてしまうこともあります。マンションの場合、経年劣化ではなく自分でつけてしまった汚れや傷は、責任を持ってもとの状態に戻さなければなりません。無駄な費用をかけないためにも、専門業者に依頼したほうが安心です。

3.マンションのクリーニングを依頼する方法

マンションのクリーニングを依頼する場合、どのプランを依頼すべきか悩みがちです。そこで、よくあるプランや業者選びのポイント・クリーニングの流れ・料金などについて説明します。依頼を考えている方は要チェックです。

3-1.よくあるプラン

マンションクリーニング(ハウスクリーニング)でよくあるプランは、個別プランとパックプランの2種です。個別プランは、場所限定で依頼できるサービスとなります。たとえば、エアコン・レンジフード・浴室・キッチン・トイレ・フローリングなどです。パックプランは、個別ではなくいくつかのサービス内容がセットになっています。たとえば、浴室・キッチン・トイレなどの水まわり、部屋まるごとプランなどさまざまな内容があるでしょう。どんなプランがあるのか複数の業者をチェックして、適したプランを利用するとよいですよ。

3-2.業者選びのポイント

どの業者に依頼すべきか悩むときは、以下のポイントに注目してください。業者選びのポイントを押さえておけば、悪徳業者とのトラブルを未然に防ぐことができます。

  • 丁寧でスピーディーな対応か
  • 即日対応が可能か
  • サービス内容・プランが充実しているか
  • 無料相談・無料見積もりを行っているか
  • 口コミ・評判がよいか
  • 低費用かつ高品質なサービスが受けられるか
  • 料金体系が明確になっているか
  • サービス内容について丁寧に説明してくれるか
  • 作業実績があるか

3-3.ハウスクリーニングの流れ

主なハウスクリーニングの流れは以下のとおりです。

  1. 電話またはホームページから無料見積もりを依頼する
  2. 担当スタッフが自宅へ伺い、サービス箇所の確認をする
  3. 提示された見積額に納得すれば、契約を交わす
  4. サービス実施日の調整を行い、希望日にスタッフがやってきてサービスを実施
  5. サービス完了後、対象箇所の確認をしてお支払い

具体的な流れは業者で異なります。悪徳業者に引っかからないためには、見積書だけでなく、サービス内容や流れについても確認が必要です。少しでも分からない部分があれば、その場で尋ねてください。

3-4.料金・見積もりについて

ハウスクリーニングの料金は、サービス内容・汚れ具合・範囲などによって変わります。大まかな料金は、以下のとおりです。

  • エアコン:9,000~14,000円程度(1~2時間程度)
  • レンジフード:12,000~13,000円程度(2~3時間程度)
  • 浴室:10,000~20,000円程度(1~3.5時間程度)
  • キッチン:12,000~21,000円程度(2~5時間程度)
  • トイレ:8,000~9,000円程度(1~2時間程度)
  • フローリング:12,000円~(1~3時間程度)

あくまで目安となるため、具体的な料金に関しては業者との打ち合わせで確認してください。また、パックプランの場合は、30平方メートル以内(1R~1LDKタイプ)で約30,000円~となります。作業時間の目安は、2~4時間程度です。

3-5.注意点

「見積書に記載されていない追加料金を請求された」「きちんと清掃されていなかった」など、業者との間でトラブルが起きています。また、近年増えているのが、「作業範囲に含まれているかと思っていた」という思い違いです。作業範囲は業者・サービス内容で異なるため、どこからどこまで清掃してくれるのか、きちんと確認しておかなければなりません。後でトラブルにならないためにも、細部までチェックしておきましょう。

4.マンションのクリーニングに関してよくある質問

マンションのクリーニングに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.専有部分と共有部分はどこで分かれるのか?
A.専有部分とは、壁・床・天井に囲まれた居住空間のことです。一方、共有部分は、エントランス・共有廊下・屋上など専用部分以外の建物部分を指しています。電気・給排水、エレベーター、階段なども共有設備です。

Q.ハウスクリーニングの依頼が多い場所とは?
A.エアコン内部・網戸・換気扇など、うまく掃除できない場所がほとんどです。特に、換気扇・レンジフードなど油汚れがひどい場所は、依頼の約半数に迫る勢いとなっています。また、家の中の壁、障子・ふすまなどの部分は、年配の依頼者に多い場所です。逆に、若い人に多いのが、浴室・洗面所・トイレなどの水まわりとなります。

Q.部屋をキレイにする以外のメリットとは?
A.プロによるハウスクリーニングの効果は、ただ部屋をキレイにするだけではありません。いつまでも長く清潔に使うことができるという点も、大きなメリットとなります。また、業者に依頼すれば、自分の掃除以上のキレイな仕上がりになるのです。なかなか落ちなかった頑固な汚れも、キレイに落とすことができるでしょう。逆に、自分で無理に落とそうとすれば、フローリング・壁紙などに傷がついてしまいます。原状回復の際に、自分で補修しなければならなくなるおそれもあるので注意が必要です。

Q.注意すべき悪徳業者の特徴とは?
A.丁寧に説明をしてくれない・すぐに契約を交わそうとする・態度が悪いなどの業者は要注意です。また、見積もり内容が雑で詳細が記載されていない業者も注意したほうがよいでしょう。

Q.トラブルが起きたときの対処法が知りたい
A.すぐに、国民生活センターか、消費者センターに相談してください。早めに相談したほうが、対処法の選択肢が広がります。

まとめ

いかがでしたか? マンションのクリーニングは、一般的にハウスクリーニングと呼ばれるものです。エアコン・キッチン・トイレ・浴室・換気扇など、室内のあらゆる箇所を清掃してキレイな状態にします。近年は、引っ越し・大掃除を機会にプロの業者へ依頼するケースが増えてきました。仕事で忙しい方や、頑固な汚れと戦っている方は、思いきって業者に依頼するのも選択肢の1つです。室内全体をキレイにしたい方は、パックプランを利用したほうが費用節約につながります。ハウスクリーニングのポイントをつかんで、上手に清掃しましょう。