飲食店は清掃の仕方に差があらわれやすいのではないでしょうか?特に厨房で一日中油を使っていると、店内はすぐに油でベタベタしてしまいます。お客様に快適に過ごしてもらえるような清掃のポイントをマスターしておきましょう。

  1. 飲食店の清掃で気をつけるべき点
  2. 店舗清掃のチェックポイント
  3. 店舗清掃をプロに依頼するメリット
  4. 清掃業者選びの注意点

1.飲食店の清掃で気をつけるべき点

1-1.水では油汚れは落とせない

飲食店に客として訪れた際に最初に気になるのが、床のべたつきです。ホールの床が油っぽくなるのは、どうしてでしょうか? それは、厨房の油汚れがホールに持ち込まれているからです。
このような店舗でも、床の掃除は毎日しています。しかし、水を使ってゴシゴシとこすっているだけなのです。水だけでは油汚れは落とせません。これでは、いくら毎日掃除をしても意味がないということ。油汚れはどんどんたまっていくいっぽうです。
毎日の床掃除には、アルカリ洗剤を活用しましょう。油汚れに効果的なアルカリ洗剤を使えば、油汚れを蓄積する状態を防げるはずです。

1-2.オイルフィルターの清掃方法

厨房で油を使った調理をする場所にあるオイルフィルターの清掃は、どうしていますか? ここには油が染み込んだホコリがつまりやすい、という特徴があります。引火して火災の原因となりますから、オイルフィルターは定期的に清掃する必要があるのです。
それだけではありません。汚れたままのオイルフィルターを使っていると、十分な排気効果を得られないでしょう。厨房は排気をしっかりとしないと、厨房内の温度もかなり上がってしまいます。従業員の健康のためにも、オイルフィルターの清掃はきちんと行ってください。
しかし、フードの内側まで清掃するのは、とても労力がいることです。それに、油汚れを落とすために洗剤を使いますから、厨房全体に飛び散らないように気をつけなければなりません。養生をしっかりと行う必要があるでしょう。
ですから、日常的な清掃としてはオイルフィルターだけでも構いません。オイルフィルターを取り外してアルカリ洗剤を溶かしたお湯にしばらくつけて油汚れを浮かせます。その後、ブラシでこするだけで十分にきれいになるはずです。

1-3.グリストラップの清掃方法

厨房には、油をそのまま排水しないために一時的にためておくグリストラップがあります。この清掃を怠ると、大量の油や調理カスが浮いている状態になり、とても不衛生です。ひどい悪臭が発生する可能性もあるでしょう。
グリストラップにたまったカスは取り去り、浮いている油はすくいます。油を吸着するシートなどを利用してもよいでしょう。これは少なくとも週に数回は行ってください。

2.店舗清掃のチェックポイント

2-1.窓

汚れが目立ちやすい箇所としてあげられるのが、窓ガラスでしょう。窓枠やカーテン、ブラインドなどにもほこりがたまっていないか、しっかりと確認してください。特にガラスは手あかなどがついていると、不潔に感じます。念入りに拭いて、ピカピカにしておきましょう。拭きムラが残りやすいので、注意が必要です。

2-2.テーブルとイス

お客様が店内で気持ちよく過ごせるためには、テーブル周りを清潔に保つことは欠かせません。テーブルやイスはもちろん、周りの床もきれいであるかチェックしましょう。テーブルの上に置いてあるメニューや調味料などもベタつきや汚れがないか忘れずに確認してください。着席した状態でどのような箇所が目につくかも知っておきましょう。

2-3.天井

天井に目立つ汚れがあるとマイナスのイメージが残るでしょう。照明やエアコン、換気扇も含めて、定期的に清掃を行ってください。ほこりや油よごれが絡みついているので、時間を確保する必要があるかもしれません。

3.店舗清掃をプロに依頼するメリット

店内は毎日掃除して清潔にしているつもりでも、細かなところまではどうしても手が行き届かないものです。徹底的に清掃をするとなると、時間も手間もかかります。それなりに人手も必要でしょう。このような問題を解決するためには、店舗の清掃をプロに頼むのもひとつの手です。

3-1.毎日の清掃で落としきれない汚れを落とせる

日常的な清掃では手が回らない箇所はたくさんあるでしょう。エアコンや厨房フードをきれいにしておくと衛生的なだけでなく、電気代の節約にもなります。汚れやすいグリストラップも定期的にプロの手により清掃すると、普段のお手入れも楽になるでしょう。あらゆる厨房器具の油汚れを取ってもらうと、結果的に寿命ものびるので効率的かもしれません。清掃のプロに頼んで、すみずみまで清潔に保つとよいでしょう。

3-2.費用対効果が高い

清掃をするには当然、時間も手間も、そして人件費もかかります。特に油汚れが多い飲食店の場合は、清掃作業に要する労力は大変なものです。その割には、プロ並みの美しさを手に入れることは難しいはず。
思いきってプロに任せたほうが、効率的に店舗をきれいにできる可能性が高いのです。定期的に清掃を依頼する契約を結ぶと割引をしてくれる業者もあります。従業員が日常的に行える清掃と、プロに依頼する清掃を適切に判断して有効利用していくとよいでしょう。

3-3.プロの仕上がりは全然違う

店舗清掃のプロは専門的な技術を身に付けています。どのような箇所に汚れが溜まりやすいかも把握していますし、汚れの種類によって手段を使い分けていくなど経験も豊富です。また、従業員では気づきにくい視点から気になる汚れを見つけられる可能性もあるでしょう。
試しに一度プロに依頼してみるとお分かりいただけると思いますが、仕上がりが全然違います。お客様の目は想像以上にシビアです。プロの手で磨きあげた清潔感あふれる店舗を目指すことをおすすめします。

4.清掃業者選びの注意点

4-1.見積もりは必ずもらう

業者に依頼する前には、必ず見積もりを確認してください。料金だけでなく、清掃する箇所や方法まで細かくチェックしておきましょう。そして、複数社から見積もりをとって比べることも大切です。適正料金を見分けるのと同時に、信頼のおける業者であるかを判断することをおすすめします。

4-2.テスト的に清掃を一度お願いしてみる

見積もりだけでは、実際にどのような作業をしてくれるのか分からないことも多いはずです。契約を交わす前に、一度だけでも清掃を依頼してみるとよいでしょう。実際に作業をするのは見積もりの担当者とは異なりますから、後で後悔することのないようにしてください。店舗内で働いてもらうわけですから、作業員の質は経営にも大きく影響します。近隣への配慮もできる業者であるかも、しっかりとチェックしましょう。

4-3.損害保険の加入を確認

作業中に店内のものを破損したり傷つけたりする可能性が全くないとは言いきれません。このようなケースが発生した場合、どのような対応をしてもらえるのか聞いておく必要があります。損害保険に加入しているのかは事前に確認しておきましょう。

まとめ

店舗を清潔に保つためのポイントがお分かりいただけたでしょうか。

  • 水では油汚れは落とせない
  • オイルフィルターは定期的に清掃する必要がある
  • グリストラップの清掃は少なくとも週に数回は行う
  • お客様の目線になって清掃状態をチェックする
  • プロに頼むと効率的に清潔を保てる
  • 業者と契約する前に見積もりや作業内容をしっかり確認する

飲食店に清潔さを求めているお客様はかなりたくさんいます。細かなところまで行き届いた清掃を続けていくことで、リピーターも増える可能性があるでしょう。