七五三着物を長期保管!着物の収納でやってはいけない5つのこと

七五三のお参りが終わり、さて、どうしよう。
大切な思い出の着物を、長期保管できる収納方法がわからず、お困りではないでしょうか?
子供が着用した着物や着物帯は、知らないうちに汚れていることも多く、収納には注意が必要。着物は正しい方法で、きちんと収納すれば、長きにわたり楽しむことができます。お子様のお子様、その次の世代まで、安心して楽しんでいただけるように、着物の収納方法をご紹介!代々受け継ぐと縁起がいいとされますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 着物の収納をする前に
  2. 着物の正しいたたみ方
  3. 収納場所、収納ケースにはどうする?
  4. 湿気や防虫剤について
  5. 長期保管するときにやってはいけない5つのこと

1.七五三の着物の収納をする前に

大人が着た着物と、子供が着た着物では、汚れの種類も範囲も違います。子供は汗をかきやすく、汚しやすい。七五三の着物を長期、収納するにあたって大切なことは、収納前のひと手間をおしまないことです。

1-1.収納前に注意すること

まず、脱いだ着物は、着物ハンガーにかけます。脱いだものをそのままたたんでしまうとしわの原因に。しわをのばして、ほこりやチリを軽くはたき、風通しのいい場所で4時間ほど陰干ししてください。
子供が汚しやすい場所は、裾や袖、襟もとです。汚れがないか確認しておきましょう。

1-2.着物クリーニングサービスを利用する

着物を汚れたまま収納すると、シミになります。汗は、虫食いの原因に。長期保管する際には、汚れを落とすのが鉄則。とはいえ、着物をなかなか家で洗えません。着物を洗うには、着物クリーニングに出しましょう。

1-3.着物クリーニングサービスのお値段は?

七五三の着物クリーニングのお値段は、年齢にもよりますが、だいたい、小物もセットで3000円~1万円くらいの間です。シミや汚れが別料金になるため、汚れ具合と3歳、5歳、7歳の年齢で金額の変動があります。少しお値段はしますが、きれいな状態で収納すれば、大切な着物を長く楽しむことができますので、クリーニングは必ず行いましょう。

2.着物の正しいたたみ方

着慣れない着物は、たたみ方も難しい。洋服のように適当にたたんでしますと、しわの原因になりますし、生地も傷めてしまいます。正しいたたみ方で収納するようにしましょう。クリーニングに出せば、きれいにたたんで戻ってくる場合もありますので便利です。

2-1.七五三の着物のたたみ方

七五三の着物は小さいので、たたみ方も大人とは少し異なります。まずは、広い場所で着物を広げましょう。着たときに右側になるほうを先に折り、着たときに左側になるほうを上に折り合わせます。次に袖を交互に折り、長方形になるようにたたむ。裾を、着物の3分の1の部分までたたみ、その裾線を折りめにして襟を上からかぶせるようにたためば出来上がり。大人の着物の、「夜着だたみ」の要領でOKです。

2-2.帯のたたみ方とその他小物の収納

帯はしわをのばし、ほこりをはらいます。どうしてもしわがのびない場合は、低温のアイロンを裏からあてましょう。被布コートは、2つに折り収納。その他小物は、七五三で購入したときのケースがあればそこに収納してください。

3.収納場所、収納ケースにはどうする?

さて、着物をクリーニングし、たたむところまで終われば、あとは収納するだけです。着物の収納方法にもっとも適した、収納場所とケースをご紹介します。

3-1.なぜ桐(きり)タンスがいい?

着物を収納するものといえば、桐(きり)タンスです。正絹の使われた着物や帯は、湿気に弱く、カビが生え、シミ原因に。桐(きり)は吸湿性がよく、湿気から着物を守ります。さらに、桐(きり)は燃えにくい!大切な着物を収納する道具として最高。着物を長くいい状態で保管するために桐(きり)タンスは重宝します。

3-2.桐(きり)タンスが用意できない場合

昔は嫁入り道具で着物を数枚作っていましたので、桐(きり)タンスを持っているのが当たり前でしたが、今は違いますよね。家に桐(きり)タンスを用意できない場合、桐(きり)の衣装ケースがおススメ。比較的安く販売されています。1段のものもありますので、ほかに着物の収納の必要がなければ、1段の桐(きり)衣装ケースを活用しましょう。

プラスチックの通常の衣装ケースに収納する場合は、湿気対策が必須です。プラスチックの衣装ケースは湿気がこもりやすい。10月~5月までの間の空気が乾燥している時期に着物ハンガーにかけ、つるして干しましょう。これを虫干しといいます。虫干しは年に2回行ってください。着物の湿気を空気が吸ってくれますので、虫食いやシミの原因をなるべく作らないように、注意することが大切です。

3-3.着物を収納する場所は?

桐(きり)タンスの場合は、着物に適した収納道具ですので、そのまま押し入れや、お部屋に置けば大丈夫です。雨の降りこむ場所は避けましょう。また、湿気は下にたまりやすいので、なるべく上段に収納するように。戸建てにお住まいの場合は、1階より2階の部屋に収納します。プラスチックケースの場合は、風通しのいい部屋で、直射日光の当たらない場所を選んでください。市販の湿気取りを押し入れに置くのもおススメ。

4.湿気や防虫剤について

4-1.着物と湿気について

着物の大敵はとにかく湿気。次に虫食いです。先ほど、湿気を防ぐ方法として、桐(きり)タンスをご紹介しました。プラスチックの衣装ケースや普通の洋服ダンスに着物を収納する場合は、除湿剤を一緒にいれておくと効果的。子供の着物は小さいので、扱いやすく虫干しも大人の着物よりは手軽です。ぜひ年2回は干して、鮮やかな着物のお色を楽しみましょう。

4-2.着物に使う防虫剤は?

大切な着物を虫食いから守るために、防虫剤を使用します。防虫剤は匂いが強いので、必ず1種類、同じものを使用するようにしてください。着物に直接防虫剤がふれないようにいれます。

4-3.畳紙(たとうし)を使おう

着物を長期保管するのに適している畳紙(たとうし)をご存じですか?畳紙(たとうし)は、汚れ、防カビ、湿気対策に優れ、長期保管で劣化してしまいがちな糸や加工を状態よく保ちます。1枚200円くらいから売られていますので、着物を保管するときはぜひお使いください。

5.長期保管するときにやってはいけない5つのこと

着物の収納前にはクリーニング、たたみ方、収納方法までご紹介してきましたがここでさらにおさらいです。七五三の着物を長期保管する時に絶対にやってはいけないことを確認しておきましょう。これをやらなければ、かなり状態よく、代々長きにわたり楽しめます。最後にぜひチェックしてください。

  1. 汚れたまま収納しない(クリーニングをする)
  2. 湿気の多い収納ケースは避ける(桐(きり)素材のものを使う)
  3. クリーニングから戻ってきた袋のまま収納しない
  4. タンスにしまったまま着る日まで出さない(虫干しをする)
  5. 防虫剤を違う種類で複数いれる(1種類にすること)

6.まとめ

いかがでしたか?収納方法、たたみ方をマスターすれば、七五三だけではなく、お正月、ひな祭りなどでも「着せてみようかな」という気持ちになります。晴れやかな日に着物を着た思い出は、子供の心にも強く残ることでしょう。着物のいいところは、代々受け継いでいけること。購入した金額関係なく、長期保管できる収納方法を参考に、いつまでも大切に着続けたいものですね。