冬物の長期収納法は!? 防虫・防カビをしっかり対策しよう!

洋服の収納はついつい適当にやりがちです。しかし、来冬になっていざ着ようとすると虫食い被害に遭っていたりカビていたりしてがっかりしまったことがあると思います。そのようなことを避けるためにも、長期保管の前にはしっかりとしたポイントを押さえておくことが大切です。

そこで、今回は冬物の長期収納方法についてご紹介します。

  1. 冬物を収納するタイミングは?
  2. 収納前のクリーニングについて
  3. カビや虫食い対策について
  4. 冬物の3つの収納方法について
  5. 不要な冬物を手放す方法について
  6. 冬物の収納に関するQ&A

この記事を読むことで冬物の正しい収納方法や処分方法を学ぶことができます。損をしないためにもしっかりと情報を押さえておきましょう。

1.冬物を収納するタイミングは?

まずは冬物を収納するのに適したタイミングをご紹介します。

1-1.春休み

春休みは九州や沖縄など、比較的温暖な地方であれば冬物収納に最適なタイミングでしょう。ただし、北海道や東北地方など、比較的寒冷な地域だと時期尚早です。

1-2.ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークは休みが長いので家の中のことをするのに最適です。また、全国的に温暖になり始めている時期なので冬服が必要となる場面は少ないことが予想されます。ただし、一部の地域ではまだ寒く、10℃を下回ることがあるので注意が必要です。基本的には関東以西であれば問題ないでしょう。

1-3.梅雨明け

地域によっては梅雨の時期には10℃前後まで気温が下がることがあります。そこで、梅雨までは冬服を残しておき、梅雨が明けるのに合わせて冬服を収納するようにしましょう。梅雨が明けてしまえば冬服が必要となることはまずありません。

冬物は気温に応じてしまえばいいんですね。
はい。昔のように衣替えに合わせて一斉にしなければならないということはありません。

2.収納前のクリーニングについて

次はやるかやらないかで来冬に大きく影響する「収納前クリーニング」についてお話しします。

2-1.収納前には「しまい洗い」をすることが大切

収納前に行うクリーニングのことを「しまい洗い」と呼びます。なぜ、しまう前にクリーニングを行う必要があるのかというと、衣類にダメージを負わせないためです。たとえば、ヒメカツオブシムシなどの害虫が衣類に付着していると、幼虫が衣類の繊維を食べて穴を開けてしまいます。また、カビなどが付着している状態のまま収納すればカビだらけになることもあるでしょう。ですから、収納前にはしっかりとキレイにしておくことが大切なのです。

2-2.業者に頼んでクリーニングする場合

一番オーソドックスな方法は、クリーニング店に依頼してクリーニングしてもらう方法です。クリーニング店に依頼すれば仕上がりがいいのでおすすめします。依頼前にはまずボタンやシミの有無を確認してください。できればスマートフォンで写真などを撮っておきましょう。業者側のミスでボタンが取れたりシミができたりすることもあるので、それの予防策です。衣類が戻ってきたら、すぐにおかしなところがないか点検しましょう。問題がなければビニールカバーを外してからタンスやクローゼットに収納してください。ビニールカバーを外さずに収納するとカビが生えることがあります。

2-3.家でクリーニングする場合

高価なコートやスーツ以外の普段着まですべてクリーニング店に依頼するのは難しいですよね。そこで、普段着は家でクリーニングを行ってください。基本的には衣類の洗濯表示に従いましょう。また、傷みやすい生地の衣類は洗濯ネットやドライコースを利用するのがおすすめです。また、シルクやカシミヤなど、特に高価で傷みやすい生地の場合は手洗いするのもよいでしょう。
温かい時期であれば陰干しがベストです。寒い時期であれば外に干しても構いません。また、干す場所は1階部分だと害虫がくっつくリスクが高いので、できれば2階以上で行いましょう。1階しかない場合は、網戸などで風通りをよくした上で部屋干しするのも一つの手です。

収納前に服をキレイにすることが大切なんですね。
はい。一度でも袖を通したら洗濯しましょう。

3.カビや虫食い対策について

この項では長期収納の際に重要となるカビ・虫対策についてお話しします。

3-1.カビや虫食い対策はとても大切

一度カビが生えると変色して着られなくなりますし、虫食いも穴が空いてしまうので着られなくなります。化学繊維なら虫食いは大丈夫と思っている方もいますが、化学繊維でも食べられてしまうことがあるので楽観はできません。大切な洋服を守るためにも、収納時には必ず防カビ・防虫を行いましょう。

3-2.防カビ方法

カビ対策には湿気をこもらせないことが最も重要です。収納時に除湿剤を一緒に入れるとカビ対策になります。また、梅雨など、雨が降り続いて湿気がこもる時期には晴れた日に干すと、防虫・防カビ効果が期待できるでしょう。

3-3.防虫方法

害虫対策にはやはり防虫剤を使うのが最も確実です。しかし、害虫にも種類があり、一つの防虫剤ですべての害虫をカバーできないこともあります。防虫剤を使う際には、複数の防虫剤を比較し、どのような害虫に効果があるのかを確認してから購入するようにしましょう。

防カビ・防虫対策も大切なんですね。
はい。特に、めったに着ない服は厳重に対策しておきましょう。

4.冬物の3つの収納方法について

次は冬物の収納方法についてご紹介します。

4-1.引き出し収納

セーター・カーディガンなどのニット系の冬服は引き出しにしまうのが最適です。平積みで収納するのではなく、丸めて縦に収納するとどこに何が入っているのかが分かりやすく、収納量も増えるのでおすすめします。

4-2.吊(つ)るして収納

スーツ・スカート・パンツ・プリーツブラウスなどは吊るして収納するのがおすすめです。ハンガーにかけ、洋服ダンスやクローゼットに収納しましょう。なお、吊るす際にはできるだけ服の丈に合わせて整列させて吊るしてください。こうするとつるした場所の下にスペースができるので、そこに衣装ケースなどを設置できます。なお、吊るすスペースが足りない場合は突っ張り棒などを使うと増やすことが可能です。

4-3.衣装ケースで保管

次の冬に着ない可能性がある場合、長期保管になるかもしれません。そのようなときには衣装ケースを利用すると便利です。前述したように丸め、立てて収納しましょう。なお、防虫剤や除湿剤は衣類の一番上に置いてください。

収納方法も複数あるんですね。
はい。衣類に合わせて選びましょう。

5.不要な冬物を手放す方法について

この項では不要な冬服の処分方法についてご紹介します。

5-1.残すか捨てるかの判断基準

捨てるかどうかは、以下のような基準に合致するかどうかで判断するとよいでしょう。

  • 1年以上着ていないか
  • 流行から外れているか
  • 体系に合っていないか
  • 同じような服がないか

特に、1年以上着ていない場合は処分対象の最有力候補です。冬服は季節ものですから、冬になれば必ず需要が発生します。にもかかわらず、1年以上着ていないということは、なくても構わない不要な服ということです。服を減らしたいときには、使用頻度の低いものを優先して処分するようにすると失敗しにくくなります。

5-2.処分・買取に出す方法

5-2-1.古着屋

最もオーソドックスな方法は古着屋に売る方法です。冬服は生地が厚いので夏服などに比べて比較的高値で売れます。また、ただし、古着屋はそこかしこにあるというわけではありません。お住まいの地域によっては利用できないのが難点です。

5-2-2.リサイクルショップ

洋服はリサイクルショップでも売ることができます。リサイクルショップは全国各地にあるので、比較的利用しやすいのがメリットです。ただし、リサイクルショップは中古品全般を扱っているので、古着屋に比べると買取価格は低めになります。

5-2-3.ネットオークション・フリマサイト

ネットオークションやフリマサイトを利用して売却する方法も、最近人気があります。ネットオークションは競売なので高値が付きやすく、フリマサイトも価格を自分で設定できるため高く売りやすいのが特徴です。ただし、どちらも出品から発送まで自分で行わなければならず、クレーム対応や値切り交渉、金銭トラブル対応なども自力で行う必要があります。また、基本的に1着ずつ出品しなければいけないので、非常に手間がかかるのも難点です。

5-2-4.不用品回収業者

不用品回収業者に有料・無料で回収してもらったり、買取してもらったりすることもできます。ただし、洋服1着のために利用するのは現実的ではありません。数十~数百着の洋服を一度に処分する場合には便利です。

5-2-5.寄付

国内外問わず、服の寄付は人気があります。捨てるぐらいであれば寄付することを選んだほうが有意義です。ただし、マナーとして穴が空いていたり汚れていたりするものは送らないようにしましょう。また、原則として送料は自己負担となるので注意してください。

5-2-6.自治体にゴミとして出す

最後の手段として、ゴミに出す方法があります。基本的には可燃ゴミに出せますが、一度に大量に出す場合は粗大ゴミ扱いになることもあるので注意しましょう。大量にゴミとして洋服を出す場合は事前にお住まいの地域の粗大ゴミセンターに問い合わせてください。

5-3.売却時の注意点

ダメージジーンズなど一部の例外はありますが、基本的に洋服は穴があいていたり汚れていたりすると値段がつきません。買取に出しても拒否され、結局二度手間になってしまうので、そのような場合には最初からゴミとして処分することをおすすめします。

冬物の処分方法は複数あるんですね。
はい。衣服は流行があるので、売却したい場合は早めに売ることが大切です。

6.冬物の収納に関するQ&A

最後に冬物の収納に関してよく寄せられる質問とその回答をご紹介します。

Q.防虫剤の臭いをどうにかすることはできませんか?
A.防虫剤には有臭のパラジクロロベンゼン・ナフタリン・しょうのうが有名ですが、実は無臭のピレスロイド系のものもあります。臭いが気になる方はピレスロイド系防虫剤を使いましょう。ちなみに、有臭の防虫剤同士は併用できないので注意してください。有臭と無臭の防虫剤の併用は可能です。

Q.防虫剤を使っても害虫被害に遭うのですが、対処法はありますか
A.防虫剤を使っているのに効果が十分に発揮されていないのであれば、多くの場合は密閉空間で使用していないことが原因です。防虫剤は密閉空間でないと十分な効果を発揮しません。衣装ケースなど、密閉容器に収納して使うとよいでしょう。また、有効期限が切れている場合も効果がなくなります。使用期限が切れていないかも確認しましょう。

Q.収納しきれない場合の対処法を教えてください?
A.服を減らすことを考えましょう。処分したくないのであれば、トランクルームや貸倉庫を借りて保管してください。

Q.衣装カバーは防虫や防カビに効果がありますか?
A.一定の虫・カビ対策になることは間違いありません。しかし、完全に防ぐまでには至らないので、防カビ剤や防虫剤と併用するようにしましょう。

Q.長期保管するとどこに何の服を収納したのかが分からなくなります
A.このような場合は収納場所にラベリングを施してください。たとえば、「コート」「ニット」「スカート」「マフラー」などのように、収納物の名称を書いたラベルを貼ります。こうすれば迷うことがありません。

まとめ

今回は冬服の収納に関してご紹介しました。これからの時期は気温と湿度が上がっていきます。高温多湿の場所は虫やカビが活発になりますから、冬服を保管する際にはしっかりとした対策が必要です。しまい洗いをきちんと施し、防虫剤や除湿剤を使ってしっかりと保管してくださいね。