タバコのヤニの落とし方をご紹介! 室内でタバコを吸うときの注意点も!

タバコを室内で吸う回数が多くなるほど、壁の黄ばみが目立ち始めます。「タバコのヤニで汚れた部分をキレイにしたいけれど方法が分からない」「壁紙が傷んでしまうのでは?」と、悩んでいる方が多いでしょう。長年放置したヤニ汚れはなかなか落ちません。さらに、賃貸物件の場合は、退去時に原状回復のため多額の費用を請求されることがあります。では、どうすればキレイに落とすことができるのでしょうか。

本記事では、タバコのヤニの落とし方を解説します。

  1. タバコのヤニで壁が汚れる原因と注意点
  2. タバコのヤニ落としに必要な道具と落とし方
  3. タバコのヤニ汚れを予防する方法
  4. タバコのヤニ汚れ落としをプロに依頼する方法
  5. タバコのヤニ汚れに関してよくある質問

この記事を読むことで、タバコのヤニ汚れを未然に防ぐポイントも分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.タバコのヤニで壁が汚れる原因と注意点

まずは、タバコのヤニで壁が汚れる原因と、室内でタバコを吸う際の注意点をチェックしておきましょう。

1-1.壁の黄ばみ原因はほとんどが喫煙

壁紙が黄ばむ原因のほとんどは喫煙です。タバコには有害物質のタールが含まれており、これがヤニと呼ばれるものの正体でもあります。喫煙者の歯が黄色く変色しているのも、このタールが歯の表面に付着しているからです。喫煙によって、有害物質のタールが歯・のど・肺にこびりつくことになりますが、煙によって室内に広がり、壁紙にも少しずつ蓄積することになります。室内でタバコを吸うほどにどんどん蓄積していき、黄ばみとして目に分かるようになるのです。

1-2.タールはタバコが燃焼するときに大量発生する

タバコに含まれているタールは、火をつけなければ発生することはありません。タバコが燃焼するときに大量発生するのが大きな特徴です。強い油性で粘着性を持っているため、壁紙に付着すると簡単に落とすことはできないでしょう。消臭剤や消臭スプレーを振りかけても、なかなかにおいを消すことはできません。部屋全体がタバコ臭くなるほど、タールが充満することになります。賃貸物件の場合は、原状回復は借り主の負担となるため、完全ににおいが消えるまで費用請求される可能性があるのです。

1-3.原状回復に数万円かかることも……

前述したように、賃貸物件の場合は、原状回復のために数万円かかる恐れがあります。原状回復は、借りた当時の状態にすることを目的としていますが、経年劣化でできた汚れなどは対象外です。けれども、タバコのヤニは経年劣化で起こる汚れではありません。喫煙者が毎日タバコを吸うことで少しずつ汚れがたまり、黄ばみとして出てきました。そのため、原状回復の対象となり、新しい壁紙にするために数万円が必要になることもあるのです。室内でタバコを吸う際は、原状回復のことをきちんと理解しておかなければなりません。

2.タバコのヤニ落としに必要な道具と落とし方

ここでは、タバコのヤニを落とすために必要な道具と、具体的な落とし方について解説します。

2-1.最初に必要な道具を準備しよう

タバコのヤニを落とすためには、クロス表面のでこぼこに入り込んだ汚れを落とす道具が必要です。最低でも、以下の道具を準備してください。

  • 水拭き用とから拭き用のぞうきん(2枚)
  • メラミンスポンジ
  • やわらかいナイロンブラシ
  • 霧吹き
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • 漂白系洗剤

壁紙のでこぼこや細かい部分の汚れを落とすために、歯ブラシを用意しておくと安心です。また、黄ばみの原因であるタールは油性の性質を持っているので、中和するアルカリ性の性質を持った洗剤を用意してください。専門的な洗剤を購入せずとも、重曹・セスキ炭酸ソーダ・漂白系洗剤があれば十分です。

2-2.ヤニを落とす手順

必要な道具が準備できたら、以下の手順どおりに掃除を進めていきましょう。

  1. 掃除機やはたきで壁紙についた大まかなホコリをはらう
  2. ヤニを落としたい部分に洗剤や重曹水(水100ml:重曹小さじ1杯)を直接吹きつける
  3. メラミンスポンジやブラシでやさしくこすり落とす
  4. 水拭きをして洗剤とやに汚れをキレイに取り除く
  5. かわいたぞうきんで余分な水分を拭き取る

以上の流れで掃除すれば、だいたいのヤニ汚れが落ちるでしょう。重曹水の代わりに、セスキ炭酸ソーダ水(水500ml:セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯)を使うのも方法の1つです。洗剤をつけて汚れが浮いてきたら、すぐに拭き取ります。スポンジやブラシが汚れてきたら、こまめに水で洗うようにしてください。汚れたまま作業を進めると、せっかく落としたヤニが壁紙についてしまうので要注意です。

2-3.洗剤を狭い範囲に吹きつけながら少しずつ汚れを落とす

壁紙に付着したヤニを落とすポイントは、洗剤を狭い範囲に吹きつけることです。そして、少しずつ汚れを落としながら拭き取る作業を何回もくり返しましょう。1回だけではなかなか落とすことができないかもしれませんが、2回目、3回目と作業をくり返すうちにどんどんヤニが落ちていることを実感できるはずです。逆に、力を入れてゴシゴシこすると、ヤニが壁紙の奥にまで入り込んでしまい、余計に汚れてしまうので気をつけてください。

3.タバコのヤニ汚れを予防する方法

では、タバコのヤニ汚れを予防する方法とポイントを解説します。

3-1.タバコは外で吸う

基本的なポイントは、タバコを室内で吸わず、外で吸うことです。室内で吸ってしまうとタールが壁紙だけでなく、カーテンや衣類にも付着することになります。蓄積されるほど頑固な汚れとなり、落とすまでに時間と労力がかかるものです。ベランダや庭に出て吸ったり、雨が降っているときは換気扇の前で吸ったりするなど、タバコの煙が外へ出るように工夫することが大切なポイントとなります。室内で吸わないように心がけましょう。

3-2.壁紙が汚れる前にこまめに掃除する

キレイな壁紙を保ち続けるためには、汚れる前にこまめに掃除することが大切なポイントです。前述したように、壁に付着したまま長期間放置されたヤニ汚れは、時間の経過とともに固まり、完全に落とすことが難しくなってしまいます。タールが壁紙のでこぼこ部分に染み込んでしまっているため、無理に落とそうとするとムラができ、余計にヤニ汚れが目立ってしまうことになるのです。頑固なヤニ汚れは自分で無理に掃除せず、プロの業者に依頼したほうがいいでしょう。

3-3.汚れが目立たない壁紙を活用する

タバコを頻繁に吸う方は、事前に汚れが目立たない壁紙にすることをおすすめします。壁紙は無難な白を選ぶ方が多いと思いますが、白の壁紙は汚れが目立つ点がデメリットです。白にこだわりがない方は、アイボリー・ベージュなど少し色がついた壁紙を選ぶといいでしょう。薄色がついた壁紙は汚れが目立たないだけでなく、心理的にも落ち着きをもたらす効果があります。また、広いリビングの場合は、一面だけ濃い色ものや柄ものを取り入れるのも方法の1つです。中には、汚れが落ちやすい壁紙もあるので、活用するといいかもしれません。

3-4.空気清浄機を使う

コストはかかりますが、ヤニ対策として空気清浄機を使うのも方法の1つです。空気清浄機を喫煙のたびに使うことで、煙を吸い取ってくれます。そうすれば、壁紙にタールが付着するのを未然に防ぐことができるというわけです。ただし、空気清浄機の近くで吸わなければ意味がありません。また、空気清浄機を活用する際は、定期的にフィルターの掃除と交換を行う必要があります。

4.タバコのヤニ汚れ落としをプロに依頼する方法

ここでは、タバコのヤニ汚れをプロの業者に依頼する方法とポイントを解説します。

4-1.自分で落とせない場合は業者に依頼する

タバコのヤニ汚れがひどい・自分で掃除しても落ちない・引っ越しで時間がないという方は、プロの業者に依頼したほうがいいでしょう。タバコのやに汚れを掃除する清掃業者はたくさんあります。実績があるところほど、的確かつスピーディーに掃除してくれるでしょう。自分で落とすことができなかった頑固な汚れも、専用の洗剤や機械を使うので簡単に落ちます。費用はかかりますが、時間と労力をかけずにスピーディーにキレイにできる唯一の方法です。

4-2.費用は約1万円以内

壁紙・クロスのクリーニング費用は、約5,000~10,000円になるでしょう。汚れ具合がひどく、範囲が広いほど費用は高くなりがちです。ほとんどは10,000円以内で清掃可能ですが、場合によっては数万円かかる可能性もあります。業者に依頼する際は、見積書の内容をきちんと確認してください。業者の中には、高額な追加費用を請求するケースもあるため、優良業者と悪徳業者を見極めるポイントを押さえておかなければなりません。

4-3.業者選びのポイントを把握しよう

どの清掃業者に依頼すればいいのか分からなくなるときは、以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • スタッフが丁寧かつスピーディーな対応をしてくれるか
  • 壁紙・クロスのクリーニングサービスが充実しているか
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけているか
  • 見積書の内容が細かく記載されているか
  • 実績がホームページ等に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • どのような方法で掃除するのか説明してくれるか

スタッフの対応が丁寧できちんと説明してくれる業者なら安心して依頼できます。けれども、見積書の内容が大ざっぱ・掃除方法を説明してくれないといった業者は信用できません。少しでも不安を抱く業者に依頼すると、後でトラブルになる恐れがあるので気軽に依頼しないように注意してください。

5.タバコのヤニ汚れに関してよくある質問

タバコのヤニ汚れに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.掃除前の注意点は?
A.自然由来でできている重曹やセスキ炭酸ソーダでも、壁紙が変色する可能性があります。そのため、まずは目立たない場所に少量を試してみてください。それで問題がなければ全体に使うようにします。また、洗剤をつけた後の放置は絶対にNGです。数時間放置したほうが洗剤が染み込み落ちやすくなると思うかもしれませんが、放置すると傷んだり変色したりする恐れがあります。洗剤をつけた後はすぐに拭き取るようにしましょう。

Q.スチームクリーナーは効果的か?
A.高温の水蒸気を使って汚れを落とすことができるので効果は期待できます。スチームクリーナーの水蒸気を壁に噴射し、ぞうきんなどで拭き取ると簡単に落とすことができるでしょう。重度のヤニ汚れでも洗剤を併用すれば、キレイになるかもしれません。ただし、スチームクリーナーの刺激が強すぎて、逆に壁紙を傷めてしまう恐れがあります。心配な方は、業者に依頼したほうがいいでしょう。

Q.塩素系漂白剤を使用する際の注意点は?
A.塩素系漂白剤はアルカリ濃度が強く強力なので、こびりついたヤニ汚れに効果が期待できますが、白い壁紙以外に使うと変色の恐れがあるので注意しなければなりません。重曹とセスキ炭酸ソーダで落とせなかったときの最終手段として使うようにしてください。白い壁紙以外に使用する際は、目立たない場所で試すことが大切です。また、大量に吸い込むと健康被害の可能性があるので、使用する際は必ず窓を開けて換気しましょう。

Q.洗剤が壁紙に残ってしまうとどうなるのか?
A.きちんとぞうきんで洗剤を拭き取らなければ、壁紙が傷み変色する恐れがあります。特に、複数枚の壁紙をつなぎ合わせているつなぎ目は、洗剤や水分が入り込みやすい場所です。つなぎ目は防水加工が施されていないケースが多いため、この部分の掃除はなるべく避けるようにしましょう。どうしても汚れが気になる場合は、業者に依頼することをおすすめします。

Q.カーテンや布製品のヤニ取りのポイントは?
A.壁紙だけでなく、定期的にカーテンや布製品のヤニ汚れを落とすことも大切です。漂白剤を使えば、簡単に落とすことができます。洗濯機につけ置きコースがあれば、そのコースを利用して洗うといいでしょう。

まとめ

タバコのヤニ汚れは、簡単な掃除道具で落とすことができます。大切なのは、汚れを放置せずにすぐ落とすことです。放置する時間が長くなればなるほど頑固な汚れになってしまい、なかなか落とせなくなってしまいます。自分で掃除しても落ちない場合は、プロの業者に依頼するのも選択肢の1つです。プロの業者は汚れに合った洗剤や方法で落とすので、スピーディーかつ適切に掃除してくれます。後は、そのキレイな状態を維持することに力を入れるだけで良いのです。