家具に貼られたシール

家具についているシールをはがしたい人は必見です。シールを何とかはがそうとしても、中途半端にはがれたり、白い粘着部分が残ってしまうなど、余計やっかいな状態になってしまうでしょう。スムーズにシールはがしをするために、必要なシールはがす方法を知ってください。

知識や情報を習得し、家具に貼られているシールを上手にはがしましょう。

  1. 家具に貼られたシールをはがす方法
  2. シールの種類と特徴
  3. シールをはがすときの注意点

1.家具に貼られたシールをはがす方法

なかなか取れないシールでも、適切な方法を把握しておけば、スムーズに家具に貼られたシールをはがすことができます。では、どのような方法があるのでしょうか。シールをはがす方法とメリット・デメリットについて説明します。

1-1.「ドライヤー」を活用した方法

ドライヤーを使った、シールはがす方法は一般的なやり方です。大切な家具や高級家具についたシールをはがす場合は、まず、ドライヤーを使ってください。ドライヤーを使った方法はとても簡単です。ただ、シールの部分にドライヤーで熱を送り、丁寧に少しずつはがしましょう。少し温めるだけでも、見違えるようにはがれやすくなります。

また、はがした後もまったくつかないので、おすすめの方法です。シールを何とかはがそうとして、水を湿らせる人は多いですが、木材でできている家具は劣化しやすくなります。できるだけ、水を使わないように注意しましょう。

ドライヤーを当てるときも、適度な距離感を保ちながら当てることがポイントです。近づけすぎると、接着の部分が過剰に溶けてしまい、後がついてしまう恐れがあります。温度と距離に気をつけながら、温めてくださいね。

1-2.中性洗剤・お酢を使う

家庭に必ずあるもので、家具に貼られているシールがはがせます。家庭に必ずあるものとは、「中性洗剤」と「お酢」の2つ。一人暮らしの場合、お酢はないかもしれませんが、中性洗剤は必ずあるものです。では、どうやってシールをはがすのでしょうか。順序について詳しく説明します。

  1. 中性洗剤・お酢を薄めた水を用意する
  2. ティッシュに薄めた水を含ませ、シールの上にあてる
  3. ある程度染み込ませた後、ラップをして放置する
  4. 数分経過したら、シールを丁寧にはがす
  5. 濡れ雑巾で洗剤・お酢をふき取り完了

以上のような流れになっています。
とても簡単ですし、短時間でシールがはがせるのでおすすめです。小さな子供がいる家庭では、お酢を使った方が良いでしょう。

1-3.ハンドクリームでシールがはがせる!?

普通に使っているハンドクリームで、家具に貼りついたシールがはがせることをご存じでしょうか?ハンドクリームには、水分が豊富に含まれているのではがれやすくなる効果をもっています。油分が多いハンドクリームよりも、水分が多いハンドクリームの方がはがしやすいですよ。水っぽいハンドクリームを使っている人は、ぜひ使ってください。シールの上から塗りこんでいけば、それほど力を加えなくてもスムーズにはがせます。シールをはがすのが楽しくなってくるでしょう。

家具に貼られたシールをはがす方法は複数あるんですね。
はい。家具の素材によっては使えない方法もあるので、まずは確認してからシールをはがす方法を選びましょう。

2.シールの種類と特徴

2-1.よく見られる「紙製」「フィルム製」のシール

シールにはさまざまな種類があります。子供が好き勝手に貼ったり、何が入っているかわかりやすいようにわざとシールを貼ることもあるでしょう。シールをつけるときは、できるだけはがしやすいシールを選ぶことが大切です。シールの種類には、はがしにくいものもあるので注意してください。さまざまなシールはありますが、その中でも比較的、よく見られるのが「紙製」と「フィルム製」です。子供が使うシールはほとんどが紙製でしょう。

紙製のシールは水に弱い特徴があります。そして、フィルム製は、屋外のものに貼るシールでよく見られるように、水に強い特徴を持っているのです。子供のおもちゃにも利用されています。フィルム製のシールの粘着性は、ほとんどが油性でしょう。油性は、中性洗剤に弱い特徴を持っているので、要チェックです。

2-2.やっかいな「粘着性が強いシール」

シールの中には、粘着性が非常に強いシールがあります。例えば、両面テープやクラフトテープのようなものです。粘着性が強いシールはやっかいなので、はがすまで手間がかかるでしょう。普通のテープよりもベタベタします。

はがそうとすると、粘着部分だけ家具に残るケースが多いのも、クラフトテープや両面テープの特徴です。粘着性が強いシールは、熱に弱い特徴をもっています。ドライヤーで温めると粘着部分が溶け、はがしやすくなるでしょう。

このように、シールにはさまざまな種類があります。それぞれ特徴を持っているので、特徴を把握すれば、より適切な方法でシールがはがせるでしょう。

シールの種類によって取れにくいものがあるんですよね。
はい。粘着性シールはやっかいです。

3.シールをはがすときの注意点

3-1.ゴシゴシとこすらない

家具に貼りついている粘着部分を、何とかしてはがそうとゴシゴシこすっていませんか? ゴシゴシこすりたい気持ちもわかりますが、それでは家具が傷ついてしまいます。お気に入りの家具や高級家具が傷つくとショックですよね。

もし、粘着部分をキレイにしたいなら、“メラニンスポンジ”を使ってください。メラニンスポンジは、力を入れなくても粘着部分をはがすことができます。家具を傷つけることなく、粘着部分をはがせるので常にストックしておくと良いでしょう。

また、普通に使用する“消しゴム”もおすすめです。消しゴムも、家具を傷つけずにキレイにできます。絶対に、ゴシゴシこすらないように注意してくださいね。それでも、粘着部分がはがれない場合は、最終手段として“シール専用はがし液”を使いましょう。

3-2.シール専用はがし液を使うときの注意点

シール専用のはがし液を使うのも、ひとつの方法です。しかし、はがし液を使う場合は注意しなければなりません。家具の種類によっては、塗りこんだところにシミができるケースもあるので、一度試し塗りをすると良いでしょう。家具の底や目立たない部分に試し塗りをして、異変がないかどうか確かめてから使ってくださいね。

また、子供がいる家庭では、シール専用はがし液が害になるので注意しなければなりません。家具に塗った後は、子供が触っても大丈夫なように、きちんとふき取っておきましょう。仕上げの部分も、シールはがしに大切なことなので徹底的に処理してくださいね。

ゴシゴシとこすってはダメなんですね。
はい。跡が残りやすくなりますし、家具本体も傷みます。

まとめ

家具に貼られたシールのはがし方、シールの種類と特徴、シールをはがすときの注意点について説明しました。シールの種類によって、特徴があります。きちんと特徴を把握しなければ、間違った方法ではがしてしまうでしょう。適切な方法ではがせば、スムーズに家具がキレイになります。しかし、間違った方法ではがすと、逆に家具が傷んでしまい、シールの粘着部分も家具に残ってしまうので、注意してくださいね。

  • ドライヤーでシール部分を温める
  • 中性洗剤、お酢を使う
  • ハンドクリームでシールをはがす
  • 紙製は水に弱い
  • フィルム製は洗剤系に弱い
  • 粘着性が強いシールは熱に弱い
  • ゴシゴシとこすらない
  • シール専用のはがし液を使う際は注意する

以上は、必ず押さえておきたいポイントです。正しいシールのはがし方をつかんでおけば、失敗することなく、シールがはがせます。イライラせず、気持ちよくはがすためにも、以上のポイントは必ず頭の中に入れてくださいね。楽しくシールをはがしましょう。