埃の正体や増えてしまう原因は? 掃除のポイントと予防法を知ろう!

掃除をしても次々と発生する埃の正体は一体何なのか、疑問に思っている方が多いでしょう。埃の正体や原因を突き止めることで、なるべく発生させないように工夫できます。埃で悩まされている方は、まず、埃の正体や増えてしまう原因を知ることが大切です。

そこで、本記事では、気になる埃の正体と原因、掃除のポイントなどについて解説します。

  1. 埃の正体と体に与える悪影響
  2. 埃が増えてしまう原因は?
  3. 埃を掃除するポイント
  4. 埃を予防するための対策
  5. 埃に関してよくある質問

この記事を読むことで、埃を増やさないようにするためのポイントや予防法がわかります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.埃の正体と体に与える悪影響

まずは、埃の正体と体に与える悪影響についてチェックしておきましょう。

1-1.埃の正体は大半が繊維くず

埃を拡大してみると、大半が衣服や布団などの布製品から出た繊維くずです。室内に発生する埃の大半が繊維くずで、そこに外部からやってくる土や砂・花粉、皮脂汚れやふけなどが絡み合ってできています。さらに、ダニやカビ・菌・ウイルスなど、人に悪影響を及ぼすものもついていることがあるのです。生活している限り埃を完全になくすことはできませんが、発生量を抑えることはできます。ただし、埃の発生をできるだけ抑えるためには、埃の正体が何なのかを知ることが大切です。

1-2.埃を放置すると不衛生な生活環境になる

埃を放置すると不衛生な生活環境になります。埃はとても軽いので、少し動いただけでも空気中にたくさん舞うものです。そして、呼吸するたびに埃を体内に吸い込み、体調不良を引き起こす原因にもなります。埃1gの中には、およそ100万匹のカビ胞子と3000匹のダニが潜んでいると言われているのです。これらを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や気管支喘息を発症する可能性が高くなるので注意してください。

1-3.増えているシックハウス症候群

埃の中にあるカビ・ダニ・化学物質などが原因で、シックハウス症候群を発症する人が増えています。シックハウス症候群の疑いがある症状を以下にまとめたのでぜひチェックしてください。

  • 目やにが出たり、目がチカチカする、痛みが出る
  • 鼻水が出たり、くしゃみが頻繁に出たりする
  • 頭痛・吐き気・めまいがする
  • 体がだるく、気分が悪い
  • 食欲不振が続いている
  • のどがイガイガする
  • 腹痛・下痢・便秘などが続いている
  • 肩こりがひどい

上記の症状が長く続く場合は、なるべく早めに病院を受診したほうがいいでしょう。慢性化すると日常生活や仕事にも支障をきたしかねません。ただの埃ですが、されど埃です。埃を放置するのではなく、できるだけ発生を抑える工夫が必要となります。

2.埃が増えてしまう原因は?

では、埃が増えてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

2-1.身のまわりにあるさまざまなものから発生している

前述したように、埃の正体はほとんどが繊維くずです。布団・カーテン・カーペット・衣類・クッションなどの布製品をはじめ、ティッシュ・本・新聞などあらゆるものから発生しています。身のまわりにあるものから埃の元となる繊維くずが発生しているため、完全に除去することはできません。ただし、増えすぎないように工夫したり、埃っぽくなる状態を防いだりすることは可能です。まずは、どこから発生しているのか、埃がたまりやすい場所はどこなのかを知ることが重要と言えるでしょう。

2-2.室内だけでなく外部からの埃も要注意!

埃が発生するのは室内だけではありません。花粉・土埃・砂など、外からやってくる埃もたくさんあります。外出する際に風に乗ってやってきたり、靴裏についた土埃が室内に入ったりしてしまうのです。特に、花粉シーズン中は、窓を開けたときに花粉が大量に入ってきやすくなるので注意しなければなりません。

2-3.埃がたまりやすい場所は部屋の隅や角

埃がたまりやすい場所は、部屋の隅や角ができている箇所が多いでしょう。人が動きまわる部屋の真ん中では埃が空気中に舞い上げられ、そのまま部屋の隅のほうにたまります。また、タンスや冷蔵庫の裏、家具や家電の上・下・すき間などもたまりやすいのです。ほかにも、以下の箇所に埃がたまりやすいので、ぜひ掃除する際の参考にしてください。

  • カーテン・ソファー・クッションなどの布製品
  • 引き戸のレール・窓枠・サッシ部分
  • コンセントなどのコード類
  • 照明カバーや蛍光灯部分

2-4.静電気が発生する場所もたまりやすい

埃は静電気が発生する場所にたまりやすい傾向があります。モップや掃除機で頻繁に床を掃除しても、次々と埃が現れるのは静電気によって壁にくっついているからです。風が吹くだけでも摩擦が起き、静電気が発生する壁に埃がくっついてしまいます。また、前述したように、静電気が発生する家電まわりにも埃がたまりやすいので、こまめに掃除する必要があるのです。

3.埃を掃除するポイント

それでは、埃を掃除するポイントを解説します。

3-1.上から下へ埃を落とす掃除が基本

埃掃除は、埃を上から下へ落とし除去するのが基本です。逆に、床から掃除してしまうと、家具の上や壁・天井についた埃を落としたときにまた掃除しなければならなくなるので2度手間になります。時間と手間をかけずスピーディーに掃除するためにも、最初に室内の上部などについた埃を落としてください。それから、ドアノブや手すり・スイッチの埃を落とし、最後に床に落ちた埃を集めて吸い取ります。

3-2.天井・壁などの埃はモップを利用する

天井・壁などの埃はなかなか落としづらい場所なので、柄が長い床用モップやハンディモップを活用するのがポイントです。床用モップを上方に向け、天井や壁の拭き掃除を行いましょう。柄が調節できるタイプを使えば、照明カバーやドアの上端部分も楽に掃除できます。家具の上はハンディモップがおすすめです。

3-3.落とした埃を集めて吸い取る

上から下へ順に落とした埃は、最後に集めて吸い取ります。ただし、いきなり掃除機で吸い取るのはNGです。掃除機は排気が出るので、せっかく集めた埃を撒き散らしてしまう恐れがあります。そのため、掃除機をかける前に、フロアワイパーである程度の埃を取っておきましょう。それから掃除機で残りの埃やゴミを吸い取れば、落とした埃が除去できます。仕上げに水拭きをすれば、細かい埃も取り除くことができるでしょう。

3-4.ドアノブやスイッチなどは水拭き

触ることが多いドアノブやスイッチなどには、埃と皮脂・手垢(てあか)が混ざり合って付着しています。目には見えない汚れが付着しているので、水拭きでキレイにしてください。水拭きでも汚れが取れない場合は、重曹水(重曹小さじ1杯:水100ml)で水拭きするといいでしょう。重曹は家中のさまざまな汚れに有効なエコ洗剤なので、小さい子どもやペットがいる家庭でも気軽に使うことができます。

3-5.網戸・サッシは定期的に掃除する

外からの埃が付着しやすい網戸は、取り外して庭やベランダなどで水洗いをするのがおすすめです。大掃除などにサッシとまとめて掃除するといいでしょう。なかなか汚れが落ちない場合は、住居用洗剤を吹きかけてブラシでこすり洗いをすると落ちやすくなります。また、サッシの部分は、大まかな埃を綿棒などで除去し、お湯をかけて拭き掃除をしてください。熱めのお湯を流すことで、固まった汚れも除去できます。

4.埃を予防するための対策

なるべく埃を発生させないための対策ポイントを紹介します。

4-1.埃の発生原因を作らない

1番の対策となるのが、埃の発生原因を作らないことです。埃は大半が繊維くずなので、布製品をできるだけ減らしましょう。繊維くずを出す布製品を極力少なくすることで埃の量も減ります。たとえば、ソファーを布製品から革製品に変えたり、カーペットやクッションを処分したりするなど工夫はさまざまです。また、カーテンや寝具など生活に必要なものは、こまめに洗濯し清潔な状態を維持しましょう。

4-2.家具の配置にも気を配る

家具の配置を見直すのも、埃の量を減らすポイントとなります。なるべく、埃が溜まらないように角ができない配置にしましょう。できれば、何も置いていない状態が好ましいのですが、なかなか難しいものです。できる限りで構いませんので、掃除しやすい配置にするのもポイントとなります。特に、テレビやソファーはコンセントの差し込み口に被らないように気をつけましょう。

4-3.帰宅前に外で体をはたく

外からの埃をできるだけ室内に入れないように、帰宅時に玄関の外で体をはたいてください。衣服などには、外でついた目に見えない汚れや埃が付着しています。玄関を開ける前に体をはたき、上着・マフラー・帽子などについている花粉や埃を落としましょう。はたいた後に玄関口で粘着クリーナーを使うとより効果的です。

4-4.棚にものを置かない・扉付きの収納棚を使う

棚にたくさんのものを置いてしまうと、埃がたまりやすくなってしまうので注意が必要です。できるだけ、棚にものを置かないようにするか、扉付きのタイプを使用してください。扉付きの収納棚・本棚なら、埃をためることがありません。また、家具の下に埃がたまるのが気になる方は、足つきタイプを使用するといいでしょう。足つきタイプは移動しやすいので掃除がしやすくなるのも大きなメリットです。

5.埃に関してよくある質問

埃に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.埃掃除のベストタイミングはいつ?
A.少し動くだけですぐに埃が舞い上がってしまうので、人の動きが少ない時間帯を狙うのがポイントです。埃を効率よく掃除するためには、朝起きてすぐか、帰宅直後がベストタイミングと言えるでしょう。寝ている間や外出中に、空気中に舞い上がった埃が床に落ちて集まります。また、最低でも1週間に1回の掃除を心がけてください。

Q.埃がつきにくくなる掃除のコツは?
A.洗濯用柔軟剤を使うことです。柔軟剤には静電気防止効果があるので、以下の流れで掃除してください。

  1. 水に適量の洗濯用柔軟剤を混ぜ合わせる(小さめのバケツに5~6滴ほど)
  2. キレイに洗ったぞうきんを浸す
  3. ぞうきんをしっかり乾かした後、床や壁・棚などをサッとなでるように拭く(月1回が目安)

ポイントはぞうきんをしっかりと乾かすことです。ぬれたままで拭いてしまうと、拭いたものに水分がつき、ホコリが除去できなくなります。また、柔軟剤独特のにおいが苦手な方は無臭タイプを使用してください。化学物質に過敏な方は、扱い方に注意したほうがいいでしょう。

Q.玄関の埃はどうやって掃除すべきか?
A.玄関の埃を絡め取るためには、水に軽くぬらした新聞紙を使ってください。水に軽くぬらした新聞紙をちぎって玄関にまいてから掃き掃除をすると、ホコリを含めた汚れを絡め取ることができます。また、土埃が舞い上がるのを防ぐ効果もあるため、掃除が楽に進められるでしょう。

Q.埃掃除をする前にやるべきことは?
A.窓を開けて換気することです。窓を締め切った状態で掃除をしても、室内の埃を舞い上がらせるだけなので効果はありません。窓を開けて空気の流れを作り、室内の埃を外へ出しましょう。ただし、花粉シーズンは花粉が室内に入ってくることがあります。その際は、空気清浄機などを活用するといいでしょう。

Q.埃の掃除におすすめのグッズは?
A.家電にたまった埃の除去に役立つハンディモップやマイクロファイバータオルがおすすめです。コンセント付近やコード類についた埃の掃除にも、ハンディモップは役立ちます。また、マイクロファイバータオルは普通のタオルよりも小さな埃を絡み取れるアイテムです。埃が出やすいベッドや布団などの寝具類は、布団専用掃除機を使うと埃が除去できます。

まとめ

埃の正体は、洋服などの布製品から出ている繊維くず(綿ぼこり)が大半を占めています。室内の埃は繊維や髪の毛などですが、土埃や砂といった外からやってくるものもあるのです。身のまわりにある、あらゆるものでできた小さな物質が埃となります。埃をできるだけ発生させないためには、布製品を常に清潔な状態にすることが大切です。また、埃がたまりやすいのは隅や角なので、なるべく部屋に角を作らないようにするのもポイントと言えるでしょう。埃の正体と特徴をつかめば、悩まされることもありません。