壁紙に付いた汚れが気になる。効果的な落とし方とは?

2月も後半に入り、少しずつ暖かくなってきました。そろそろ掃除もしやすい季節になってきています。汚れたところを一気に掃除しよう、とやる気になっている方もいるでしょう。

そこで、今回は落とすのに苦労する汚れのひとつ、壁紙の汚れの落とし方をご紹介します。今は、壁紙専門のクリーナーも販売されていますが、家にあるものでも汚れは落とせるのです。
また、壁材の種類によってお勧めの方法、逆に避けた方がよい方法などもご紹介しましょう。
壁紙の汚れが気になるという方は、ぜひこの記事を読んで掃除をしてみてください。

  1. 壁に付きやすい汚れの種類とは?
  2. 壁紙の種類とは?
  3. 壁紙に付いた汚れの落とし方とは?
  4. おわりに

1.壁に付きやすい汚れの種類とは?

まず始めに、壁に付きやすい汚れの種類についてご紹介しましょう。家族構成によっても変わってきますが、壁は以外と汚れやすいのです。

1-1.皮脂汚れ

スイッチの近くなどに付きやすい汚れで、いわゆる手垢(てあか)です。小さい子どもがいる家では、スイッチの周り以外の場所でも付くことが多いでしょう。黒っぽいべったりとした汚れで、白っぽい壁紙では一層目立ちます。

1-2.ほこりの汚れ

壁紙にほこりが付いた場合、それが湿気ではりついて汚れになる可能性もあります。この場合は、天井の隅などに汚れが付きやすいでしょう。知らない間に汚れがこびりついてしまっている場合もあります。

1-3.落書きの汚れ

小さいお子様をお持ちのご家庭などでつきやすい汚れです。鉛筆、クレヨン、絵の具と種類はいろいろですが、広範囲にわたって汚れが付く場合も多いでしょう。特に、油性マジックの汚れは落ちにくいので、一度ついてしまったら諦めるしかない、と思っている方も少なくありません。また、何度消しても子どもが落書きをするので、うんざりしている方もいるでしょう。

1-4.タバコのヤニの汚れ

喫煙者が家族にいると、タバコのヤニの汚れが壁につきます。タバコの煙の中にはニコチンやタールが含まれており、壁に付くと薄黄色いべたべたした汚れになるでしょう。これにほこりなどが付くと、黒っぽい汚れになります。数ある壁紙に付きやすい汚れの中で、最も厄介で広範囲につきやすい汚れでしょう。

1-5.油汚れなど

主にキッチンの壁に付きやすい汚れです。料理をするとどうしても油が小さな飛沫(ひまつ)になって壁に飛び散ります。すぐには目立たないかもしれませんが、時間がたつにつれて黄ばみになるのです。

2.壁紙の種類とは?

壁紙に付いた汚れの落とし方を説明する前に、壁紙の種類についてご紹介します。壁紙によっては、使えない汚れ落としの方法などもあるのです。

2-1.ビニールクロス

最も一般的な壁紙です。ビニールクロスといってもビニールのようにつるつるしたものだけでなく、いろいろな手触りのものがあります。ビニールクロスは水にも強いので、使える洗剤の種類もたくさんあるでしょう。

2-2.布クロス

布製の壁紙です。ビニールクロスより高級感があり、繊維のような質感を持ったものが多いでしょう。布ですから水分を吸収してしまいます。そのため、液体洗剤などを多用して掃除することはできません。注意しましょう。

2-3.しっくい

しっくいは、和室の壁などに使われることの多い壁材です。壁紙ではなくざらざらとした手触りで、外壁にも使われることも多いでしょう。しっくいは固く壁紙と違ってはがれることはないため、汚れも落としやすく思えます。しかし、しっくいも水を吸いこむ性質があるので、液体洗剤は使えません。

2-4.砂壁

砂壁とは、築年数のたっている家に使われていることの多い壁材です。触るとポロポロと砂の破片が落ちてくるので、一番掃除しにくいでしょう。水も染みこみますので、使える掃除用具が限られてきます。

3.壁紙に付いた汚れの落とし方とは?

では、壁紙に付いた汚れはどのように落とせばよいのでしょうか? この項では、汚れ別の落とし方をご紹介します。

3-1.皮脂汚れ

皮脂汚れには、住まいの洗剤や重曹が効果的です。住まいの洗剤は液体のことが多いので、ビニールクロスの壁紙のみ使用しましょう。また、それ以外の場所は、重曹を少量の水でよく練った「重曹ペースト」を使ってみてください。重曹ペーストには研磨効果があるアルカリ性の物質のため、皮脂汚れがよく落ちます。また、重曹ペーストを作れないという場合は、少量の水で練ったクレンザーを使ってみましょう。

3-2.ほこりの汚れ

ほこりの汚れは、固く絞った雑巾やメラミンスポンジで拭き取りましょう。絞った雑巾ならば、水分もそれほど含んでいないので、しっくいや布クロスでも使えます。もし、心配ならば水拭きをした後でから拭きを行いましょう。また、かわいた汚れの場合は、化学繊維でできたはたきを使って静電気でほこりを吸着させるという方法も使えます。

3-3.落書きの汚れ

落書きの汚れは、鉛筆や色鉛筆ならば消しゴムでこすってみましょう。しっくいや布クロスの場合は、これが一番効果的です。ビニールクロスの場合は水でぬらしたメラミンスポンジでも落ちます。

また、水性絵の具の場合は固く絞った雑巾で拭き、その後でから拭きをしましょう。油性マジックの場合は消毒用のエタノールを脱脂綿に付けて、たたくようにこすってください。エタノールは揮発性が高いので、クロスやしっくいに染みこむ前に蒸発してくれます。

3-4.タバコのヤニの汚れや油汚れ

実はこれが最も落としにくい汚れです。ビニールクロスの場合は住まいの洗剤や、メラミンスポンジを使いましょう。布クロスやしっくいの場合はメラミンスポンジを水でぬらし、水分が絞れなくなるまで絞った後で、同じようにこすっていきます。

油汚れの場合は、重曹ペーストを使いましょう。キッチンのクロスはビニールクロスのことがほとんどなので、住まいの洗剤も使ってください。タバコのヤニは広範囲にわたって付きます。ですから、一部だけきれいにしてもかえってほかの部分との差が激しくなってしまう可能性もあるでしょう。できればタバコは外で吸ってもらうか換気扇の下や空気清浄機の前で吸うなど、煙を部屋の中に広げない吸い方をしてもらってください。

また、キッチンの壁紙には、保護シートを張りましょう。油汚れを防ぐシートは、取り付け・取り外しが簡単で壁紙をいためません。特に、油汚れは時間がたつと黄ばんで目立ってきますので、保護シートを使って汚れを防ぎましょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は壁紙に付いた汚れの落とし方についてご紹介しました。壁紙の汚れは、気がつけばひどいことになっているというケースも珍しくありません。

また、子どもの落書きは、注意してもなかなか治まらないでしょう。子どもの落書き対策としては、大きな模造紙を壁に張るのもおすすめです。そこだけ落書きを解禁にすれば、家じゅうやられる、ということもなくなります。

壁は案外ほこりがつきやすいもの、ですから週に1度くらいは掃除機で壁のほこりを吸い取ってみてください。なお、砂壁はこすると壁材が落ちてきますので、はたきでの掃除が基本です。

スイッチの周りの汚れは小まめに掃除をしておくとよいでしょう。スイッチカバーなどを付けてちょっと広めの空間をプラスチックや陶器でおおってしまっても、壁紙が汚れにくくなります。あまりに汚れがひどい場合は、壁紙の張り替えを検討しましょう。