換気扇はキッチンの中でも汚れやすい場所の割に掃除をする頻度は低く、気づいたときには手がつけられないほど汚れがたまりがちです。「久々に換気扇の掃除をしようと思ったら驚くほど汚れていた」という経験がある人も多いでしょう。

換気扇の汚れは時間がたつほど落ちにくくなります。だからといって、換気扇を汚れたままにしておけば、換気扇自体が故障しやすくなるでしょう。

今回は、換気扇の汚れが面白いほど簡単に落ちる掃除方法を紹介します。

  1. 換気扇の油汚れをすっきり落とす方法
  2. 換気扇の普段のお手入れ方法は?
  3. 換気扇掃除を業者に依頼する方法も!
  4. 換気扇掃除について よくある質問

換気扇の頑固な油汚れを落とす掃除方法

この記事を読めば、換気扇の掃除方法に悩むことはなくなるでしょう。換気扇掃除がおっくうという人や、換気扇についた汚れがなかなか落ちずに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.換気扇の油汚れをすっきり落とす方法

換気扇の油汚れをすっきり落とす方法

はじめに、換気扇の汚れを自分ですっきり落とす方法を紹介しましょう。 

1-1.換気扇掃除に使う道具

換気扇の掃除には、以下のようなものを用意しましょう。

レンジ用の洗剤(がんこな汚れ用)

  • 重曹
  • 古歯ブラシ
  • スポンジ
  • ウエス
  • ゴム手袋
  • ビニール袋
  • 新聞紙(汚れた物を置くなど、あると便利)

1-2.掃除する前の準備

換気扇を掃除する際は、部品を取り外して分解しましょう。分解方法は、説明書などを参考にしてください。分解する前にキッチンの作業台や床の上に新聞紙を敷き、そこに分解した部品を載せるとキッチンを汚さずにすみます。また、換気扇の形状によっては個人では分解が難しいものもありますが、そのようなものは無理をせずに掃除できるところだけ掃除しましょう。 

1-3.掃除の手順

掃除の手順は、以下のように行ってください。

  1. 油汚れがひどい部品を洗剤や重曹を溶かした40℃くらいのお湯につけおく
  2. お湯につけおいている間に、レンジフードなどを掃除する(洗剤や重曹水をスプレーしてスポンジでこする)
  3. しつこい汚れは、重曹ペーストをつけしばらく置いておき、汚れが緩んだところをこする
  4. 30分ほどつけおいた部品を洗ってすすぐ
  5. 元通りに換気扇を組み立てる

掃除時間は、1~1時間30分ほどです。お湯につけおく場合は、シンクに45Lのビニール袋を入れ、その中につけおくと汚れがシンク内に付着しません。

1-4.換気扇掃除の際の注意点 

換気扇掃除の際は、以下のような点に注意しましょう。 

  • 強い洗剤を使うこともあるので、必ず手袋をする。
  • ガラストップコートのガスコンロは割れるので、足や重いものを乗せない。
  • 無理に部品を外そうとしない。

特に、無理やり部品を外そうとすると壊れる可能性があるので、注意してください。 

換気扇掃除を徹底して行うには、ある程度の時間が必要なんですね。
はい。なので、休日などに行いましょう。また、分解方法などは事前に調べておくといいですね。

2.換気扇の普段のお手入れ方法は?

換気扇の普段のお手入れ方法は?

この項では、日常的に行える換気扇の掃除方法を紹介します。

2-1.レンジフードの掃除

換気扇のレンジフードには、調理をすれば油分がつきます。これが冷えて固まってホコリが付着すると真っ黒で落ちにくい汚れになるので、調理が終わったら最後にさっとレンジフードを拭きましょう。それだけで、油分は落ちてくれます。また、週に1度くらいの割合で、洗剤や重曹水を吹きつけて掃除をすれば、油汚れがより付着しにくくなるでしょう。

2-2.フィルターの交換

排気口にフィルターを取りつければ、油汚れの付着を防ぐことができます。フィルターは、1か月に1度くらいの割合で交換しましょう。

毎日軽くでも掃除をすることで、汚れの付着を防ぐことができるんですね。
はい。食事の後片付けの最後にレンジフードを拭く習慣をつけましょう。

3.換気扇掃除を業者に依頼する方法も!

換気扇掃除を業者に依頼する方法も!

換気扇の中には、個人では細かい部分まで掃除が難しいものもあります。また、使っているうちに強力な洗剤を使っても取れない汚れが堆積することもあるでしょう。そんなときは、プロに掃除を依頼するのもおすすめです。相場は、数千円~1万円代で、すみずみまで掃除をしてくれます。自分で掃除をしてもキレイにならない場合や、忙しくて掃除をする暇がない場合は、ぜひプロに依頼してみてください。

プロに依頼するメリットは大きいんですね。
はい。定期的に徹底した掃除をすることで、換気扇がよりキレイに長持ちするでしょう。

4.換気扇掃除について よくある質問

換気扇掃除について よくある質問

Q.換気扇掃除業者の料金は?
A.ご参考までに、換気扇掃除料金の一例を紹介します。

プロペラファン

作業範囲:換気扇カバー・プロペラ・本体内部
作業時間:1時間~1.5時間
料金:7,800~10,800円(税別)

シロッコファン

作業範囲:カバー・本体内部・シロッコファン・フィルター・照明カバー
作業時間:2時間~3時間
料金:12,800~16,800円(税別)

Q.換気扇の汚れ防止方法は?
A.100円ショップのフィルターカバーが便利です。こまめに交換することによって内部フィルターやファンの汚れを防止することができます。100円で1~2枚入っているので経済的です。

Q.大掃除での簡単な換気扇掃除方法は?
A.換気扇掃除回数を増やすことで、大掃除を簡単に済ませることができます。普段から大掃除が必要ないくらい掃除しておくのが理想です。汚れは時間経過とともに落ちにくくなります。

たとえば、1か月のレベル1の油汚れがつくとすると、3か月ではレベル3ではなく4以上の汚れに進化してしまうのです。1年以上放置してしまうと、自分ではなかなか落とせない汚れレベルにまで達してしまいます。一度リセットするには掃除業者の利用がおすすめです。

Q.掃除業者が換気扇掃除をしている間は立ち合いは必要ですか?
A.作業前と作業後には必ず立ち合っていただく必要があります。作業中にご留守にすることは可能です。その場合、連絡がつくようにお願いします。

Q.年末の大掃除で業者を使いたい場合、いつごろ予約すればいいですか?
A.どの掃除業者も12月に入ると予約が取りにくくなったり、お伺いするまでに日数をいただいたりすることが多くなります。11月中のお見積もり・ご予約がおすすめです。

まとめ

換気扇の掃除方法についてのまとめ

いかがでしたか? 換気扇が汚れていると、見た目が悪いだけでなく室内の空気が悪くなってしまいます。普段から視界に入る換気扇ですので、ピカピカに掃除すると部屋の印象がガラっと変わるものです。なかなか掃除する気がわかない換気扇だからこそ、普段からのこまめな掃除を心がけましょう。どうしても落ちない汚れがあったり、掃除する時間が取れなかったりする場合には、掃除業者の利用もご検討ください。

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