体に悪影響が出る前に! 押し入れの中のカビ対策

ジメジメとする梅雨の時期。お風呂内の壁などにカビが発生して悲鳴が上がる時期でもあります。しかし、カビが発生するのはお風呂だけではないのです。実は、家の収納場所である押し入れ内にもカビは発生します。
押し入れ内のカビは気付かないうちに発生し、放っておくと人体に影響を及ぼす可能性もあるのです。
この記事では、押し入れ内のカビが発生する条件とその対策方法をご紹介します。

  1. なぜ押し入れにカビが発生するの?
  2. カビの取り方
  3. 湿気と結露対策
  4. 梅雨時期のカビ対策

1.なぜ押し入れにカビが発生するの?

1-1.押し入れでカビが発生する理由

押し入れはカビが発生しやすい場所だと知っているでしょうか。
押し入れは便利な収納場所ですが布団などの湿気でじっとり。クローゼットの扉を開けたとき匂いに違和感を感じたときは押し入れを調べましょう。
ぎっしりとものが詰め込まれている押し入れはものが出しづらく掃除がしづらい状態です。しかし、押し入れを掃除せずにいると押し入れにしまい込んだ布団や家具にカビが発生します。さらに、ダニなども住み着いて使い物になりません。

1-2.カビの危険性

カビが発生するとさまざまな弊害があります。
カビを知らずに吸い込んだり触ったりするのはアレルギーの原因です。カビそのものにアレルギー性を引き起こすものがあったり、カビを餌(えさ)に集まったダニによるアレルギーも発生したりします。
特に、カビを食べるダニによる事故・病気は近年増加傾向にあるのです。

2.カビの取り方

2-1.カビが発生したら

押し入れにカビが生えたら、まず押し入れに入っているものを全部出して乾いた布などで床面・壁面・天井のほこりとカビの胞子を取り去ります。
作業をある程度終えた後、押し入れの扉を開けて空気を入れ替えましょう。このとき、扇風機などで湿気を一気に取り除きたいですが胞子が別の場所に飛散する危険性があるので控えるべきです。

2-2.押し入れのカビを除去する

カビが付いているところに塩素系の漂白剤やエタノールで落としていきます。しかし、漂白剤の場合は壁の色を落とす危険性があるので注意しましょう。また、エタノールであれば使用は簡単ですが壁の色を落とすことはできません。カビの状態に合わせて使いわけましょう。
どちらの薬品を使う場合も布に薬品を付けて、カビが付いている壁を拭いていきます。カビがひどい場合は薬品を直接塗ってから1時間ほど置きましょう。カビが拭き取れた後は、消毒用アルコールで拭いてから乾かします。
カビ掃除のとき、いきなり全体を拭かないように。せっかく掃除したのにカビの胞子を広げてしまいます。カビが生えているところを拭き取ってから全体を掃除しましょう。

2-3.押し入れにものを入れる前に

押し入れにものを戻す前に、押し入れいに入れていたものにカビが生えていないかチェックします。きれいになったところへカビを入れないようにしましょう。
また、しっかりと乾かして薬品などのにおいが残っていないか注意してからものを戻していきます。

2-4.掃除のときに気を付けること

掃除している間は部屋の換気を必ず行いましょう。薬品の中には吸うだけで気分が悪くなるものがあります。また、別の場所にカビが付着するのを防ぐ必要があるのです。掃除を行うときは必ずマスク・手袋・眼鏡を用意しましょう。
さらに、押し入れのカビ掃除をするときは小さい子どもやペットが家の中にいないときに行います。子どもやペットは成人に比べてカビに感染しやすいです。

3.湿気と結露対策

カビが好む環境というものがあります。

  • 室温20~30℃
  • 湿度70~80%

この環境に加え、湿気が溜(た)まりやすいのは閉鎖されて空気循環が悪い空間です。狭い空間で結露・湿気が発生したときは水分に逃げ場がなく、カビが生えやすくなります。この項目では、湿気と結露から発生するカビについて確認しましょう。

3-1.湿気が原因のケース

水分は下に溜(た)まりやすい性質があります。そのため、押し入れの下段は湿気が溜(た)まりやすい場所です。また、布団は汗などの水分を吸収しているので湿気状態になります。
さらに、押し入れにたくさんものを詰めている人は要注意。押し入れの中は湿気がこもります。
押し入れ内の湿気を予防するには湿気を溜(た)めない・通気することが大切です。押し入れ内を換気するには片方の戸を開ける方法が有効。閉め切ってしまうと湿気が止まってしまうので定期的に戸を開けて換気しましょう。
また、布団を収納している場合は湿気対策のため簀の子(すのこ)を敷いておきます。簀の子(すのこ)を敷いて隙間を作ることで空気の通り道を確保しましょう。

3-2.結露が原因のケース

マンションなど通気性の悪い建物では押し入れ内が結露しやすい特徴があります。そのため、どうしても押し入れ内が湿っぽくなってしまうことが多いです。冬場では石油ストーブやファンヒーターなど燃焼系の暖房器具を使って部屋の温度を上げると水蒸気が生まれます。その結果、押し入れ内にカビが発生するのです。
結露を防ぐためには空気循環をよくして水蒸気をなるべく出さないことが大事。エアコンやオイルヒーターなど非燃焼系の暖房器具への変更は結露防止に効果的です。また、押し入れの換気を定期的に行いましょう。

4.梅雨時期のカビ対策

4-1.換気を忘れない

空気循環を行うのはカビを生やさないことで一番重要です。天気のいい日は家中の窓だけでなく押し入れやクローゼットのドアも開けて換気しましょう。このとき、押し入れは片方の扉だけでなく両方の扉を開けておきます。空気の入り口と出口ができて効率的に空気が流れるのです。
しかし、一日中開けっ放しにしないように。ずっと開けておくと押し入れ内がほこりっぽくなるので夕方ごろには閉めましょう。また、寝る場所の押し入れは夜中開けっ放しにしないようにします。地震など災害が起きて収納していたものが落ちてきたら危険です。人が寝る部屋の押し入れ・クローゼットは開けっ放しにしないようにしましょう。

4-2.換気ができないとき

防犯上や家を留守にするときなど長時間窓を開けられない状態もあります。それでも、換気を行いたいときは扇風機など空気循環ができるもので湿気を逃しましょう。
また、梅雨の時期は部屋を締め切って押し入れやクローゼットの扉を開けた状態にしておきます。さらに、除湿器などあれば付けておきましょう。押し入れ内のジメジメ感が無くなるだけでなく、部屋の空気もカラッとして気持ちよくなります。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では押し入れ内のカビとその対策方法をご紹介しました。さいごに、大事なポイントをまとめておきましょう。

  • カビは空気循環が悪い場所にて発生する。
  • カビは放っておくと人に悪影響を与える。
  • 押し入れ内にカビが発生したらまずはものを出す。
  • 発生したカビをきれいに拭き取っていく。
  • 湿気・結露が発生しないように換気を続ける。
  • 梅雨の時期は特に換気をする。

押し入れはどうしても湿気が溜(た)まりやすい場所。普段から換気を行いカビ予防に努めましょう。もし、カビが発生した場合はものを全部取りだして除去するのを忘れないように。