
壁についたタバコのヤニに悩んでいませんか? 特にアパートやマンションに暮らしている人は引っ越しの際に壁のヤニ汚れで大家さんとトラブルになったりすることも少なくないでしょう。
また、壁がヤニで黄ばんでいると部屋に訪れた人からも悪い印象を持たれてしまう可能性があります。そうならないためにも、壁紙のヤニをキレイに掃除しておくことが大切です。
そこでこの記事では、タバコのヤニの落とし方などをご紹介していきたいと思います。頑固なヤニ汚れは、果たしてどうすればきれいになってくれるのでしょうか?
- 壁紙のヤニ汚れを落とす方法
- 壁紙のヤニ汚れを防ぐ方法
- 自分でとれないヤニ汚れは業者に依頼!
1.壁紙のヤニ汚れを落とす方法
汚れがひどすぎる場合は落とすのも困難になりますが、そこまでひどくない場合は自分で落とすことができます。それでは、壁紙のヤニ汚れの落とし方をいくつかご紹介していきましょう。
1-1.重曹を使って落とす
45度くらいのお湯を用意し、そこに重曹をいれて溶かします。こうしてできた重曹水はアルカリ性なので、壁のヤニ汚れに効果が高いと言われているのです。ヤニ汚れの成分は、ほとんどが強い油性を持ったタールと言われています。この強い油性を持つタールには、アルカリ性のものが良いのです。
作った重曹水はスプレーボトルなどに入れて、ヤニ汚れが気になる部分に直接吹きかけましょう。その後、スポンジやブラシ、雑巾などで軽くこすって落としていきます。ある程度掃除が終わったら、最後に水拭きしてから乾いた雑巾で水気をしっかり拭き取りましょう。
1-2.セスキ炭酸ソーダを使っての落とし方
重曹よりも高いアルカリ性を持つセスキ炭酸ソーダは、しつこいヤニ汚れを落とすのにぴったりです。重曹よりもアルカリ性が高いため、重曹では落とせなかった部分のヤニ落としに使うと良いでしょう。
1-3.漂白系洗剤を使って落とす
頑固なヤニ汚れには漂白系洗剤も効果が高いと言われています。使うときは必ず水で薄めて使いましょう。また、換気にも注意して使ってください。
1-4.その他の落とし方
初期段階のヤニ汚れには、アルコールも効果があると言われています。汚れがまだそこまで目立たないうちはアルコールで落とすのも良いでしょう。
また、オレンジオイルが配合された洗剤もヤニ汚れを落とすのに使えます。使う時は10倍くらいに薄めて使うようにしてください。
1-5.ヤニ落としに失敗しないために
黄ばんでしまったヤニ汚れ、自力で落とすことも難しくはありませんが、注意すべきところを意識しておかないと失敗してしまうこともあります。そこで、壁紙を掃除するときに注意したいことをご紹介しましょう。
1-5-1.お湯を使って掃除する
ヤニ汚れを掃除するための洗剤や重曹水を作る場合は、お湯を使いましょう。水よりもお湯のほうが、汚れが落ちやすくなります。
1-5-2.強力な洗剤を使うときは試し拭きしてから
漂白剤のように洗浄効果の高いものを使う場合は、下手に使うと壁紙を変色させてしまう可能性があります。そのため、洗浄力の高いものを使う場合は必ず目立たない場所で試し拭きをして、変色しないことを確認してからにしましょう。
1-5-3.壁紙のつなぎ目に水分が入らないようにする
壁紙のつなぎ目にうっかり水分を染み込ませてしまうと、壁紙が剥がれてしまう可能性が高くなります。つなぎ目を掃除するときは慎重に、水分が染み込まないように気を付けて行いましょう。
2.壁紙のヤニ汚れを防ぐ方法
タバコのヤニ汚れはひとたびついてしまうと落とすのが非常に面倒なものです。そのため、できれば最初から汚れてしまわないようにしていきたいと思う人は多いでしょう。そこで、壁紙をタバコのヤニ汚れから防ぐ方法をご紹介します。
2-1.部屋の中でタバコを吸わないようにする
ついつい外にでるのが面倒で部屋の中でタバコを吸ってしまうという人は多いでしょう。でも、これが壁紙をヤニで汚してしまう一番の原因です。特に窓も開けずドアも閉めっぱなしのような密室空間では、ヤニがすべて壁に付着してしまうことになります。
できればタバコを吸うときは外で吸うように心がけましょう。どうしても外に出るのが面倒であったり、嫌だったりする場合は窓を開けるだけでも違います。
2-2.換気扇をつけてタバコを吸う
家の中でタバコを吸うとどうしても壁紙にヤニがつきやすくなります。できるだけヤニの付着を抑えるためにも、タバコを吸うときだけでも換気扇を付けるようにしましょう。できれば、換気扇のある近くでタバコを吸うようにすることをおすすめします。
2-3.空気清浄機を用意する
空気清浄機を活用することでも、壁にタバコのヤニが付着するのを防ぐことができます。ポイントはタバコを吸うときだけ空気清浄機を運転させることです。
そして、空気清浄機の隣でタバコを吸うようにして、煙を吐き出すときは空気清浄機に向かって吐き出すようにしましょう。こうすることで空気清浄機のフィルターにヤニを吸着させることができ、壁紙にヤニが付着してしまうのを防ぐことができます。
3.自分でとれないヤニ汚れは業者に依頼!
この項では、業者に壁紙の掃除を依頼する方法やメリットを紹介します。
3-1.業者に依頼するメリット
タバコのヤニによる黄ばみ汚れは、広範囲に付着します。タバコを吸っていた期間が長くなると、壁紙全体がひどく汚れていることも珍しくありません。個人で掃除をするには限界があるでしょう。業者に依頼すれば、汚れだけでなく臭いもある程度取ってもらえます。
3-2.業者選びのポイント
現在はサイトを開設している業者も多いので、インターネットを利用して業者を探すのがおすすめです。ただし、あまり遠方の業者だと出張費がかかるので、近場で評判のよい業者を探しましょう。口コミなども参考にしてください。
3-3.業者にクリーニングを依頼する流れ
業者にクリーニングを依頼する流れは、以下のとおりです。
- よさそうな業者を複数ピックアップする
- 見積もりを依頼する
- 見積もりを比較し、業者を決める
- 依頼・契約成立
- 清掃
見積もりは無料という業者が多いので、複数の業者を比べてみると相場などが分かります。ただし、年末の大掃除時期や2~3月の引っ越しシーズンは清掃業者も混みあうので、できるだけ早めに依頼しましょう。
まとめ
壁紙についたヤニ汚れの落とし方や、タバコのヤニを壁紙に付着させない方法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか? 以上のことを意識して対策したり、掃除をしたりすることで壁紙がヤニで黄ばんでしまうのを防ぐことができます。
とはいえ、ヤニ汚れはひどくなってしまうと自力で落とすのは非常に困難となるものです。自分で落とそうと思ってもなかなかうまくいかない場合は無理に落とそうとせず、業者などに頼って落としてもらうようにしましょう。