フローリングのカビを除去する方法は? プロに依頼する方法も解説!

フローリングに黒い点々ができている場合、それはカビかもしれません。そのまま放置しているとカビ菌がどんどん繁殖し、フローリングが不衛生な状態になってしまいます。また、空気中にカビの胞子が漂い、吸い込んでしまうとアレルギーや喘息などの病気のリスクも高くなるのです。カビの繁殖を防ぐためには、どうすればいいのでしょうか。

本記事では、フローリングに発生したカビを除去する方法などを解説します。

  1. フローリングにカビが生える原因と注意点
  2. フローリングのカビ取りに必要な道具と掃除方法
  3. フローリングのカビを予防する方法
  4. 業者に依頼する方法とリフォームの場合
  5. フローリングのカビに関してよくある質問

この記事を読むことで、フローリングのカビを未然に防ぐポイントも分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.フローリングにカビが生える原因と注意点

最初に、フローリングにカビが生える原因と、カビ取りでやってはいけないことをチェックしておきたいと思います。

1-1.カビが発生する原因は湿度にある

フローリングにカビが発生する原因は、ズバリ湿度にあります。カビが発生しやすいのは湿度が65%以上の環境で、快適な温度の20~30℃になると一気に繁殖する性質を持っているのです。条件がそろった環境下では、カビ菌がどんどん増殖し、いつの間にかフローリング一面が黒ずんでしまうことになります。さらに、ホコリ・髪の毛・ちり・皮脂や角質など栄養源となる汚れが繁殖を促す要素になるのです。

1-2.ぬれたまま、結露を放置するのはNG

フローリングをぬれたままの状態にしたり、結露を放置したりしてはいませんか? 実は、それがカビの発生原因になっているのです。特に、冬の時期は外気との温度差によって、窓に結露が発生しやすくなります。壁をつたって結露がフローリングに落ちてしまい、そのまま放置すると室温が上昇しカビが発生しやすくなるのです。また、フローリングに観葉植物を置いていると、鉢の下に受け皿を置くだけで湿度が高い状態となります。これもカビ発生の原因になってしまうのです。

1-3.フローリングにカーペットを敷いている

冬場は床からの冷気を防ぐために、カーペットを敷いている方が多いでしょう。湿度や温度に関してカーペットは布団ほどではありませんが、同じ場所に敷いたままの状態が続くので湿気がたまりやすくなります。さらに、飲み物をこぼしたらしっかり拭き取り乾燥させなければいけません。そのまま放置することで、どんどん湿気がたまり、カビが発生しやすい環境になってしまいます。

1-4.カビを放置するのは絶対にNG

フローリングのカビを放置するのは、絶対にNGです。カビは除去しない限り、どんどん繁殖し、私たちにさまざまな悪影響をもたらすことになります。たとえば、カビ菌が繁殖するとカビの胞子が空気中をまい、それを吸い込んで体内に入ってしまうのです。その結果、アレルギー症状を起こしたり、喘息(ぜんそく)になったりする恐れがあります。

2.フローリングのカビ取りに必要な道具と掃除方法

では、フローリングに発生したカビを除去するために必要な道具と、具体的な掃除方法を紹介しましょう。

2-1.エタノールなど必要な道具を準備しよう

最初に、カビを落とすための道具を準備しなければなりません。基本的に、以下の道具があればフローリングに発生したカビを落とすことができます。

  • 無水エタノールまたは消毒用エタノール
  • スプレー容器
  • ぞうきんまたは要らない布
  • 使い古した歯ブラシ
  • ゴム手袋・マスク・メガネ

カビの殺菌効果がある無水エタノールまたは消毒用エタノールは必ず用意してください。これらはドラッグストアやホームセンターで購入できます。ぞうきんがあれば掃除できますが、使い古した歯ブラシを用意しておけば細かいカビ菌も除去できるのでおすすめです。また、カビを吸い込んでしまうと病気やアレルギーの原因となるため、防御のためのゴム手袋・マスク・メガネも用意しておきましょう。

2-2.掃除の手順を紹介!

必要な道具が準備できたら、以下の手順で掃除を始めてください。

  1. ゴム手袋やマスク・メガネを装着してカビ胞子の影響を受けないようにする
  2. スプレー容器に無水エタノールまたは消毒用アルコールと水を7:3の割合で混ぜる
  3. 直接カビの部分にスプレーして、5分ほど放置する
  4. 使い古した歯ブラシでフローリングの木目に沿いながらゆっくりと落とす
  5. 最後にぞうきんなどの布でキレイに拭き取る

だいたいの汚れは上記の方法で落とすことができますが、それでも黒カビが残った場合は中性洗剤を使ってください。家庭で食器を洗う際に使う洗剤を使えばOKです。黒ずんでいる部分に中性洗剤をかければ、汚れが浮くので拭き取りましょう。

2-3.ポイントはスプレー後に5分間だけ放置すること

フローリングのカビを除去するポイントは、スプレーした後に5分だけ放置することです。5分間ほど放置することでフローリングを傷めることなくカビの殺菌ができます。ただし、5分以上放置すると傷んでしまう恐れがあるので注意してください。また、カビが木目の溝に入り込んでいる場合、歯ブラシでも上手に除去できないケースがあります。その場合は、さらに細かいつまようじを使うといいでしょう。カビを掘り出すようにして取り除くのがポイントです。

3.フローリングのカビを予防する方法

カビをキレイに除去した後、再びがカビが発生しないように予防することが大切です。ここでは、フローリングのカビを予防する方法を紹介します。

3-1.とにかく換気が大切!

カビを防ぐ1番のポイントは換気です。前述したように、カビは湿気がたまりやすい場所に発生する傾向があります。フローリングから湿気をなくすことができれば、自然とカビも抑制できるというわけです。定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れたり、湿気がたまらないように工夫したりとできることはたくさんあります。朝起きて目が覚めたら、窓を開ける習慣をつけるといいでしょう。

3-2.結露をこまめに拭き取る

冬場は窓付近に結露が発生しやすくなるので、近くにタオルやぞうきんなど拭き取る掃除道具を常備しておき、気づいたときの拭き取る習慣をつけてください。結露を放置すると湿度が上昇し、カビが発生しやすくなります。こまめに窓周辺の水滴を拭き取ることができれば、カビの発生を未然に防ぐことができるのです。また、食べ物や飲み物をこぼしたりしたときも、すぐに拭き取るようにしておきましょう。

3-3.こまめに掃除することも大切

湿度や温度のほかに、栄養源となる汚れが蓄積されるのもカビが発生し繁殖する原因となります。そのため、こまめに掃除を行うことも大切なカビ対策の1つです。定期的に掃除をしておけば、栄養源を断ち切ることができます。カビの繁殖を最小限に抑えることができるため、カビ取りにかかる時間や労力も軽減できるはずです。特に、カーペットは湿気がたまりやすく、汚れも蓄積されやすいので清潔な状態を保ち続けましょう。

3-4.布団を直接敷かないようにする

フローリングの上に直接布団を敷かないように気をつけることも大切なポイントです。寝ている間に汗をたくさんかくので、布団やマットレスに含む水分がそのままフローリングに染みこんでしまいます。布団を敷く前に、除湿マットやすのこを先に敷くといいでしょう。そうすることで、布団とフローリングの間にすき間が生まれ、こもった湿気を逃す道が生まれます。また、天気のいい日は布団を乾燥させるためにしっかりと干すことも大切です。

4.業者に依頼する方法とリフォームの場合

業者に依頼する方法とリフォームを行う際のポイントを解説します。

4-1.自分で除去できない頑固なカビは業者に依頼する

フローリングに発生したカビの中には、なかなか落ちない頑固な汚れがあります。そこで無理に落とそうとしてしまうと、逆にフローリングを傷つけてしまう可能性があるので、その際はプロの清掃業者に依頼するといいでしょう。プロの業者は、カビに効果的な洗剤や専用機械を使って掃除するので、より適切かつスピーディーにキレイにしてくれます。フローリングを傷める心配もないので自分で掃除するよりも安心です。

4-2.リフォームするのも選択肢の1つ

フローリングのカビをきっかけに、全体をリフォームするのも選択肢の1つです。フローリングは素材や使用状況によって異なりますが、湿度によって伸縮するなど環境の影響を受けやすい傾向があります。カビのほかに床鳴りがひどく、虫食い被害にあっているようなら掃除を依頼するよりもリフォームを行ったほうがいいでしょう。費用は高くなりますが、リフォームをしたほうが安心して暮らすことができるはずです。

4-3.気になったら業者に相談しよう

フローリングの汚れや劣化が気になったときは、リフォーム業者などに相談するのが1番です。リフォームをした方がいいのか、掃除だけで十分かプロのアドバイスをもらいましょう。また、業者に相談したり依頼したりする際は、優良業者と悪徳業者を見極めることが大切です。業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しているため、以下のポイントに注目して選んでください。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • フローリングの清掃やリフォームに長(た)けているか
  • 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
  • 見積書の内容が細かく記載されているか
  • どのような質問にも丁寧に答えてくれるか
  • 口コミや評判がいいか
  • 親身になってアドバイスをくれるか

実績がある業者ほど、親身になって話を聞き、ベストな方法を提案してくれます。

5.フローリングのカビに関してよくある質問

フローリングのカビに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.間違ったカビ取りの方法は?
A.カビを掃除機で吸い取ることです。目に見える黒カビを掃除機で吸い取ってしまいたい気持ちは分かりますが、吸い込んでしまったカビがそのまま排気口から外に飛散してしまいます。その結果、カビ菌がさらに空気中にまってしまい、増殖の原因になるのです。絶対に掃除機で吸い取らないようにしてください。

Q.重曹を利用しても大丈夫か?
A.重曹を利用するのもNGです。風呂のカビ取りなどで役立ちますが、フローリングの場合は逆効果になってしまいます。重曹には研磨作用があるため、フリーリングのカビ取りに使用すると、ワックスが剝がれたり、床が変色したりしてしまう恐れがあるのです。さらに、重曹を振りかけた上からブラシでこすってしまうと、余計に傷つけてしまうので注意しましょう。

Q.カビ取り剤を使ったほうが取れるのでは?
A.風呂で使用するカビ取り洗剤を使ったほうが、フローリングを傷める恐れがあるので絶対に使わないようにしてください。含まれている成分が強力すぎて、フローリングの色が落ちてしまいます。たとえ、キッチン用のカビ取り剤でも同じことが起きる恐れがあるのでNGです。

Q.カーペットを敷いている場合のカビ予防は?
A.フローリングにエタノールを塗るといいでしょう。ただし、エタノールを使用する際は、80%に水で薄めることが大切なポイントです。薄めたエタノールを霧吹きでまんべんなくフローリングに吹きかけ、完全に乾燥させます。こうすることでカビの胞子が付着していても、黒ずむ前に無害化させることができるのです。また、すのこやバスタオルを敷くのも予防策の1つと言えます。けれども、敷きっぱなしではカビが生えてしまうため、こまめに立てかけたり洗濯したりして乾かしましょう。

Q.フロアコーティングはカビ予防に効果的か?
A.カビ予防にフロアコーティングは効果が期待できます。そのため、業者にカビ取りを依頼する際に、フロアコーティングも依頼するといいでしょう。フロアコーティングはワックス以上に耐久性があり、床を傷や汚れから保護してくれます。保護するだけでなくお手入れも楽になるのでおすすめです。

まとめ

フローリングにカビが発生するのは、風とおしの悪さからたまる湿気が原因です。湿気がたまらないように工夫するのは大切ですが、まずは発生したカビを除去しなければなりません。一般的に、カビ菌は無水エタノールで除菌できますが、頑固な汚れになっている場合は業者の力が必要になるでしょう。あまりにもひどい場合は、リフォームが必要になるケースもあります。リフォームになると費用が高くなるため、節約のためには早めに除去することが大切です。