きちんと片付いた家をつくる第一歩は、不要なものを捨てることです。しかし、「不要とはわかっていても、ものが捨てられない」と悩んでいる人は、決して珍しくありません。また、「ものを捨てられない人」というと高齢者がイメージされますが、20代~40代の人でも、ものを捨てられずに悩んでいる人もいます。

そこで今回は、ものを捨てられない人の特徴や行動パターン、対処法を紹介しましょう。

  1. ものを捨てられない人の心理
  2. ものを捨てられない人の行動パターン
  3. ものを捨てられるようになるには?
  4. 不要になったものの処分方法
  5. 不用品処分に関するよくある質問

この記事を読めば、ものを捨てられない人の家族が、ものを捨てるように説得するヒントもつかめるかもしれません。ものを捨てられずに悩んでいる人も、家族がものを捨てられずに悩んでいる人も、この記事を読んで参考にしてください。

1.ものを捨てられない人の心理

はじめに、どうしてものを捨てられなくなるのか、その心理について解説します。どのような気持ちでものをため込んでしまうのでしょうか?

1-1.もったいないという気持ちが強い

不要になるものの中には、未使用なものもまだ使えるものもあります。たとえば、粗品の食器やタオルなど好みに合わないものは、使わないまま放置されていることも多いでしょう。また、流行遅れになったりサイズが合わなくなったりした服などもまだ使えるけど不要になることが多いものです。しかし、「何かに使えるかも」「捨てるのはもったいないから誰かが使うかも」といった気持ちが強いと、捨てられなくなります。

1-2.ものを捨てるのに罪悪感が強い

ものを捨てるのに、罪悪感を持つ人は珍しくありません。「ボロボロになるまで使わないとものを捨ててはならない」と教育を受けた人もいるでしょう。しかし、使わないものがボロボロになったり壊れたりするまでに捨てられないとなると、長い時間がかかります。その間にも不要なものは着々とたまっていくでしょう。

1-3.ものに対する思い入れが強い

ものは、思い出と結びついています。たとえば、「子どもが手作りしていたプレゼント」などは、もらったときのうれしさと相まって、なかなか捨てられないこともあるでしょう。また、旅行のお土産なども同様です。趣味に合わないものをもらっても「せっかくもらったのだから」と捨てられず、ものを増やしてしまうこともあるでしょう。

2.ものを捨てられない人の行動パターン

次に、ものを捨てられない人はどのような行動をとりがちなのか、解説します。ときには、ものを捨てたい家族との間でけんかになることもあるでしょう。

2-1.収納スペースにものをため込む

ものを捨てられない人は、収納スペースにものをため込みがちです。収納スペースに何が入っているか本人にもわからない、というケースも珍しくないでしょう。

2-2.収納グッズを増やす

ものを増えるとどうしても散らかりがちになります。それを改善しようとして収納グッズを増やしがちな人もいるでしょう。しかし、収納グッズもものの1つです。増やし続けていれば「収納グッズのせいで部屋が狭くなる」ということも起こります。

2-3.テーブルやいすが機能しなくなる

ものが増えると、テーブルやいすの上にもものがつみあがるようになります。食事をしたり仕事をしたりするといった本来の役割が果たせなくなるでしょう。単なるものを置く台になってしまう可能性もあります。これがひどくなると、床までものがつみあがるようになるでしょう。

3.ものを捨てられるようになるには?

ものを捨てられない人がものを捨てられるようになるには、どうしたらいいでしょうか? ここでは、その方法の一例を紹介します。

3-1.ものを捨てることもエコだと説得する

ものをため込むと、余計な費用がかかります。最もかかるのは、住居費です。たとえば「ものの収納場所が少なくてトランクルームを借りた」という場合、月々1万円以上余計な出費になるでしょう。建物を維持するにも光熱費がかかります。ものを捨てるほうがエコであり、節約にもなると説得しましょう。

3-2.ものの残し方を変える

ものそのものを取っておくのではなく、写真を撮るなどしてものの残し方を変えることを提案してみましょう。そうすれば、思い出を色あせることなく残せます。デジタルフォトならばスマホやパソコンでいつでも見ることができるでしょう。

3-3.ものを処分する費用を説明する

今はゴミを捨てるにも費用がかかります。ものを処分するためにいくら費用がかかるか説明するのも一定の効果があるでしょう。不用品をため込み続けると最終的にどれだけ費用がかかるのかわかれば、処分に前向きになりそうです。

4.不要になったものの処分方法

最後に、不要になったものの処分方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.自治体に処分を依頼する

自治体に処分を依頼することができるものは、ゴミとして回収してもらいましょう。最も費用がかかりません。ただし、粗大ゴミなどは処分費用がかかることもあるので、必ず自治体のゴミ出しルールを確認してください。

4-2.売却する

まだ使える不用品は、売却することができます。ただし、どんなものでも売却できるわけではありません。製造後5年以内の家電やブランドもののバッグや衣服などは中古でも需要が高いでしょう。今はリサイクルショップも豊富で、出張買取や宅配買取も行っています。

4-3.不用品回収業者に依頼する

大量の不用品を一度に処分したい場合は、不用品回収業者が便利です。業者によっては片付けまで行ってくれるところもあります。また、買取と回収の両方を行うところもあるので、「個人では対処できない」という場合は相談してみましょう。

5.不用品処分に関するよくある質問

ここでは、捨てられない人を説得して不用品を処分することに関するよくある質問を紹介します。

Q.家族のものを勝手に処分すると罪に問われるでしょうか?
A.罪に問われる可能性は少ないですが、心証は悪くなるので勝手に処分するのはおすすめできません。

Q.ものをため込んでいるので、まず何から手を付けていいかわからず悩んでいます。
A.どうしても手に負えない場合は、プロに片付けを依頼するのもおすすめです。

Q.自治体が回収できないものはありますか?
A.家電リサイクル法対象の家電や、パソコンはどの自治体でも回収できません。家電量販店などに引き取ってもらいましょう。

Q.ものを片付けるのに絶好のタイミングはありますか?
A.引っ越しや子どもの進学、退職などのさいは踏ん切りがつけやすく、おすすめです。

Q.不用品回収業者に買取を依頼できますか?
A.はい。業者によっては可能です。

まとめ

今回は、ものを捨てられない人の行動パターンや心理状態、ものを捨ててもらう方法などを紹介しました。ものを捨てるには費用もかかります。面倒だとは思いますが、折に触れて少しずつ説得していきましょう。そうすれば、あきらかなゴミだけでも捨てられるようになります。