「今使っているプリンターの調子が悪いけど、そろそろ寿命だろうか」「プリンターの寿命が近づくとどんな症状が出るのだろう」とお考えでしょうか? 新しい機種に買い替えるにも、なるべくタイミングよく行いたいものです。しかし、実際にプリンターの寿命が近づくとどんな症状が出るのかよく分からないことでしょう。それに、プリンターを長持ちさせる方法も知りたいですよね。

そこで今回は、プリンターの寿命について詳しく解説します。

この記事を読むことで、プリンターの寿命を見極める方法やプリンターを長持ちさせるポイントなどがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.プリンターの寿命はどれぐらい?

最初に、プリンターの寿命がどれぐらいか見ていきましょう。

1-1.購入後4~5年程度が目安

プリンターの寿命は、購入後4~5年程度が目安です。メーカーのサポートが5年程度で終了することからも、購入後5年を過ぎたものはいつ寿命を迎えてもおかしくないと考えてください。実際には、この記事の「2.プリンターの寿命が近いとどんな症状が出る?」で解説するように、寿命を迎える前にさまざまな症状が出てくることが多いでしょう。

1-2.使用方法と使用環境に影響を受ける

プリンターの寿命は、使用方法と使用環境に大きく影響されます。使用頻度が高く、使用環境が適切ではない状況で使い続けると、早く寿命を迎えることでしょう。そのため、購入後4~5年程度が寿命というのは、あくまでも目安として考えておくことが大切です。なお、プリンターをできるだけ長く使うには、この記事の「3.プリンターの寿命を延ばす方法」を参考にしてください。

2.プリンターの寿命が近いとどんな症状が出る?

プリンターの寿命が近いとどんな症状が出るのか、具体的に見ていきましょう。

2-1.印刷がかすれたりずれたりする

プリンターが寿命を迎えると、印刷がかすれたりずれたりすることがあります。印刷がかすれるときは、インク残量がなくなっている可能性もあるので、チェックしてみてください。インク残量が正常なのに何回印刷してもかすれるのは、プリントヘッドの消耗が原因と考えられます。また、印刷がずれるのは、プリントヘッドが何らかの原因で正常な位置で動作していないこと想定されるため、買い替えがおすすめです。

2-2.印刷の色合いがおかしい

印刷の色合いがおかしいときも、プリンターの寿命を疑ってください。まずは、インクの残量をチェックしましょう。インクの残量が十分にある状態なら、ノズルクリーニングを実施してプリントヘッドをキレイにしてください。再び印刷してみて、正常な色合いに戻れば問題ありません。しかし、数回ノズルクリーニングをしても色合いが直らないのは、プリンターが寿命を迎えたと考えるのが妥当です。

2-3.頻繁にエラー表示が出て止まる

プリンターの寿命が近づくと、頻繁にエラー表示が出て止まってしまうことがあります。エラー表示を参考に不具合の原因と考えられる部分を見直しても、再度同じエラーが出てしまえば、対処のしようがありません。電源を落としてリセットするなどの方法でも、エラーが頻発するようなら、寿命を迎えたと判断しましょう。

2-4.印刷指示を受け付けないことがある

パソコンやスマホなどから印刷指示を受け付けないようになるのも、プリンターの寿命が近づいた症状のひとつです。無線LANの設定を見直したり、有線でつないだりしてみても反応しない、電源を入れ直しても同じ症状を繰り返すといった場合は、故障を疑ってください。いずれにしても、このままではプリンターとして意味がないので、買い替えを検討するとよいでしょう。

2-5.動作時に異音がする

プリンターの寿命が近づくと、動作時に異音が気になるようになります。特に、プリンターの内部部品が寿命を迎えていると起こりがちです。プリンターは印刷する際、プリントヘッドが移動したり用紙を送ったりするため、多少の動作音が発生します。しかし、明らかに普段と異なる音がしたり、動作音が大き過ぎたりする場合は、何らかの異常が起きていると考えてください。

3.プリンターの寿命を延ばす方法

プリンターの寿命をできるだけ延ばす方法を詳しくご紹介します。

3-1.適切な場所に設置する

プリンターは、使用説明書に沿って適切な場所に設置しましょう。具体的には、以下を参考にしてください。

  • 平らで十分な広さがある
  • 高温多湿にならない
  • ホコリっぽくない
  • 直射日光が当たらない
  • 周囲に不必要なものを置いていない

3-2.正しい使い方を守る

プリンターの寿命を延ばすには、正しい使い方を心がけることが大切です。プリンターの使用説明書をよく読み、間違った使い方をしないようにしましょう。たとえば、電源を落とすときはいきなりプラグを抜くのではなく、必ず本体の終了ボタンを押すことが大切です。そのほかにも、印刷中はプリンターに振動を与えない、用紙が詰まっても無理に引っ張り出さないなど、さまざまな注意点があります。こうした基本的なことを守って使うことが基本です。

3-3.純正インクを使用する

純正インクを使用するのも、プリンターの寿命を延ばす方法です。プリンターのインクにはメーカーの純正インクのほか、ほかのメーカーが作った互換インクが存在します。互換インクは価格が安いことが大きな魅力ですが、発色が悪くなる、インクが詰まりやすくなるなどデメリットが多いのも事実です。低品質な互換インクを使用した結果、プリンターの寿命を縮めてしまっては本末転倒といえます。互換インクを使用して故障した場合はメーカーの保証対象外になることからも、純正インクの使用がおすすめです。

3-4.上に重たいものを置かない

プリンターの上に重たいものを置かないようにしましょう。また、プリンターの上に手をついて高所のものを取ることなども避けてください。プリンターは精密機器であり、上から必要以上に圧力がかかることを想定して設計されていないため、故障する原因になります。外観が破損しやすくなるだけでなく、内部部品にもダメージを与える可能性があるので注意してください。

3-5.こまめに掃除する

プリンターの寿命を延ばすには、こまめに掃除することも重要です。プリンターは、印刷するたびに細かな繊維くずが内部にたまります。また、インク汚れも発生するでしょう。用紙トレーや操作ボタン付近は、手あかやホコリで汚れやすいものです。汚れはプリンターの寿命を縮める原因になるので、使用した都度簡単にでも掃除しておくことをおすすめします。また、プリンター専用のクリーニングシートを使用し、内部のインク汚れや繊維くずを取り除くようにしましょう。

3-6.最新のドライバーやアップデートプログラムを導入する

メーカーのホームページなどをこまめにチェックし、最新のドライバーやアップデートプログラムを導入することも忘れないでください。メーカーでは、プリンターをより使いやすくするために、最新のドライバーやアップデートプログラムを提供することがあります。パソコンやスマホの新しいOSに対応したりバグを改善したりなど重要なものも多いので、必ず導入しておきましょう。

4.寿命を迎えたプリンターの処分方法

寿命を迎えたプリンターの処分方法を詳しくご紹介します。

4-1.自治体回収に粗大ゴミなどで出す

寿命を迎えたプリンターは、自治体回収に粗大ゴミなどで出すことができます。粗大ゴミとなる基準は自治体ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。多くの自治体では、1辺が30cm以上のプリンターを粗大ゴミにするなど基準が決まっています。もしくは、大きさを問わず粗大ゴミとして扱うこともあるでしょう。以下は、自治体に粗大ゴミとして個別回収を依頼するときの流れです。

  1. 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡し、受付番号・集荷日時・集荷場所・料金などの指示を受ける
  2. コンビニなどで料金分の粗大ゴミ処理券を購入する
  3. 粗大ゴミ処理券に受付番号などを記入し、プリンターの分かりやすい場所に貼る
  4. 集荷当日になったら、集荷時間より前に集荷場所にプリンターを運んでおく
  5. 集荷時間以降に自治体の集荷車両がやってきてプリンターを回収する

なお、自分の車などで運搬できる場合は、自治体のゴミ処理施設に直接持ち込むこともできます。詳しくは、自治体のホームページなどで確認してみてください。

4-2.販売店の回収サービスを利用する

寿命を迎えたプリンターは、販売店の回収サービスを利用して処分することもできます。販売店で回収してもらえる場合は、店頭持ち込みが基本で1台1,000円程度かかるのが一般的です。なお、買い替えを伴う場合は、一定金額以上の購入や指定機種の購入で、不要になったプリンターの回収費用が無料になることもあります。詳しくは、買い替えを考えている販売店に確認してみてください。

4-3.不用品回収業者に処分してもらう

寿命を迎えたプリンターは、不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。実際に依頼するときは、以下のポイントを満たした業者を選ぶと安心でしょう。

  • プリンターの処分実績が豊富にある
  • 回収後の不用品を適切な方法でリサイクルしている
  • 見積もりは無料
  • 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
  • 都合のよい日時・場所で回収してもらえる
  • スタッフの対応が親切で顧客からの評判がよい
  • 業務に必要な許可を取得済み

4-4.事業用プリンターは専門業者に処分してもらう

事業用プリンターは産業廃棄物扱いになります。したがって、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの専門業者に処分を依頼してください。業者が産業廃棄物収集運搬許可を取得済みかどうかは、ホームページなどの記載をチェックすることで分かります。万が一、無許可の業者に依頼すると、不法行為に加担したと見なされることがあるので注意しましょう。

5.プリンターの寿命に関するよくある質問

最後に、プリンターの寿命に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.有名メーカー品の高価格機種なら長持ちする?
A.使い方や使用環境によっては、有名メーカー品の高価格機種であっても早く寿命を迎えることがあります。プリンターを長持ちさせたいのなら、まずは、使い方や使用環境に気を配ることが大切です。

Q.プリンターを処分する前の注意点は?
A.可能ならば、個人情報の流出を防ぐために内部データの削除と本体の初期化をしておきましょう。プリンター内部には、印刷情報や無線LANの設定情報などが残っているからです。また、用紙トレイなどに印刷物が残っていない、記録メディアを挿入したままにしていなかもチェックしてください。さらに、メーカーのユーザー登録を解除しておくこともおすすめです。

Q.プリンターが寿命を迎えたら同じメーカー品に買い替えるべきか?
A.特に決まりはありません。同じメーカー品に買い替えるメリットとデメリットをご紹介しますので、じっくり考えて決めるとよいでしょう。

メリット

  • 操作方法が大きく変わらないのですぐに慣れやすい
  • 純正用紙などそのまま使用できることが多い
  • なじみのあるメーカー品なので安心感が強い

デメリット

  • ほかのメーカー品のほうがニーズにマッチしていることがある
  • 不満を感じていた点が新機種で改善されているとは限らない

Q.プリンターのインクも同時に処分すべきか?
A.不要な場合は同時に処分するとよいでしょう。多くの場合、プリンターのインクは機種ごとに適するものが異なるため、新しい機種で使えることが少ないからです。なお、不要になったプリンターのインクは、販売店の店頭などで無料回収しています。回収後は、リサイクルして有効活用してもらえるので利用するとよいでしょう。

Q.購入後数か月で寿命を迎えることもある?
A.使い方や使用環境によっては、数か月程度で寿命を迎えることもあるでしょう。たとえば、大量のカラー印刷を毎日数時間以上連続で行うなど、プリンターに大きな負荷がかかる使い方をした場合などです。なお、メーカーの想定を超えた使い方をした場合は、メーカーの保証対象外となり、修理を望んでも有料対応となることがあります。

まとめ

今回は、プリンターの寿命について詳しく解説しました。プリンターの寿命は、4~5年です。ただし、使い方や使用環境によって早く寿命を迎えることもあるでしょう。寿命が近づいたプリンターは、印刷がかすれる、色合いがおかしい、動作時に異音がするなどの症状が出ることがあります。ノズルクリーニングや電源の入れ直しなどをしても症状が改善しないときは、寿命と判断しましょう。なお、寿命を迎えたプリンターは、自治体に粗大ゴミとして出すほかにもさまざまな処分方法があります。中でも、不用品回収業者に処分を依頼すると、都合のよい日時・場所で回収してもらえて便利です。