寝具の寝汗対策をしたい! 主な原因&お手入れ方法を詳しく解説!

「朝起きると寝具がビッショリぬれているので、寝汗対策を詳しく知りたい」とお考えではないでしょうか? 寝汗をかくのは生理現象の一つなので、ひどくなければ特に心配しなくても問題ありません。しかし、寝具がビッショリぬれてしまうほどでは困りますし、何とか対策を考えたいですよね。そのためには、何が原因で大量に寝汗をかいているのか、どんな方法で改善できるのかなど正しく理解することが必要でしょう。

そこで今回は、寝具の寝汗対策について詳しく解説します。

  1. 寝汗の基礎知識
  2. 寝汗が多くなる原因は?
  3. 寝汗を改善する方法
  4. 寝具の正しいお手入れ方法
  5. 寝具の寝汗対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、寝具の寝汗対策で効果的な方法やポイントなどがよく分かります。寝汗でお悩みの方は、記事を読んでみてください。

1.寝汗の基礎知識

最初に、寝汗の基礎知識を確認していきましょう。

1-1.深い眠りに入るためにかく

寝汗は、深い眠りに入るためにかくものです。人間は、浅い睡眠から深い睡眠に入るときに、体温を下げるために寝汗をかきます。そのため、通常でも一晩でコップ1杯程度の寝汗をかくものです。しかし、夜中にビッショリとかいている場合は、何らかの問題があると考えてください。

1-2.冬でも寝汗をかく

寝汗は、夏だけでなく冬でもかくものです。そのため、1年をとおして寝汗対策が必要になります。室温が低くても、そのほかの原因で大量に寝汗をかくこともあるので、油断はできません。中には、冬のほうが寝汗をかきやすいという人もいるほどです。冬だからと安心していると、大量の寝汗をかいて寝具を汚したり傷めたりすることがあります。

2.寝汗が多くなる原因は?

寝汗が多くなる主な原因について、詳しく見ていきましょう。

2-1.室温が高過ぎる

室温が高過ぎると、寝汗を大量にかきやすくなります。就寝時の室温は、15~20℃程度が適切です。特に夏場は夜間も暑い状態が続き、快適な室温から遠ざかりやすいため、寝ているだけでも寝汗をかきやすくなります。冬場も、必要以上に室温を上げると、寝汗をかく原因になるので注意が必要です。

2-2.寝具やパジャマが体に合っていない

寝具やパジャマが体に合っていないことも、寝汗を大量にかく原因の一つです。体に合っていない寝具やパジャマは、体に大きな負担をかけるため、深い眠りに入りづらく、結果的に大量の寝汗につながります。また、昔ながらの重たい布団や厚手のパジャマを使用していることも、寝汗の原因になる可能性が高いでしょう。

2-3.アルコールの大量摂取

アルコールの大量摂取も、大量の寝汗につながる原因になります。アルコールを摂取すると、体内にアセトアルデヒドという物質が作られ、肝臓で分解された後、大量の水分ができるからです。お酒が好きで大量に飲む習慣がある人は、アルコールが寝汗の引き金になっている可能性があります。

2-4.更年期障害

30代後半以降の女性に多いのが、更年期障害による寝汗です。更年期になるとホルモンバランスが崩れることから、自律神経が乱れやすく、寝汗をかきやすくなります。いきなり体が火照ることがある、理由もなくイライラすることがあるなども、更年期障害でよく見られる症状です。

2-5.病気

寝汗を大量にかく人は、以下のような病気が隠れていることがあります。

  • 多汗症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 自律神経失調症

上記のほかにも、何らかの病気により寝汗を大量にかいている可能性があります。いずれも自己判断で対処せず、まずは、医療機関に相談してみることが必要です。

2-6.ストレス

ストレスも、寝汗を大量にかく原因になります。大きなストレスを抱えていると、自律神経が乱れてしまい、睡眠のリズムが狂ってしまうからです。また、布団に入ってもなかなか寝付くことができない、深く眠れない、すぐに目が覚めてしまうなどの症状が見られることもあります。いずれにしても、ストレスの原因を取り除くことが大切です。

3.寝汗を改善する方法

寝汗を改善するにはどんな方法が効果的か、詳しく解説します。

3-1.室温を調整する

寝汗を改善するには、室温を調整すると効果があります。寝汗がひどい人は、室温を低めに設定してみてください。室温が高い状況にあっても、体に悪い、光熱費が気になるなどの理由で冷房を使用しないと、大量の寝汗をかく原因になります。冷房が苦手な場合は、窓を開けて網戸にし、自然な風が室内に入るようするとよいでしょう。

3-2.適切な寝具やパジャマに交換する

適切な寝具やパジャマに交換することも、寝汗を改善する方法の一つです。保温効果の高い寝具は、熱がこもって寝汗を大量にかく原因になります。また、冬場などに暖かくしようとして必要以上にパジャマを厚着してしまうのも同様です。さらに、靴下を履いて寝るのもよくありません。自分の体に合った、軽くて通気性のよい寝具とパジャマに交換しましょう。

3-3.ストレスを解消する

日ごろから大きなストレスを抱えている人は、適度に発散するように心がけましょう。たとえば、休日に好きなことをやって気分をリフレッシュする、軽い運動を心がけるなどです。ストレスをため込んだままでは、寝汗を改善できません。また、睡眠時間を十分に確保しているはずなのに疲れが取れない、翌朝に体のさまざまな場所が痛いなどの症状につながることがあります。意識してオンとオフをうまく切り替え、ストレスを解消できるようにしましょう。

3-4.アルコールを控える

普段からアルコールを摂取している人は、アルコールを控えることもよい寝汗対策になります。寝汗を大量にかいているのは、アルコールを摂取し過ぎている証拠です。アルコールを摂取すると、肝臓に大きな負担がかかります。寝汗対策だけでなく、体を壊さないためにも、アルコールの摂取量を見直し、減らしていきましょう。

3-5.入浴方法を見直す

寝汗を大量かく人は、入浴方法を見直すことも必要です。良質な睡眠を促し、寝汗を抑えるためには、布団に入る1時間前までに入浴を済ませましょう。また、長風呂を避けることも大切です。入浴後は、汗が引いて体温が落ち着いてから布団に入るようにしてください。体温が高いまま布団に入ると熱がこもってしまい、大量の寝汗をかくことになります。

3-6.医療機関を受診してみる

自分でさまざまな対策をしても寝汗が改善しない場合は、病気が隠れている可能性があるため、医療機関を受診してみることがおすすめです。特に自覚症状がなくても、何らかの病気が隠れていて、大量の寝汗につながっていることがあります。根本的な原因を探るためにも、医師の診断を受けましょう。病気が原因と判明した場合でも、きちんと治療すれば、寝汗の改善だけでなく、体調がよくなって健康になることができます。

4.寝具の正しいお手入れ方法

寝具の正しいお手入れ方法を、詳しく見ていきましょう。

4-1.寝具のお手入れ方法

寝具の正しいお手入れ方法を、それぞれご紹介します。

4-1-1.シーツ・枕カバー

シーツや枕カバーは、直接肌に触れるものであり、常に衛生的なものを使用することが大切です。基本的には毎日交換し、洗濯したものを使用してください。忙しい・面倒などの理由で同じシーツや枕カバーを使い続けると、寝汗や皮脂などをエサにして雑菌が繁殖し、不衛生な状態になります。シミ汚れや嫌な臭いの原因になるほか、ダニが繁殖することもあるので注意してください。

4-1-2.マットレス

マットレスは、大きくて重さがあるため、敷きっぱなしという人も多いでしょう。しかし、マットレスには、大量の寝汗が染み込んでいます。マットレスは、定期的に壁に立てかけるなどにより、湿気を逃がすようにしてください。また、シーツを交換する際、表面のホコリやゴミをコロコロタイプのクリーナーで除去したり、掃除機で吸い取ったりすることがおすすめです。

4-1-3.布団

ウォッシャブルと表示してある布団は、丸洗いすることができます。一般家庭の洗濯機に入らない場合でも、コインランドリーの大型洗濯機で洗うことが可能です。ウォッシャブル表示がない布団は、専門業者に依頼してクリーニングしてもらいましょう。なお、布団をバスタブで踏むように洗うこともできますが、中綿が偏ってしまったり、十分に汚れが落ちなかったりすることがあります。洗ったり干したりするのに時間と手間がかかることからも、バスタブの利用を積極的にはおすすめしません。

4-1-4.枕

枕は、寝汗や皮脂汚れが染み込みやすく、不潔になりやすい寝具といえます。そのため、枕カバーを毎日交換するだけでなく、定期的に日光に干して湿気を逃がしましょう。最近では、丸洗い可能な素材でできている枕も多くあります。衛生面を考え、丸洗い可能な枕に交換することも検討してみてください。

4-1-5.ベッドパッド・毛布類

ベッドパッドや毛布類は、定期的に洗濯もしくはクリーニングしましょう。布団より薄いので、多くのものは一般家庭でも洗濯できるはずです。洗濯後は日光に当てて干し、水分を完全に乾かしてください。ただし、クリーニングが必要な素材のものは、無理をせずクリーニング店に依頼しましょう。

4-2.普段から湿気がこもらないようにする

寝具は毎日寝汗を吸収するため、湿気がこもりやすくなっています。そのため、普段から湿気がこもらないように対策をとることも必要です。たとえば、以下のような寝汗対策を試してみてください。

  • 定期的に寝具を干す
  • エアコンの除湿機能を利用する
  • 寝具の下にすのこを敷いて風通しをよくする
  • 寝具の下に除湿シートを敷く

4-3.シャワーや入浴を済ませてから就寝する

寝具の汚れを防ぐには、シャワーや入浴を済ませてから就寝することも大切です。寝具には、寝汗以外にもさまざまな汚れが付着します。特に、帰宅直後の体には、皮脂汚れのほか、ホコリやメイクなどの汚れが付着しており、そのまま寝転ぶと寝具に多くの汚れが付着するので注意しましょう。実際に、夜に入浴する人より、朝だけ入浴する人のほうが、寝具の汚れがひどいものです。

4-4.プロのクリーニング業者に依頼するのもおすすめ

大切な寝具のお手入れは、プロのクリーニング業者に依頼するのもおすすめです。たとえば、自宅で洗うことができないマットレスなども、クリーニング業者に依頼してキレイにしてもらうことができます。マットレスのクリーニングは、業者が自宅に来て行う場合と、業者が回収して専用工場で行う場合があるので、業者に確認して都合のよい方法で依頼するとよいでしょう。

5.寝具の寝汗対策に関するよくある質問

最後に、寝具の寝汗対策に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.接触冷感効果のあるシーツに交換しても寝汗をかくのですが?
A.接触冷感効果があるシーツであっても、室温が高い場合にはほとんど効果がないことがあります。また、そのほかに寝汗の原因がある場合は、接触冷感効果のあるシーツに頼るだけでなく、根本から改善することが大切です。

Q.何回洗濯しても汗の黄ばみ汚れが落ちないシーツは捨てるべきか?
A.シーツは消耗品なので、洗濯しても黄ばみ汚れが落ちないのなら、捨てることをおすすめします。何らかの理由で捨てたくないのなら、プロのクリーニング業者に依頼してみるとよいでしょう。

Q.漢方薬で体質改善すれば寝汗対策になる?
A.寝汗対策になることもあります。ただし、医師に相談し、体質に合わせて処方してもらうことが大切です。自己判断で飲むと寝汗対策にならないだけでなく、体調不良の原因になることもあるので注意しましょう。

Q.更年期障害が寝汗の原因なら数年後には改善されるのでは?
A.数年後に改善されるとは断言できません。更年期障害は、人によって症状も期間も異なります。まずは、今快適に過ごせるよう、寝具や環境などを整え、更年期障害についてもきちんと対策を立てることがおすすめです。

Q.寝汗がひどくて寝具にカビが生えてしまったらどうする?
A.カビがごく一部だけに生えた場合は、消毒用エタノールを塗布して乾かすと除去できることがあります。しかし、広範囲にカビが生えている、カビの根が深くて再発してしまうといった場合は、買い替えがおすすめです。

まとめ

今回は、寝具の寝汗対策について詳しく解説しました。寝具に寝汗が付着して困る人は、寝汗を大量にかく原因を突き止め、適切な対策を考えることが大切です。室温を調整したり、寝具やパジャマを適切なものに交換したりなど、できるだけの対策を立てててみてください。なお、寝汗の裏には、更年期障害や病気が隠れていることもあるので、ほかにも気になる症状があるときは受診してみるとよいでしょう。寝汗が付着した寝具の手入れは、自宅で洗濯したり干したりすることもできます。また、プロのクリーニングを利用すると、より簡単でおすすめです。