重曹はどこでも使えるわけではない? 重曹を使う際の注意点を解説

重曹は、身体に優しく害が少ないナチュラル系洗剤として広く知られています。「これからは洗剤を使わずに、重曹だけで家じゅうの掃除をしたい」と思っている人もいるかもしれません。しかし、重曹はどこにでも使える万能洗剤ではありません。使えないものや使う際に注意が必要な例もあります。

そこで今回は、重曹が汚れを落とすメカニズムや使用する際の注意点を紹介しましょう。

  1. 重曹の効果とメリット

  2. 重曹を使う際の注意点

  3. 重曹は濃度にも注意が必要

この記事を読めば、重曹の正しい使い方も分かります。重曹を日々の掃除に使いたいと思っている人は、ぜひ読んでみてください。

1.重曹の効果とメリット

はじめに、重曹を洗剤として利用する効果や一般的な洗剤と比べたメリットを紹介します。

1-1.重曹は酸性の汚れをよく落とす

重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、ベーキングパウダーやかん水の主成分です。山菜などのあく抜きに使われることもあります。重曹を溶かした水はアルカリ性であり、皮脂をはじめとする酸性の汚れを落とすのに効果的です。また、重曹は研磨剤としても使うことができるので、焦げつきを落とすこともできます。

1-2.重曹はコスパがよく身体に優しい洗剤

前述したように、重曹は食品添加物にも使用されるので、少量口に入っても身体に悪影響はありません。そのため、キッチンの掃除に重宝している人は多いことでしょう。また、消臭効果もあるので消臭剤としても利用できます。さらにコスパがよく掃除用は1kg200円前後です。ただし、掃除用として販売されている重曹は工業用で不純物も含まれているため、進んでなめたり料理に使ったりしてはいけません。

1-3.重曹は油汚れもよく落とす

こびりついた油汚れも、重曹を溶かしたお湯で10分ほど煮ると落としやすくなります。また、茶渋汚れなどは重曹をそのまま振りかけて、5分ほどおけばキレイに落とすことができるでしょう。重曹を100mlの水に小さじ1とかした重曹水は、冷蔵庫の掃除などにも便利です。

2.重曹を使う際の注意点

この項では、重曹を使う際の注意点や使えないものを紹介します。

2-1.重曹はアルミを変色させる

重曹はアルミを変色させてしまいます。アルミは鍋などの調理器具によく使われているので、うっかり重曹で磨いたり重曹水を温めたりしないように気をつけましょう。変色したアルミは、レモンの輪切りを入れた水で煮るとある程度まで色を戻すことができます。ただし、完全には戻らないので気をつけましょう。

2-2.重曹はフローリングのワックスを剝がしてしまう

重曹は、フローリングのワックスを剝がしてしまう可能性があります。フローリングにつく汚れの中には皮脂汚れもありますが、フローリングは住居用洗剤を使って掃除しましょう。

2-3.畳や白木・麻などの天然素材は重曹で変色する可能性がある

畳や白木・麻などの天然素材に重曹をかけると、変色する可能性があります。重曹は、カーペットについた染みを落とすときにも使えますが、同じような感覚で畳や白木に重曹水をスプレーして拭いてはいけません。

2-4.液晶画面は重曹水で拭くと傷がつく可能性がある

重曹は水に溶けにくい性質があります。手作りの重曹水は重曹の粉末が溶けきっていないこともよくあるでしょう。重曹水で液晶画面を拭くと、溶けきっていない重曹の顆粒で画面が傷つくことがあります。液晶画面は専用のクリーナーを使いましょう。

3.重曹は濃度にも注意が必要

重曹はペースト・水溶液・粉末とさまざまな使い方ができます。この中で、最も使いやすいのが水溶液ですが、手作りする際は濃度に注意しましょう。濃度が高い重曹水は色落ちや変色の原因になります。また、「重曹を使って掃除をしたら白い跡が残ってしまった」という場合も、使い過ぎが原因です。前述したように、重曹水は水100mlに対し小さじ1で作りましょう。なお、重曹はアルカリ性なので、重曹ペーストを使う場合や、肌が弱い人は手袋をして取り扱うのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか? 今回は重曹を使う際の注意点を紹介しました。重曹は万能洗剤と紹介されることも多いので、どこでも使えると思っている人もいるかもしれません。しかし実際は、私用する際は注意が必要です。なお、重曹は同じナチュラル洗剤のクエン酸と混ぜ合わせると発泡しますが、この泡は二酸化炭素で有害なものではありません。重曹が使えるかどうか迷うものは、目立たないところで試してみて色落ちや変色がないか確かめてから使いましょう。