「トイレの洗剤はたくさんの種類があるので、どれを使っていいか迷ってしまう」という人はいませんか? トイレにつく汚れは複数の種類があり、それぞれに適した洗剤があります。汚れに合った洗剤を使えば、トイレをいつもキレイで清潔に保つことができるでしょう。

今回は、トイレの洗剤の種類や使い方、落とすのに適した汚れなどを紹介します。

  1. トイレにつく汚れの種類

  2. トイレ掃除に使う洗剤の種類
  3. トイレをキレイに保つための掃除方法

この記事を読めば、トイレの洗剤選びに悩むことはありません。トイレの汚れをキレイに落としたいという人や、除方法に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.トイレにつく汚れの種類

トイレには、以下のような汚れがつきやすくなっています。

  • ホコリや雑菌の汚れ:比較的落ちやすい汚れだが、こまめに掃除しないと目立った汚れになる
  • 黄ばみ:主に便器内につく尿石。時間がたつほど取れにくくなり、トイレづまりの原因となることもある
  • 黒ずみ:黒カビや雑菌とホコリがかたまったもの。トイレ掃除の間隔があくほどつきやすくなる

また、男性がいる家の場合は、飛び散った尿からの臭いが気になることもあるでしょう。

トイレにつく汚れはいろいろな種類があるんですね。
はい。ですから、こまめな掃除が必要です。

2.トイレ掃除に使う洗剤の種類

この項では、トイレ掃除に使う洗剤の種類と落としやすい汚れについて紹介します。

2-1.中性洗剤

「トイレマジックリン」などに代表される中性洗剤は、便器の中・外側・床・壁と広い範囲で使えるものです。トイレ掃除を1週間に3回以上行う場合は、中性洗剤だけで十分汚れは落とせます。なお、お風呂用の洗剤と併用も可能です。「できるだけ洗剤の種類を増やしたくない」という場合は、お風呂用の洗剤を使ってトイレ掃除をしましょう。

2-2.酸性洗剤

「サンポール」に代表される酸性洗剤は、尿石汚れ(黄ばみ)を落とすのに適しています。便器のふち裏や底の部分など、汚れがたまりやすい場所に用いるのがおすすめです。なお、しつこい汚れは洗剤をしみこませたトイレットペーパーなどを張りつけておくとよいでしょう。なお、酸性洗剤は金属製品や大理石(人造含む)にかけると腐食や成分の変質を起こす可能性があるので使えません。トイレの場合は、配管や手洗い口・床などは使わないようにしましょう。

2-3.アルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)

トイレ用のドメストやトイレ用のハイターなどに代表されるアルカリ性洗剤(塩素系漂白剤)は、トイレの黒ずみを落とすのに適しています。黒ずみは時間がたつほど落ちにくくなるので、トイレ掃除をする時間がなかなか取れない人にもおすすめです。

2-4.ナチュラル系洗剤

クエン酸・重曹といったナチュラル系洗剤もトイレ掃除に使用できます。重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性です。また、重曹は研磨剤としても使えるので、黒ずみをこすり落すのにも使えます。なお、重曹もクエン酸も消臭効果が期待できるので、重曹水、クエン酸水を壁に振りかけておくと、消臭剤としても使えるでしょう。ただし、クエン酸は酸の1種なので、金属を腐食させます。トイレの配管などにかけないように注意してください。

2-5.置き型・スタンプタイプの洗剤

トイレタンクの中に入れたり、便器の中にスタンプしたりするタイプの洗剤は、防汚・防カビ効果が期待できます。特に、スタンプタイプの洗剤は、成分がゆっくりと溶けていくので「汚れがつきにくい」と評判です。トイレ掃除をした後にスタンプをしておくと、掃除の頻度を減らせます。

洗剤もいろいろあるんですね。
はい。汚れの種類によって使い分けましょう。ただし、洗剤同士を混ぜてはいけません。

3.トイレをキレイに保つための掃除方法

この項では、トイレの汚れ・臭いを落としてきれいに保ちつづけるための掃除方法や掃除の際の注意点を紹介します。

3-1.トイレ掃除はこまめにする

トイレ掃除は、目立った汚れがつかないうちに行い続ければ、中性洗剤やナチュラル系洗剤だけで十分に汚れを落とすことができます。トイレ掃除を毎日する時間がない場合は、「拭くだけで掃除ができる使い捨てシート」などをすぐ手の届くところに置いておき、トイレに入ったついでに、さっと便器や床を拭くといいでしょう。また、男性の場合は失敗したと思ったら、すぐに拭く習慣をつけるのがおすすめです。

3-2.トイレの奥の方の汚れは洗浄剤を使う

洋式便器の奥の方の汚れは、水を抜いてもなかなか落ちにくいものがあります。このような場合は、洗浄剤を入れましょう。ただし、汚れを落とすのに数時間かかるので、長時間外出する前に入れるのがコツです。

3-3.ブラシ選びも大切

トイレ掃除用のブラシにも、いろいろな種類があります。便器のふち裏までしっかり届く形のものを使用すれば、知らない間に汚れがたまることもないでしょう。

3-4.消臭剤には重曹やクエン酸を置いておく

トイレの消臭剤には、粉末の重曹やクエン酸を置いておくのがオススメです。壁紙や床臭う場合は、前述したように、重曹と水、クエン酸と水を1:1で合わせた重曹水・クエン酸水をスプレーしておきましょう。

3-5.プロ用の洗剤は必ず手袋・マスクをして使う

最近は、「プロ御用達」と銘打たれた洗剤も販売されています。プロ用の洗剤は強力な反面、人体に有害な物質も含んでいます。必ず説明書を読み、マスクと手袋をして使いましょう。

3-6.アルカリ性洗剤と酸性洗剤は混ぜない

アルカリ性洗剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生します。また、クエン酸とアルカリ性洗剤、酸性洗剤と重曹も合わせて使ってはいけません。ただし、クエン酸と重曹を合わせた場合発生する泡は二酸化炭素なので無害です。

やはり、こまめな掃除が一番なんですね。
はい。難しい場合はスタンプ式洗剤などを使いましょう。

まとめ

今回はトイレ掃除に使う洗剤の種類や汚れとの相性などを解説しました。トイレ掃除は、こまめに行うことが大切です。トイレ掃除をする時間がなかなか取れない場合は、スタンプ型・置き型洗剤などもフル活用してみましょう。