明るく開放感がある吹き抜けは、メリットも多いですが、その反面デメリットもあります。そのうちの一つが掃除の大変さです。高い場所のシーリングファン・窓などの掃除方法に悩んでいる方や、新築以来一度も掃除していない……というも多いでしょう。そこで今回は、吹き抜けの掃除方法をご紹介します。
- 吹き抜けの掃除について
- 吹き抜けの掃除方法
- 吹き抜けの掃除についてよくある質問
- まとめ
吹き抜けを掃除することで、家をより明るい印象にすることができます。吹き抜けの掃除方法を知りたい・楽に掃除したいという方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。
1.吹き抜けの掃除について
まずは、吹き抜けの掃除について、基礎情報をご紹介します。
1-1.吹き抜けについて
吹き抜けは、開放感や日当たりが魅力です。1階と2階がつながって感じられるため、家族感のコミュニケーションも活発になるでしょう。一方、吹き抜けは掃除が面倒・音が筒抜け・冷暖房の光熱費があがりやすいといったデメリットもあります。中でも、吹き抜けのシーリングファンや照明・窓・壁・天井などの掃除は、特に大変でしょう。
1-2.吹き抜けの汚れとは?
吹き抜けのシーリングファンや照明・窓・壁・天井には、意外に汚れがたまりがちです。ホコリ・カビ・くもの巣など、日ごろからの掃除とメンテナンスが重要になるでしょう。
1-3.掃除の時期・頻度について
吹き抜けの掃除は、こまめに行うことによって結果的に楽になります。週に1回は、ホコリ落としを行うとよいでしょう。ついて間もないホコリは、はたいたり軽く拭いたりすればすぐに落とせます。しかし、時間がたってこびりついてしまった汚れやカビなどは水拭きや洗剤を使用する必要が出てきてしまうのです。
1-4.吹き抜けの掃除を業者に依頼する
吹き抜けの掃除が、自分では難しい・危険な場合や、しつこい汚れをなんとかしたい、という場合は清掃業者に依頼するのも手です。窓や壁の端など、家の構造的にどうしても手が届かない場所もあるでしょう。無理に自分で掃除をするよりも、年に1~2回プロの手で完璧に掃除してもらうという方法もおすすめです。
2.吹き抜けの掃除方法
次に、吹き抜けの掃除について具体的にご紹介します。
2-1.必要な道具
吹き抜けの掃除には、以下の道具が使えます。
- 柄の長いハンディーモップ(クイックルワイパーなど)
- ハタキ
- 雑巾
- 新聞紙
【あると便利】
- 高所用モップ(天井ハイクリーナーなど)
- マスク・メガネ(ホコリよけ)
2-2.吹き抜けの掃除手順
2-2-1.準備
吹き抜けの掃除をすると、下にホコリが落ちるので、ものをどけたり新聞紙などで養生をしましょう。落ちたホコリをそのまま捨てられます。
2-2-2.ホコリを落とす
ハタキ・ハンディーモップ・高所用モップなどを使って、天井・窓・ファン・照明器具などのホコリを落とします。
2-2-3.水拭きをする(汚れの程度によっては省略可)
固く絞った雑巾を、モップ類の先端につけて拭き掃除をします。拭きムラができないように、全体を見ながら掃除しましょう。
2-2-4.落ちたホコリを掃除する
掃除機や雑巾などを使用して、上から下の順番に、落ちたホコリを取ります。最後に換気を10分ほどして完了です。
2-3.吹き抜けの掃除のコツ・ポイント
吹き抜けの掃除は、日ごろからこまめに行うことが大切です。2階部分や階段付近など、すぐ使えるところにモップを置いておき、通ったときにファンや照明器具のホコリを取る習慣をつければ、あまり汚れがたまらずにすみます。そのため、ファンや照明の下にはものを置かないこともポイントです。
2-4.注意点
高所の掃除は、転倒やものを落としたりする危険性もあるので、十分注意しましょう。無理な姿勢や、安定しない足場での掃除は大変危険になります。日ごろの掃除は、手が届く範囲だけにとどめておいて、高所の掃除は業者に依頼するのがおすすめです。
3.吹き抜けの掃除についてよくある質問
吹き抜けの掃除について、よくある質問をまとめました。
Q.吹き抜けにカビが生えてしまったのですが
A.カビは水拭きや中性洗剤では落とすことができないので、カビキラーなどのカビ取り材を使用しましょう。垂れてきてもよいように、下に新聞紙を敷いてください。カビ取り剤をスプレーしたら、ラップかキッチンペーパーで覆うと効果がアップします。15分ほど放置したら水拭きでふき取り、まだカビが残っているようなら2~3回くりかえしましょう。
Q.吹き抜けの湿気対策は?
A.天井に向けてサーキュレータを回したり、定期的に換気するのが効果的です。空気の流れをよくすることで、カビの発生を防ぐことができます。
Q.掃除が簡単な照明やファンは?
A.自動昇降機能のついたシーリングファン照明が便利です。ファンごと下に下ろせるため、手元で簡単に掃除することができます。取り付けには工事が必要ですので、工務店などに相談してみてください。
Q.天井や壁掃除のポイントは?
A.天井や壁は、面積が広い分、ムラに注意が必要です。手の届くところはとてもきれいになったのに、手の届きにくいところはうっすらと汚れている……となると見た目が悪くなってしまいます。一か所だけを局所的にきれいにするのではなく、全体を見ながら、均一に掃除するようにしましょう。洗剤を使った掃除やこすりすぎには特に注意が必要です。
Q.掃除業者に依頼する前に、相談や無料見積もりをしたいのですが
A.地域に対応している掃除業者のHPなどから、無料見積もりを依頼しましょう。吹き抜けのタイプや高さなどによって、料金を算出してもらえます。正式に契約するまではキャンセルできるところがほとんどなので、気軽に相談してみてください。複数の業者から見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較し、よりお得に掃除を依頼できるでしょう。
4.まとめ
吹き抜けの掃除方法についてご紹介しました。天井・壁・シーリングファン・照明器具など、吹き抜けは意外に掃除すべき箇所が多いのです。日ごろからのお掃除と、年に1~2回の念入りな掃除を組み合わせることで、いつもきれいな吹き抜けで快適に過ごすことができるでしょう。こまめにホコリを除去することで、ハウスダストアレルギーなどの予防もできます。面倒な吹き抜けの掃除ですが、まずはできることから始めてみてください。