家の掃除は、ただでさえ面倒ですが、特にバルコニーやベランダの掃除は大変なことが多いでしょう。家の一部でありながら屋外に位置しているバルコニーは、ほこりやススなどがたまりやすく、少し放っておくだけであっというまに汚れてしまいます。そこで今回は、面倒なバルコニー掃除のアドバイスやコツ、事前準備などをご紹介しましょう。

  1. バルコニーの掃除について
  2. バルコニーの掃除をするための準備
  3. バルコニーの掃除方法
  4. バルコニー掃除についてよくある質問
  5. まとめ

バルコニー掃除について知りたい方や、今年こそバルコニーをきれいにしたい! という方はぜひ最後までこの記事を読んでみてください。

1.バルコニーの掃除について

バルコニーの定義・ベランダとの違いや、掃除の必要性などについてご紹介します。

1-1.バルコニーとは?

バルコニーとは、外に張り出した台のことです。ベランダは屋根があるのに対し、バルコニーは屋根がないことが言葉の定義となっています。イメージとして「大きい・広い=バルコニー」考える方も多いでしょう。確かに、ベランダよりもバルコニーのほうが広く設計される傾向がありますが、面積の広さはバルコニーの定義としては不問です。ちなみに、階下の天井部分をバルコニーの床として利用しているものは「ルーフバルコニー」と呼ばれます。

1-2.バルコニー掃除の必要性とは?

バルコニーは屋外にあるため、掃除の必要性が屋内とは異なってきます。雨風の影響をうけたり、さまざまなゴミやほこりが舞い込んだりたまったりしてしまうことも多いでしょう。

1-3.バルコニーにつきやすい汚れとは?

バルコニーについてしまう主な汚れには、以下のようなものがあります。

  • 土ぼこり
  • 鳥のフン
  • 草木・葉
  • 排気ガスのスス
  • 洗濯物から落ちたほこり・髪の毛など

2.バルコニーの掃除をするための準備

バルコニー掃除の前に準備しておくことについてご説明します。

2-1.必要な道具

バルコニー掃除に必要な道具をご紹介します。事前にしっかり準備しておくことで、作業の流れを止めずに一気に掃除することができるのです。

  • ホウキ・ちりとり
  • 雑巾・ふきん
  • ティッシュ・キッチンペーパー・新聞紙など
  • 水を流すためのペットボトル
  • ゴミ袋
  • 手袋・マスク・めがねなど
  • ブラシ
  • 重曹水(45℃くらいのぬるま湯を利用。水100mlに対し小さじ1杯くらいを溶かす)
  • スプレーボトル
  • 汚れてもいい服・エプロンなど(ポケットがあると便利)

2-2.掃除前にやっておくべきこと・注意すること

バルコニーを掃除する際の準備作業をご紹介します。

  • ゴミを取り除く(ぬらした新聞紙をまき散らしてからホウキで集めると楽)
  • 排水溝のゴミを取り除く
  • 階下へのあいさつ

2-3.バルコニー掃除の天候・季節・タイミングについて

バルコニー掃除は、弱い雨かくもりの日が最適でしょう。集合住宅の場合、階下が洗濯物などを干している際は厳禁です。また、たとえ雨の日でも、水が大量に階下に落ちないように注意してください。雨の日はほこりが舞い散りにくいというメリットもあります。また、サッシや窓ガラスは、気温が高い晴れた日に掃除すると、水拭きが一瞬で乾くので拭きムラができやすくなってしまうのです。

3.バルコニーの掃除方法

3-1.掃除手順

バルコニーの掃除の手順についてご説明します。まずは、上記にあげた道具をそろえ、準備作業をおこないましょう。掃除は上からが基本ですので、物干しさお、壁や手すり、窓、そして最後に床を掃除するのがおすすめです。手すりや床に、重曹水スプレーを吹きかけると10分くらいで汚れが浮いてきます。浮いた汚れをブラシでこすりながら流しましょう。最後に水を流して排水溝のゴミを取ったら完了です。

3-2.サッシの掃除

窓ガラスは、洗剤を使わずとも、固く絞った雑巾と乾いた新聞紙で拭けばきれいになります。拭きムラができないように、水拭き→から拭きをすばやくおこないましょう。拭き残しがないよう、外と内からいろいろな角度で点検してみてください。窓のサンの汚れにも重曹スプレーが効果的です。窓を掃除する前に吹きかけて放置しておき、窓掃除が終わったタイミングで洗い流せばきれいになるでしょう。

3-3.バルコニーの清掃の頻度について

ついて間もない汚れやほこりは、さっと水拭きやゴミ取りをするだけできれいになります。1~2週間に一度くらいは軽く拭き掃除をおこなうと、常にきれいなバルコニーをキープすることができるはずです。大掃除を少ない回数おこなうよりも、ちょっとした掃除を多くしたほうが、気持ち的にも楽になるでしょう。

3-4.その他掃除のコツ・注意すること

バルコニー掃除の掃除道具は使い捨てを意識すると楽です。汚れた雑巾類を洗って使い回すのは面倒ですし、時間や水の無駄になってしまいます。複数枚用意しておいて、使ったものからどんどん捨てていくと効率的でしょう。古着・古布などをいくつかキープしておくと便利ですね。

4.バルコニー掃除についてよくある質問

バルコニー掃除について、よくある質問にお答えします。

Q.バルコニーの掃除が面倒です
A.放置した汚れが堆積(たいせき)してしまった場合や、面積の広いバルコニーを掃除するのはなかなか大変なものでしょう。そこで、プロの掃除業者を利用するのも一手です。プロの手にかかればバルコニーが徹底的にきれいになるでしょう。

Q.掃除業者によるバルコニー掃除の内容が知りたい
A.ベランダ床・壁・手すり・排水溝などの掃除がメインです。こびりついてしまった雨汚れや砂ぼこり・鳥のフンなども落としてくれるでしょう。

Q.バルコニーに大量に落ち葉のゴミがあるのですが
A.自治体によっては、落ち葉や剪定(せんてい)枝などを、無料で回収してくれる場合があります。また、隣家や公道などの木や枝が自宅のバルコニーに侵入している場合は、剪定(せんてい)を依頼することも可能です。各自治体に確認しましょう。

Q.バルコニー以外の掃除も依頼することは可能ですか?
A.業者によっては、家のまるごと掃除プランなども用意しています。

Q.掃除業者の選び方を教えてください

業者の選び方のポイントは以下のとおりです。

  • 無料見積もりをおこなっているところ
  • 料金がわかりやすいところ
  • 掃除の実績やノウハウが豊富なところ
  • 清掃業務の資格を持っているところ

5.まとめ

バルコニーの掃除方法のポイントについてご紹介しました。バルコニー掃除の際は、準備をしっかり整えてからやりましょう。バルコニーがきれいだと、洗濯干しなどがいつもより快適におこなえるはずです。バルコニー掃除が面倒・自分では手がつけられない、という方は掃除業者の利用をおすすめします。バルコニーをプロの手で徹底的にきれいにしてもらえば、自分の時間を有効に使うこともできるでしょう。