大掃除のシーズンは、家の中を一掃するチャンスです。家族が集う場所であるリビングは、特に汚れやほこりが蓄積しやすい場所で、掃除に一苦労することがあります。フローリングを使っているリビングが多いと思いますが、和室やじゅうたんを使用している家庭もあるでしょう。床材の違いで掃除方法も異なるため、掃除の手順やコツなどを覚えておくと簡単に進めることができます。リビングの掃除を難しく考えず、きれいで過ごしやすい環境を目指し、楽しんで取り組みましょう。
今回は、リビングの掃除についてご紹介します。
- リビングの掃除について
- リビングの掃除をするための準備
- リビングの掃除方法
- リビングの掃除でよくある質問
- まとめ
この記事を読むことで、リビングの掃除方法についてよく分かります。効率よく掃除を進めるため、掃除前のポイントなどもしっかり覚えておきましょう。
1.リビングの掃除について
リビング掃除の重要性や掃除の頻度についてご紹介します。
1-1.リビング掃除の重要性
リビングは、家族にとって憩いの場所です。お菓子やお茶を飲みながらくつろぐ空間で、居る時間が長いため、気づかないうちに汚れが溜(た)まるでしょう。毎日使う場所だからこそ、きれいで過ごしやすい環境を維持してください。
1-2.ほかの掃除との違い
前述したとおり、ほかの部屋より使用頻度が高く、過ごす時間が長いため、汚れがつきやすいのがリビングです。ものも散らかりやすく、子どもがいる家庭では食べカスなども気になるでしょう。ほかの掃除との違いは、毎日こまめに片づけと掃除をしなければならないことです。
1-3.掃除の頻度
リビング掃除は、毎日行うことが理想です。就寝前に片づけをし、ものをきちんと収納することから始まります。掃除機も汚れたらかけるというのではなく、日々の習慣として実践するようにしてください。
1-4.どんな汚れがつきやすいのか?
リビングにつきやすい汚れは、ほこり・カビ・食べカス・ペットの被毛などです。子どもがいる家庭では、クレヨンやマジックによる落書きに悩まされることもあるでしょう。照明器具やエアコンも、ほかの部屋より汚れが蓄積しやすいため、丁寧に掃除をしなければなりません。
2.リビングの掃除をするための準備
リビングの掃除を始める前に準備しておくことや、掃除に適した気候などをご紹介します。
2-1.掃除前にやっておくべきこと
リビングには、日用品がたくさん置かれていると思います。子どものおもちゃや絵本などもあるでしょう。雑然とした状況では、掃除を進めることはできません。まず、ものをきちんと整理整頓し、不要なものを処分するなど、片づけから始めてみてください。
2-2.そろえる道具
リビングの掃除をするときに用意するものは、雑巾(2枚)・汚れ落とし洗剤・掃除機・フローリング掃除用モップなどです。雑巾は、乾(から)拭き用と使い分けてください。汚れ落とし洗剤は、じゅうたん向けのものとフローリング向けのものがあります。床材に合わせて用意しましょう。フローリングは、ワックスを使うときれいに仕上がります。
2-3.天候・季節・タイミングのチェック
掃除をするタイミングは、なるべく晴れて乾燥した時期を選ぶことが大切です。湿気がこもりやすい天候は避けましょう。窓を開放して掃除をすることで、空気の循環を促すことができます。春や秋は掃除を進めやすい季節です。大掃除を行うことが多い年末は寒さが厳しいため、なるべく11月までに終えておくといいでしょう。
3.リビングの掃除方法
リビング掃除の仕方を覚えておき、効率のいい掃除を目指してください。
3-1.掃除手順
3-1-1.高いところからほこり取り
ほこりは舞い落ち、部屋のあらゆるところへ飛散します。そのため、高い場所から掃除を始めることが大切です。まず、高所にある照明器具や家具の上などのほこりを払います。ほこりを掃除機や雑巾などできちんと取り除いてから、次の掃除を進めてください。エアコンのフィルターも取り外し、水洗いをして乾かしておきましょう。
3-1-2.掃除機などでほこりを取る
高所掃除を終えたら、窓を開けて換気を行い、掃除機を丁寧にかけていきましょう。棚や雑貨などに付着したほこりも、1つずつ取り除いてください。和室は畳の目に沿って掃除機をかけましょう。
3-1-3.拭き掃除
掃除機を終えたら、床面の拭き掃除を行います。最初に固く絞った濡(ぬ)れ雑巾で丁寧に拭き取ってください。汚れがひどい部分やシミは、洗剤で叩(たた)くように落とします。乾(から)拭きで仕上げ、よく乾かしてください。
3-1-4.ドア・スイッチなど
照明器具と同じように、ドアやスイッチなど普段触れる機会が多い場所も、手垢(てあか)がつきやすいものです。手垢(てあか)は油分が多く、頑固な汚れになります。洗剤を使って拭き取り、乾(から)拭きで仕上げましょう。
3-2.リビング掃除のコツ・注意すること
リビング掃除を順序よく進めるためには、手順をしっかり把握しておくことです。低い場所から始めるなど、誤った方法で進めないように注意してください。ほこりが舞い上がり、かえって掃除がしにくくなります。
3-3.リビングをきれいに保(たも)つコツ
普段から掃除を習慣化しておくだけでも、大掛かりな掃除が必要になりません。日々の掃除で、床を掃除する日・照明器具を掃除する日・エアコンを掃除する日と決めておき、常にきれいな状態を維持することが大切です。
4.リビングの掃除でよくある質問
リビング掃除でよくある質問をまとめました。
Q.リビングにある窓も掃除すべきか?
A.窓をきれいにするだけでも、明るく清潔感のある空間になります。窓には手垢(てあか)やほこりが付着しているため、油分を落としてきれいにし、乾(から)拭きで仕上げましょう。雑巾の繊維が残らないマイクロファイバークロスがおすすめです。
Q.リビングが汚部屋となっている場合はどうすべきか?
A.リビングがものであふれている場合、まずは不要なものを思いきって処分することから始めましょう。最低限の必要品だけにすることで、広々とした空間になります。掃除する意欲にもつながり、きれいな空間を維持するきっかけにもなるのです。汚部屋になっている方も、諦めずに掃除を実践してみてください。
Q.掃除をしたけれど、きれいなリビングを維持できるか不安に感じる
A.きれいにした空間を維持することは、日々の努力しだいです。維持する秘訣(ひけつ)が分からない・ずっときれいに保(たも)つことができるか不安という方は、人を招くようにしてみてください。人の目に触れると思うだけで、きれいにしようという意識が働き、自然と掃除をする習慣が身につきます。
Q.落書きが壁紙に残ってしまう
A.クレヨンやマジックは、でこぼこした壁紙に残ってしまうことがあります。歯ブラシを使い、掃除をしてみましょう。重曹にクエン酸を混ぜて練り、歯ブラシにつけてこすり洗いをしてください。こまかな部分まできれいになります。
Q.フローリングに凹(へこ)みができている
A.ワックスをかけても、フローリングの凹(へこ)みは目立ちます。気になる場合は、床の補修剤を使いましょう。ホームセンターでも販売されています。床の色に合うものを選んでください。
5.まとめ
いかがでしたか? リビングは憩いの場で、家族が集う大切な空間です。過ごす時間が長い場所であるため、汚れが残りやすいのも悩みとなります。リビングの掃除は、高所のほこりを取ることから始め、低い場所へと進めるのがコツです。床は濡(ぬ)れ雑巾で拭いてから、乾(から)拭きで仕上げてください。汚れが溜(た)まりやすい窓・ドア・スイッチなども、拭き取り掃除できれいになります。普段からリビング掃除を習慣にし、きれいな空間を維持しましょう。