コロコロとは、粘着性カーペットクリーナーの通称です。カーペットなどについたホコリや髪の毛、ゴミなどをきれいに取ることができるため、愛用している人も多いことでしょう。今はホームセンターに行けば、さまざまな種類のコロコロが販売されています。「いったい何を使えばいいのか」と迷う人も多いことでしょう。
そこで、今回はコロコロを使った効率的な掃除方法を解説します。
- コロコロの用途
- コロコロの種類と掃除に適した場所
- コロコロに関するよくある質問
- おわりに
この記事を読めば、コロコロを使った掃除がよりはかどることでしょう。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.コロコロの用途
前述したようにコロコロとは、粘着性カーペットクリーナーの略で1983年に発売されました。それまでの掃除用具はホウキか掃除機が主流で、カーペットやじゅうたんの奥に入りこんだ汚れを取りきることができず、悩んでいる人は多かったのです。コロコロはカーペットのような毛足の長いものだけでなく、ソファーなどの家具類から洋服まで、さまざまな場所についたホコリや汚れを取ることができます。しかも、コンパクトでどこにでも持ち運べるうえ、使った端から切って処分できて衛生的です。そのため、コロコロは発売当時から現在までロングランヒットを続け、現在はさまざまなメーカーからいろいろなサイズが発売されています。
2.コロコロの種類と掃除に適した場所
この項では、コロコロの種類と掃除に適した場所を解説します。どのような場所を掃除するのに適しているのでしょうか?
2-1.コロコロの種類
現在、コロコロはスタンダードな形のほか、細かいところまで掃除ができるミニサイズ、ペットの毛が取りやすい強力粘着タイプ、立ったまま掃除ができる柄の長いタイプなどがあります。ミニサイズは部屋の隅などを掃除するのにも適しているほか、洋服のホコリや汚れ取りにも便利です。ワンルーム程度の部屋ならば、コロコロだけでも十分に掃除できるでしょう。
2-2.コロコロを使うと便利な場所
コロコロは、カーペットをはじめとする布製のインテリアだけでなく、畳を掃除するのにも適しています。また、特に、猫や犬などの有毛なペットを飼っている場合、ペットの毛が服について中々取れなくなることは珍しくありません。ですから、玄関先にミニサイズのコロコロを置いておけば、出かける前にさっとペットの毛を取ることができます。
また、コロコロは電源もいりませんから、車のシートなどの汚れを取るのにもピッタリです。特に、子どもがいる場合は車内がお菓子のカスなどで汚れやすいので、1つ常備しておくといいでしょう。
2-3.コロコロの正しい使い方
コロコロは、繊維を逆立てるようにかけることが正解です。線維に沿ってかけてしまうと、奥に入りこんだ汚れが取れません。ですから線維の流れをまず確かめて、それに逆らうようにかけましょう。そうすれば、一層汚れが落ちやすくなります。
2-4.コロコロを使うために注意が必要な場所
コロコロは、フローリングの床だとくっついてしまうことがあります。フローリング用の粘着テープ以外は使わない方がいいでしょう。また、絹などデリケートな天然繊維もコロコロはおすすめできません。線維が引っ張られて傷んでしまいます。レースなども同様です。さらに、コロコロでペットの毛を取る人もいますが、これも注意してください。ペットの毛は抜ける毛としっかり生えている体毛があります。強粘着のテープの場合は体毛も巻き込んでしまうので、ペットに痛い思いをさせることもあるでしょう。ペットの抜け毛処理はブラシで行ってください。
2-5.コロコロの選び方
コロコロはいろいろなメーカーから販売されています。100円ショップでも本体から替えの粘着テープまで一式そろうでしょう。最近は強粘着テープのほか、フローリングでも問題なく使える弱粘着テープなども出てきました。また、しっかりとゴミを取るには、本体の柄の部分がしっかりしたものの方が力が入りやすいでしょう。ですから、柄がぐらぐらしているものはおすすめできません。会社などで使う場合は、立ってかけられるような製品がスマートに使えるでしょう。なお、粘着テープは経年で粘着力が低下します。ですから、たくさん買ったほうが1本当たりの単価は安くなりますが、あまり大量に買わないようにしましょう。ワンルームならば、3本1セットくらいのものがちょうどよいでしょう。
3.コロコロに関するよくある質問
Q.コロコロをかけられない場所などはありますか?
A.前述したように、弱い繊維のものは使わない方はいいでしょう。レースの敷物の上などはかけないほうがいいですね。
Q.コロコロはカーテンなどにも使えるでしょうか?
A.もちろんです。カーテンは案外ほこりがつきやすい場所なので、定期的にコロコロをかけてしっかりと清潔にしておきましょう。
Q.コロコロを使っていない時、どのように保管しておけばよいのですか?
A.コロコロには、カバーがついています。使わない時はカバーをかけて湿気や直射日光、汚れなどがつきにくい場所に置いておきましょう。S字フックに吊るしておくのも一つの方法です。清掃ロッカーがあればそこに入れてください。
Q.コロコロはどんな本体でも替えのテープは利用できますか?
A.はい。本体とテープの規格が決まっていますので、どのような本体と替えのテープでも寸法が合わないということはありません。
Q.コロコロの粘着テープをうっかりフローリングの床に貼りつけてしまいました。
A.無理にはがそうとすると、途中で破れたりしてきれいに取れません。ぬるま湯などをしみこませたスポンジでこすり、まず紙の部分を落としましょう。べたべたしたものが残ったら、消毒用アルコールで拭くときれいになります。
4.おわりに
いかがでしたか? 今回はコロコロを使った掃除方法について解説しました。コロコロは手軽で便利な掃除道具です。高いものではありませんので、いくつか家の中に常備しておき、ホコリが気になったらさっと掃除をするとよいでしょう。特に、共働きの家庭の場合は、掃除をする時間があまりとれないことも珍しくありません。気になる時にさっと掃除ができれば、部屋が汚れにくくなります。