会社や商業施設など、高いビルの窓ガラス清掃にお悩みですか?窓ガラスが汚れたり曇ったりしているとビル全体が不衛生でみすぼらしく見えてしまいますよね。さらに、悪い印象を与えるのは外観だけではありません。窓ガラスの汚れは内側から見るとより目立つのです。不潔・だらしない・管理が行き届いていないというマイナスイメージを来客に与えてしまいます。そこで、定期的にプロによる窓ガラスのクリーニングを受けることが必要なのです。ここでは、窓ガラスの清掃方法や清掃業者に依頼する方法、業者の選び方についてご紹介しましょう。

  1. ビルの窓の清掃について
  2. ビルの窓の清掃事例
  3. ビルの窓の清掃業者について
  4. ビルの窓の清掃業者〜よくある質問〜

この記事を最後まで読んでいただければ、窓ガラス清掃についての疑問や業者への依頼方法がおわかりになるでしょう。ぜひお役立てください。

1.ビルのガラス窓の清掃について

一般的な平屋や2階建ての家なら、外側の窓はベランダや庭に出て手軽に掃除をすることができます。けれども、公共施設やビジネスビルなどの窓清掃はどのようにするのでしょうか。ベランダやテラスがないビルの窓は、素人が清掃するのは不可能です。そこで、一般的にはプロのビル清掃業者に窓掃除を依頼することになります。ここでは、依頼する前に知っておきたい「ビルの窓の清掃」についての基礎知識を学びましょう。

1-1.ビルの窓の清掃〜主な方法〜

一般的に、プロの清掃業者は窓のガラス清掃に「シャンプー」と「スクイジー」という2種類の道具を用います。また、掃除の方法も数種類あるのです。清掃道具の使い方や清掃方法をご紹介しましょう。

1-1-1.シャンプーで汚れをこする

「シャンプー」とは、窓清掃で使用するT字型の道具になります。「洗車」にたとえるとスポンジの役目を果たすのです。モップのようなカバーを取り付け、水で薄めた洗剤にひたしてから窓ガラスをこすります。カバーはマイクロファイバー繊維などを用いているので窓の汚れが落ち浮き上がるのです。窓の上下左右をくまなくぬらしながらこするのがポイントとなります。シャンプー作業をしっかりやることで、次に行う「スクイジー」の作業が楽になるのです。

1-1-2.スクイジーでふき取り

「スクイジー」は、シャンプー同様にT字型になっている道具です。T字の横棒部分にゴムが付いているので「車のワイパーのような役目」を果たします。使うときは、スクイジーを縦横に動かしながらシャンプーで浮いた汚れと水分を取るのです。きれいにした部分が汚水で再び汚れないように、計画的に素早くスクイジーを移動するスキルが求められます。

1-1-3.仕上げ

水滴がたれた跡やふき残し、落ちていない細かい汚れなどがないか確認します。そして、最後に窓枠の四隅に残った水分を専用の布でふき取り仕上げるのです。

1-1-4.ビルの窓の清掃〜主な方法〜

オフィスビルや商業施設など、高所の窓ガラスを清掃する方法にはいくつか方法があります。街中でもよく見かけるブランコ作業やゴンドラ作業、脚立を使用した作業、ポール作業などいろいろあるのです。それぞれの方法にかんしては後の項で詳しくご説明しましょう。

1-2.ビルの窓の清掃〜どんな場合に必要か〜

商業施設や公共施設、オフィスビルなどの窓ガラスはどれくらいのペースで清掃をするのでしょうか。家庭なら汚れが気になった場合に行えばいいのですが、ビルのときは汚れが目立つまで放置するわけにはいきません。窓ガラスが汚れているとオフィスやショップ、施設などのイメージが悪くなるからです。

一般的にビルの窓ガラス清掃は「2か月に1回」が適しているといわれています。ただし、飲食店街や大きな通りに面しているビルは、油やほこり、排気ガスなどで通常よりも汚れやすくなっているのです。きれいに保つためには「1か月に1回」は清掃が必要になります。

「清掃代を払うのはもったいない」と考える人もいるでしょう。けれども、長期間窓ガラス清掃をしないでいると汚れやほこりがこびりついてしまいます。そのような状態になると、強力な洗剤を使用しても落ちなくなり、窓ガラスを交換しなければなりません。プロによる定期的な清掃をすることで、窓ガラスは長持ちするのです。

1-3.ほかの清掃との違いは

ビルの清掃には、窓ガラス掃除のほかにもフロアの掃除やカーペットクリーニング、エアコンクリーニングなどがあります。どの清掃も、お客さまが満足いくような仕上がりにするには手間を惜しまない労力とテクニックが問われるのです。

しかしながら、窓ガラス掃除の場合は「高所で作業をしなければならない」のがほかの清掃との違いになります。階数が高くなればなるほど作業員の危険度も増すのです。もちろん、作業をしている真下を通行する人たちの安全にも配慮しなければなりません。さらに、室内の清掃と違い、ビルの窓清掃は天候によって当日の作業ができなくなることもあります。すぐにスケジュールを変更し段取りを立て直す柔軟性も求められるのです。

2.ビルの窓の清掃事例

プロのビル清掃業者は、どのような方法で高所にある窓の清掃をするのでしょうか。具体的な清掃方法をご紹介しましょう。

2-1.プロならではの仕事

窓掃除をしても「タオルでふき取った跡が残る」「念入りにふいてもピカピカにならない」という経験をした人は多いでしょう。庭やベランダなど足場がいい場所でも、窓ガラスをきれいにするのは大変です。しかしながら、プロ業者に窓の清掃を依頼すると、高所にある窓でも1点の曇りもなくきれいに磨きあげてもらえます。オフィスビルや商業施設などのビルの窓は、風雨の跡や泥・砂・大気汚染などさまざまな汚れが付着していているのです。清掃のプロは、窓を見てどのような種類の汚れかを判断し、専用の洗剤と道具で汚れを迅速かつ的確に落とします。

「1-1.ビルの窓の清掃〜主な方法〜」でご紹介したシャンプーやスクイジーを使い汚れをスピーディーに落とすには熟練のテクニックが必要です。そこで、その腕を競うために2年に1度「窓ガラスクリーニング大会」が催されています。

また、高所にある窓の外側を掃除するのは素人には不可能です。プロは、高所でも自分や作業道具、仕事仲間などの安全を確保します。安全性に注意を払うと同時に、高度なスキルで窓ふきを進行するという集中力も持っているのです。

2-2.高所作業について

ビルの窓清掃は、普通の人なら足がすくんで動けなくなるような高所で行います。そして、高さによってさまざまな作業方法があるのです。一般的に用いられているのは、ブランコ・ゴンドラ・足場・ロングポールなどの方法になります。それぞれの方法をご紹介しましょう。

2-2-1.ブランコ作業とは

切り立った岩山を登る登山家のように、ロープで体を支えながら空中で窓ふき作業をしている人を見かけたことがあるでしょう。それが、「ブランコ作業」です。下降器の付いた、頑丈なロープで支えているブランコに腰をかけ、窓から窓へと移動しながら磨いていきます。ロープと体はハーネスでつなぎ、墜落防止器具も用いて作業員の安全を確保しながら行うのです。ブランコ作業は、大がかりな機材や足場などを必要としないので大幅にコストを節約できる作業方法になります。また、準備や作業も早くスムーズに窓清掃が終わるのも利点でしょう。

2-2-2.ゴンドラ作業とは

タワーマンションや高層ビルの場合は、屋上にゴンドラを設置しています。そのゴンドラを借りて、2名のスタッフが乗り込み、移動しながら窓を清掃するのが「ゴンドラ作業」です。作業に入る前に、まずはゴンドラの安全確認から始めます。その分、準備が簡単なブランコ作業よりも時間がかかるのです。

2-2-3.足場作業とは

吹き抜けなど複雑な構造になっているビルは、はしごやゴンドラなど機材が使用できないこともあります。そんなときは「足場」を組んで清掃作業を行うのです。「足場作業」には以下のような種類があります。

  • スライダー足場:伸び縮みするスライド式のはしごを使用する方法です。
  • ローリングタワー足場:足場を組んだ後でもローラーが付いているので移動可能な足場です。ある程度のスペースが必要になります。
  • 高所作業車足場:人が作業するゴンドラのような「箱」をブームで上げ下げできる作業車です。
  • 脚立:屋外・室内ガラスで手の届かない部分などに用います。

2-2-4.ロングポール作業とは

ロングポールとは、伸縮性のあるポールの先にモップやローラーなどの窓掃除道具が付いたものです。ポールは、最長で建物の2階の窓まで届きます。ホームセンターでも手軽に購入できるのです。そのため、プロだけではなく2階建ての一軒家に住んでいる人なども使用しています。

2-3.窓清掃作業の流れ

清掃業者によって作業の流れは異なりますが、ここでは窓ガラス清掃に多い「ブランコ作業」の流れをご紹介しましょう。

  1. 現場責任者が現地の状況や窓ガラスの下調べをし、清掃終了時間や作業の流れをお客さまに説明する
  2. 窓の一部でテスト洗浄をして最適な洗浄方法を確認する
  3. 屋上にロープをセットしブランコを設置する
  4. 洗剤をシャンプーで窓に塗り汚れを落とす
  5. スクイジーで浮き上がった汚れと汚水を除去する
  6. 仕上げ用のクロスで仕上げる
  7. ビル内に入り窓の内側を清掃する
  8. 後片付けをしたら清掃終了の報告をする

ゴンドラを使う場合や足場を組む場合は、1の後に準備を行います。

3.ビルの窓の清掃業者について

ビルの窓清掃は素人にはできません。そこで、ビルメンテナンス会社やオーナーなどはビルの窓清掃を専門業者に依頼しています。専門業者を選ぶときにはどのようなことを基準にして選べばいいのでしょうか。ポイントをご紹介します。

3-1.業者選びのコツ、ポイント

3-1-1.実績

ホームページなどで、窓清掃の実績や実例を紹介している業者を選びましょう。株式会社アイ・シー・アイでは、こちらで作業実績をご紹介しています。

3-1-2.安全管理

ビルの窓清掃は高所での作業になります。使用する機材や清掃道具の安全管理はもちろんのこと、清掃をするスタッフの安全、ビルの下を通る歩行者などの安全も考えてきちんと準備を行う業者に依頼しましょう。

3-1-3.見積もりや相談

初めて依頼をするときには、実際の作業にかかる前に大体の清掃料金を知りたいものです。見積もりや相談などのサービスを行っている業者なら安心でしょう。また、電話やメールなどで質問したときに、応対がていねいで親身になり相談に乗ってくれる業者なら信頼が置けます。

3-2.費用について

窓清掃の費用は、窓の大きさ・ガラスの種類・汚れ具合・作業内容などによって異なります。まずは、見積もりでどれくらいの料金になるのか目安を調べてみましょう。

3-3.日程について

ビルの構造や高さ、窓の数などによっても清掃日程は異なります。小〜中規模のビルであれば1日で終わるでしょう。高層ビルの場合は、数日間〜1週間ほどかかるので、お客さまの都合を聞きながら日程を決めます。業者によっても異なるので見積もりの際に業者へ確認してください。

4.ビルの窓清掃〜よくある質問〜

ビルの窓清掃にかんしてよくある質問をご紹介しましょう。

4-1.窓ガラス清掃ができるビルの種類について

Q:プロの清掃業者は、どのようなビルの窓ガラス清掃をしているのでしょうか?

A:高層ビル・マンション・官公庁・商業ビル・公共施設・大型商業施設・病院ほか、あらゆる窓の清掃を請け負っています。

4-2.窓清掃のメリットについて

Q:窓ガラスの清掃をプロに依頼するメリットは何でしょうか?

A:プロは、素人では不可能な高所での窓清掃が可能です。けれども、メリットはそれだけではありません。通常の掃除では、なかなか窓ガラスをピカピカにクリアにすることはできないのですがプロの掃除は仕上がりが違います。汚れを完璧に落とすだけではなく透明感も取り戻せるのです。窓がきれいになると、ビルの外側の見栄えがよくなるだけではなく建物内も明るくなり清潔感がアップします。

4-3.悪天候の場合の清掃について

Q:窓ガラス清掃は、天候の悪いときでも行うのですか?

A:悪天候のときは清掃効果に影響をおよぼしたり、作業員の安全が確保できなかったりします。状況によっては作業日を変更することもあるのです。その場合は、お客さまの都合を聞いて日程を再調節します。

4-4.窓ガラスの汚れについて

Q:プロ業者に窓ガラス清掃を依頼すれば、どんなにひどい汚れでもきれいになるのでしょうか?

A:高いスキルを持っているプロでも、完全に落とすことができない汚れもあります。その場合は、汚れを目立たなくする、窓ガラスの交換をするなどお客さまの要望を聞きながら最善の対処をするのです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。ビルの窓ガラス清掃方法や清掃業者についておわかりいただけたかと思います。窓ガラスは常に美しく保つことで会社やお店、施設の印象がアップするものです。しかしながら、素人では高所の作業はできません。定期的にスキルと経験のある業者に依頼することで、美しさを保つことができるのです。また、定期清掃をすることで窓ガラス自体が長持ちします。会社やお店のイメージアップのためにも、窓ガラス清掃の依頼を検討してください。