部屋がぐちゃぐちゃした印象になってしまう原因の1つには、配線がまとまっていないことが挙げられます。電化製品が増えていくたびに、配線も増えてしまって収拾がつかなくなってしまうでしょう。
配線が絡まっているのはとても危険です。特に、ペットや小さなお子さんがいる家庭では、事故も起こりやすいもの。コードを引っ張る、ペットがコードを齧(かじ)ってしまうなど、不安が付きまといます。感電・漏電・不通などさまざまな不具合を引き起こしてしまうことも。面倒でもすっきり配線をまとめると、見た目にも美しくコンパクトになるはずです。
配線をどのようにまとめるべきか悩んでいる方、配線収納を知りたい方はこの記事を参考にしてみてください。
- 電化製品のコードをすっきりまとめる方法
- 配線収納のポイント
- まとめ
1.電化製品のコードをすっきりまとめる方法
電化製品の数が増えれば増えるほど、配線も多くなってきます。テレビ・電話・パソコン・インターネットモデム・ルーター・スマートフォンの充電器など、人の生活と切っても切れないものですよね。
部屋の掃除は意識してこまめに行っていても、コード類がむき出しでごちゃごちゃしていれば散らかっているように見えてしまいます。すっきりまとめる方法はあるのでしょうか?
1-1.結束バンドを活用
結束バンドやマジックテープ素材を使ったベルトで、長いコードはすっきりまとめてみましょう。家具や壁にキズをつけたくない方におすすめの方法で、最も始めやすい収納術です。
まとめてしまうと、コードの種類が混ざってわかりにくくなることがあります。コンセント先端に何かを記載したメモを貼っておくと便利です。
1-2.ケーブルボックスを活用
市販のケーブルボックスを活用してみてはいかがでしょうか?コードのボリュームに合わせたサイズを選ぶと、すっきりした印象になります。ケーブルボックスを使うなど隠し方も配線収納のポイントで、おしゃれな部屋は配線が見えなくなっているのです。
ケーブルボックスを使うメリットは、防塵(ぼうじん)効果が高いこと。コンセントを挿しっぱなしになっていると、自然とほこりも溜(た)まりやすくなります。普段からこまめに掃除している方でも、コンセントや配線までは手が届かないケースもあるでしょう。
ほこりから出火して火災になる事故が増えています。トラッキングと呼ばれる現象です。たくさん配線が集結している場所ほど、ほこりを意識した配線収納を取り入れていきましょう。
1-3.目隠しをする
部屋の配置によっては、壁際を這(は)う配線をしなければならないこともあるでしょう。ただ壁際を這(は)うだけでは、配線がぐちゃぐちゃに見えてしまいます。
壁に沿っておしゃれな目隠しをしながら配線が這(は)う方法は、すっきりしたインテリアに変えるコツです。部屋の雰囲気に合わせ、壁の巾(はば)木に沿ってピンで留(と)めていくだけ。とても簡単ですのでチャレンジしてみてください。
1-4.ケーブルチューブで巻く
ケーブルチューブは、100円ショップでも購入できます。ケーブルをまとめてから、くるくる巻きつけるだけで完了です。足元でケーブルチューブが見えたままではなく、デスク裏などにフックをつけて巻きつけたものをひっかけるようにすると、バラバラにならずきれいに仕上がります。
足元はほこりが溜(た)まりやすい場所。なるべく床よりデスク裏など高い場所に上げるようにしましょう。衛生面・安全面を考えた方法です。
2.配線収納のポイント
おしゃれですっきりした環境は、とても過ごしやすく気持ちがいいものです。インテリアに凝る方が増えていますが、電化製品のコード類も隠し方を覚えて、より生活感のないおしゃれな部屋にしてみましょう。
配線収納のポイントをまとめてみました。
2-1.目に見える場所はおしゃれなアイテムを使う
デスクの上や目につきやすい場所の配線は、ケーブルを束ねるだけではなく、デザインの優れた機能的なアイテムで配線を隠しましょう。
ケーブルボックス・ケーブルドロップ・ケーブルクリップを活用してみてください。好みの色やデザインを選ぶことができます。
特にスマートフォンや携帯電話など複数台所有している方もいるでしょう。デスク周りがぐちゃぐちゃになっていませんか?コンパクトにまとめて充電可能なボックスも登場しています。上手に活用し、おしゃれなデスクに仕上げてみてください。
2-2.床周りに配線を置かない
床を這(は)うように配線する方が多いのですが、実はぐちゃぐちゃになりやすくて見栄えも良くない方法です。延長コードをデスクの真下に取り付けて見えないようにし、足元はすっきりした状態にするのが理想的。足でひっかけやすいコードもなくなり、コンセントにほこりが侵入するのも防げます。
デスク下に取り付けるコンセントボックスも販売されているので、ぜひ参考にしてみてください。
2-3.ハンギングラックでまとめる
DIYが得意な方は、市販のコンセントボックスを購入せずに自作することもあります。デスクの裏にコンセントの束を複数詰め込んでも、ハンギングラックをセットすることでまとまりある外見に仕上がるのです。
100円ショップで販売されているものを利用する方もいて、低コストで始められる配線収納の1つでしょう。いかに見せない配線収納にするかで、自分自身も過ごしやすく使いやすい環境になります。
2-4.引き出しの中をコードボックスにする
引き出しの奥から延長コンセントを伸ばし、引き出しの奥から中に設置する方法です。高さがあまりない引き出しを利用するといいでしょう。配線収納として引き出しを専用に使ってしまうのです。
引き出しの奥に、粘着テープで延長コンセント本体を接着して固定します。手前にパソコンやスマートフォン・携帯電話などの薄手の電化製品を入れて、収納と充電が同時にできる便利な方法です。
外部からは見えず、すっきりした収納で充電することができます。室内にものが溢(あふ)れることも少なくなるでしょう。
3.まとめ
部屋の配線整理についてご紹介しました。
- 電化製品のコードをすっきりまとめる方法
- 配線収納のポイント
配線がぐちゃぐちゃだと、おしゃれな部屋も台無しにしてしまいます。すっきり収納するだけで、快適な環境にすることができるのです。
まとまりのない配線を放置していると、ほこりの蓄積によるトラッキングで火災が起こることもあります。配線収納のコツは、隠し方。ケーブルボックスなどを活用して見栄えを良くしてみてください。特に、目につきやすい場所やデスク周りは、おしゃれなデザインの配線収納を選ぶ方が増えています。