ソファーにねそべってテレビを見る、本を読むなどさまざまな使い方をしている人は多いでしょう。毎日使えば使うほど、汚れが目立ってしまいます。布、革、合皮などソファーのつくりはさまざまです。 そこで、ソファーについた汚れの落とし方を生地別に紹介します。

また、汚れの落とし方だけでなく、未然に汚れを防ぐポイントやソファーの買い替え時期、処分方法についてもチェックしていきましょう。ソファーをキレイにする方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

  1. ソファー汚れの落とし方
  2. ソファー汚れを防ぐポイント
  3. ソファーの買い替え時期と処分方法

1.ソファー汚れの落とし方

布や革、合皮などさまざまな素材でソファーができています。汚れを落とすには、素材に合った落とし方がポイントです。そこで、生地別にソファー汚れの落とし方をご紹介します。

1‐1.布製ソファーの場合

布製のソファーはあっという間に汚れてしまいます。人間の皮膚から出る汗や衣類についた汚れがソファーに移ってしまうでしょう。布張りソファーの掃除方法はとても簡単です。汚れがついている部分は毛先のやわらかいブラシなどで軽くこすりましょう。ゴシゴシ強い力でこすると傷んでしまうので注意してください。ある程度汚れが落ちたら掃除機で細かいホコリを取りのぞきましょう。

そして、お湯にひたしたタオルで軽くふいていきます。 血などしつこい汚れの場合は中性洗剤をつけてふいていけばOKです。エタノールや重層でも落とすことができるので、ぜひ試してみてください。ただし、ソファーに洗剤や重層が残らないよう布でふき取ることが大切です。

1‐2.革製ソファーの場合

革張りの場合、汚れの落とし方で悩んでしまいます。水ふきをしても良いのか、それとも特別な方法で落とさなければならないのか困るでしょう。布の種類によって異なりますが、基本は水ふきでOKです。革張りソファーの表面についている汚れを水ふきで落としていきましょう。水ふきをした後は必ず乾(から)ぶきをしてくださいね。水気が残ったままでは革が傷んでしまいます。

水ふきで落とすことができなかった汚れは、中性洗剤やエタノールを利用してください。綿棒に液をつけて軽く湿布していきましょう。スチームなど専用機器を利用する人もいますが、こまめにお手入れをしていけば専用機器を使う必要はありません。革製ソファーは特に、日々のお手入れが大切になります。

1‐3.合皮ソファーの場合

ソファーの中でも人気が高い「合皮ソファー」は、汚れがつきにくい特徴を持っています。しかし、汚れがつきにくいと言っても、ホワイト系の合皮ソファーは汚れが目立つでしょう。定期的に掃除をしなければ汚れるのは当たり前です。合皮ソファーについた汚れの落とし方は、洗濯用洗剤でできます。 液体タイプの洗濯用洗剤を水で薄めた後、雑巾をつけてソファー全体をこすってください。

全体ではなく部分で汚れている場合はキッチンペーパーを使うと良いでしょう。キッチンペーパーを液体につけた後、数分間だけ合皮ソファーにひたしてください。しっかりひたした後は、きちんと水ふきをして洗剤を取りのぞきます。後は完全に乾くまで待つだけです。洗濯用洗剤で落ちない場合は重層水を使うと良いでしょう。

ソファーの汚れを落とす方法は、材質によって異なるんですね。
はい。特に本革のソファーはプロに清掃を依頼したほうがいいですね。

2.ソファー汚れを防ぐポイント

2‐1.ソファー専用のカバーを活用する

購入したソファーを使うのは良いですが、汚れを防止するため“カバー”をかけてから利用しましょう。特に、ソファーのうえでご飯を食べる、作業をすると言う人はカバーが大活躍してくれます。食べ物や飲み物をこぼしてもカバーにかかるのでソファー本体を汚すことはありません。

また、カバーはこまめに洗濯できるので一石二鳥です。ソファー本体はもちろん、カバーはこまめにキレイに掃除してください。さらに、ソファーカバーをかけた後“マルチカバー”をかけると効果抜群です。マルチカバーをかけた後は安全ピンでずれないように工夫しましょう。子どもがいる家庭では安全ピンが触れないよう注意してくださいね。以上のようにソファーカバーを活用しながら、定期的にお手入れをしていきましょう。

2‐2.合皮・革張りのソファーは“保護クリーム”を使う

布製ソファーには不向きですが、合皮・革張りソファーの場合“保護クリーム”をぜひ利用してください。保護クリームはホームセンターや家具屋で手に入ります。合皮・革にぬるだけで見違えるほどの仕あがりになるでしょう。汚れがつきにくく、目立ちにくくなるのでおすすめです。ただし、保護クリームの使い方を把握しなければなりません。

基本的に、合皮・革張りのソファーをキレイにした後に保護クリームを使います。しっかり汚れを落とした後でないと効果はありません。さらに、保護クリームをソファーにぬる前は完全に乾かした後です。完全に乾燥したら保護クリームを乾いた布につけてぬっていきましょう。そして、再び乾燥するまで待ちます。お手入れするたびに使う必要はありませんが、最低でも年に2~3回は保護クリームを使ってください。

カバーやクリームを使えば汚れが防げるんですね。
はい。また、ソファーで飲食する際はこぼさないように気をつけましょう。

3.ソファーの買い替え時期と処分方法

3‐1.ソファーが使いづらくなってきたとき

基本、お手入れを心がけておけばソファーは一生ものの家具になります。しかし、定期的にお手入れをしない、汚れをすぐにふき取らないことになれば劣化が激しくなるでしょう。特に、食べかすやシミなどは放置すればするほどひどい汚れになります。洗濯やクリーニングをしても汚れを落とすことはできないでしょう。布製ソファーは汚れが落ちないとき、革・合皮ソファーは革張りがボロボロになってきたときが買い替え時期になります。

また、中に入っているクッションが傷んできたときも寿命です。「使いづらくなってきた」「居心地が悪くなった」ときは、ソファーの買い替えをしてください。頑固な汚れは掃除するよりも新しいソファーに買い替えたほうがスムーズです。使用年数や使い心地を考えたうえで判断してくださいね。

3‐2.古いソファーの処分方法は?

新しいソファーに買い替える際、古いソファーを処分しなければなりません。ソファーは大型家具なので処分方法に困る人は多いでしょう。そこで、おすすめしたいのが“不用品回収業者”です。不用品回収業者は大型家具の買い取り・回収をしています。汚れがついていても目立たなければ買い取ってくれるでしょう。しかし、目立つような汚れがついている、壊れているソファーは買い取ってもらえません。買い取りではなく回収してもらう方法になります。事前に買い取りしてくれるかどうか確認しましょう。

また、不用品回収業者は依頼すれば自宅まで回収しにきてくれます。わざわざ自分たちで運ぶ必要はありません。処分したいときに処分できるでしょう。

使いづらくなったらソファーの買い替え時なんですね。
はい。粗大ゴミとして自治体に回収してもらうのが大変な場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

まとめ

ソファー汚れの落とし方や汚れを防ぐポイント、ソファーの買い替え時期と処分方法について説明しました。ソファー汚れの落とし方は生地によって異なります。汚れを落とす前にソファーの生地を把握しなければなりません。間違った方法で汚れを落としてしまっては、逆効果になります。

そして、ソファーについた汚れはできるだけ早めに取りのぞいてください。汚れを放置すればするほど頑固な汚れになってしまいます。頑固な汚れはプロでもなかなか落とすことができません。ソファーを長く使い続けるためにも、定期的なメンテナンスと日々のお手入れを続けてください。