湿度が高く、湿気がこもりやすい「押入れ」は嫌な臭いが発生します。押入れを開けたとたん、嫌な臭いが鼻につくのは嫌ですよね。そこで、押入れの臭いの原因や消臭対策、不用品の処分方法について説明します。押入れの嫌な臭いで困っている人はぜひチェックしてください。原因に合った方法で臭いを消し、消臭対策をしていきましょう。
- 押入れの臭いの原因
- 押入れの消臭対策
- 不用品の処分方法
- まとめ
1.押入れの臭いの原因
なぜ押入れに嫌な臭いがこもるのでしょうか。徹底的に臭いを消すためには原因をきちんと把握しなければなりません。押入れの臭いの原因を知って上手に対策を立てていきましょう。
1-1.押入れの臭いはほとんどが「カビ」
湿気がこもりやすい押入れはカビが繁殖しやすい場所になっています。実は、押入れの臭いが発生している原因はほとんどが「カビ」なのです。カビは主に黒カビ・青カビ・ススカビと3つの種類があります。中でもおよそ半分が黒カビを占めているのです。カビの中でも生命力が強く、高い温度や乾燥・低温にも強いのが特徴になります。嫌な臭いが発生すると同時に、アレルギー疾患の原因にもなるので注意しなければなりません。カビの臭いは結構強いので気をつけてくださいね。押入れのどこにカビが生えているかどうか、自分の目できちんと確認しておきましょう。
1-2.木製の劣化
押入れのほとんどは木製でできています。湿気がたまるほど木製の劣化がすすんでしまうのです。劣化がすすむと同時に臭いも発生します。木製の劣化も臭いの発生源なのです。劣化はどんどんすすんでしまうので注意しなければなりません。劣化を防ぐためにも早めの対策が必要になります。対策をするためにも、自分の目で押入れの中がどのようになっているのか確認することが大切ですよ。木製の劣化状況をしっかり把握してくださいね。
1-3.押入れの中にたまっている「汚れ」や「ホコリ」
押入れには布団やいろいろなものを収納していますよね。たくさんのものを収納しているほど、汚れやホコリがたくさんつもってしまうので注意してください。押入れの中にある汚れやホコリが臭いの原因になっているケースもあります。普段から使っている布団を毎回押入れに収納している人は要注意ですよ。たまっているホコリや汚れがそのまま布団についてしまい、臭いも移動してしまいます。悪い環境の中で寝ていることと同じです。アレルギー性鼻炎はもちろんのこと、免疫力の弱い高齢者や子供はぜん息になる危険性もあります。
臭いのほかにもさまざまな悪影響が起きるので定期的に押入れの掃除をしていきましょう。特に、不用品を押入れの中に収納している人は要注意です。たくさんのものを収納しているほど、ホコリや汚れがたまってしまいます。そして、さらに臭いも悪化するのです。不用品がたまっている人は要らないものを捨ててください。
2.押入れの消臭対策
2-1.押入れの風とおしを良くする
押入れの消臭対策は「風とうし」をよくすることです。臭いの発生源はカビや湿気などが当てはまります。よって、押入れの風とうしをよくしてください。定期的に押入れの換気をする、収納している衣類や布団を天日干しするなど工夫が大切です。特に、定期的な換気は大きなポイントになります。
換気するだけでは不十分なので「すのこ」を利用してください。「すのこ」を押入れの底に敷いておけば、風とうしがよくなるのです。すのこを敷くことで押入れの床に隙間ができます。押入れの下段は湿気がたまりやすいため、湿気がたまらない工夫をしなければなりません。
また、クリーニングに出したばかりの衣類にはビニールがかかっていますよね。ビニールをかけたまま収納すると余計にカビが生えやすい環境になるので必ずはずしてください。
2-2.押入れの不用品を整理する
押入れの臭いを消すために消臭剤などを使用する人もいるでしょう。しかし、消臭剤は一時的な対処法にしかなりません。根本的な原因にはアプローチできないので注意してください。押入れに発生している臭いの根本は「ホコリ」や「汚れ」もあるのです。ホコリや汚れの原因は押入れに収納している「不用品」に問題があります。よって、押入れの中に入っている不用品を整理しましょう。
徹底的に整理をして「要らないもの」はすべて処分してください。処分することで押入れにスペースが生まれます。スペースができると換気しやすくなるので一石二鳥の対策です。不用品はいつの間にか増えてしまいます。定期的に押入れの中を確認してキレイに掃除していきましょう。
3.不用品の処分方法
3-1.不用品回収業者を利用する
押入れの臭いを解消するためにも不用品の処分は大切です。押入れの中に眠っている不用品をすべて処分してください。しかし、中には不用品の処分方法で困っている人も多いでしょう。自治体で処分もできますが、たくさんの不用品があると近所迷惑になってしまいます。また、自治体では不用品を回収指定場所まで運ばなければなりません。
一方、不用品回収業者は自宅まで回収しにきてくれるので安心です。運ぶ時間や手間をかけることなく、スムーズに処分できるでしょう。また、不用品回収業者の中にはまだ使えると判断したものを買い取ってくれるところもあります。ただ処分するだけでなく、買い取ってくれるなら一石二鳥ですよね。処分できると同時に売ったお金が手に入ります。ぜひ1度不用品回収業者に買い取りを依頼してください。
3-2.見積もりやサービス内容を必ず確認する
不用品回収業者は買い取りができないものでも処分してくれます。ただし、不用品回収業者に依頼する際は「見積もり」や「サービス内容」を必ず確認しなければなりません。スムーズに不用品を処分するためにも悪徳業者と優良業者を見極める必要があります。悪徳業者は高い見積もりを請求して不正な方法で処分するのです。実際に、悪徳業者のやり取りに引っかかった人もたくさんいます。
また、業者によってサービス内容は異なるので注意しなければなりません。自分に合った業者に依頼するためにも、3社~4社ほどの業者を比較すると良いですよ。比較することで業者の特徴がわかりやすくなります。よって、依頼する前に見積もりやサービス内容を必ず確認することが大切ですよ。
4.まとめ
押入れの臭いの原因や押入れの消臭対策、不用品の処分方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。押入れにただよっている臭いを消すためには「原因」を知ることが大切です。原因をきちんと把握して適切な方法で消臭してくださいね。
- 押入れの臭いはほとんどが「カビ」
- 木製の劣化による臭い
- 押入れの中にたまっている「ホコリ」や「汚れ」
- 押入れの風とおしをよくする
- 不用品を整理してキレイに掃除する
- 不用品回収業者を利用する
- 見積もりやサービス内容を必ず確認する
以上のポイントは要チェックです。不用品の処分はホコリや汚れを防ぐ大切なポイントになります。ものをたくさん詰めすぎることでカビが発生し臭いも出てきてしまうのです。押入れの中にものを詰めすぎている人は、時間があいているときにでも整理して不用品を処分していきましょう。