ガラスが割れてしまったとき、どのように掃除していますか?
コップやお皿が割れると対処に困る人は多いでしょう。
「掃除機で吸い取っても問題ないのか?」「何ゴミとして捨てる?」という疑問が生まれますよね。
また、しっかりと処理しないと割れたガラスが残っている可能性があるため、小さなお子さんがいる家庭では特に心配でしょう。
割れたガラスを安全に処理する方法や処分方法についてまとめてみました。

  1. ガラスが割れたときの掃除方法
  2. ガラスの処分方法
  3. ガラスを処理する際の注意点
  4. まとめ

1.ガラスが割れたときの掃除方法

まずは、ガラスが割れたときの正しい掃除方法についてご紹介します。
手順に従って掃除してください。

1-1.大きな破片を拾う

ガラスが割れたときはさまざまな大きさの破片が飛びちります。
まずは、手で拾うことができる大きめの破片を拾ってしまいましょう。
このとき、床には見えないガラスの破片が飛びちっています。
必ずスリッパを履き、足元を守るようにしてください。
もちろん、手袋や軍手を装着してから拾うようにしましょう。
拾ったガラスは、新聞紙に包んでガムテープでまきます。
さらにダンボールに入れてくと安心でしょう。
ゴミ収集作業員がケガをしないように、新聞紙にマジックで「ガラス」と書いておくことをおすすめします。

1-2.掃除機をかける

大きい破片を処理したら、次は掃除機をかけます。
掃除機はそのままかけないようにしましょう。
ヘッドの部分を外して、丸い部分にストッキングをまくと安心です。
カバーをするように輪ゴムで留めるだけで、掃除機の詰まりを防ぐことができるでしょう。
掃除機をかけたらそのまま新聞紙の上に持って行き、スイッチをオフにすればうまく破片を集めることができます。

1-3.見えない破片を掃除する

次に、目に見えない小さな破片を掃除しましょう。
ガムテープを使うと簡単に掃除することができます。
ガムテープがない場合は、ぬらした新聞紙を使いましょう。
新聞紙をぬらして軽く絞り、細かくちぎって床にまきます。
1分ほど待ち、その新聞紙ごと掃き集めるだけです。
小さな破片が新聞紙に付着し、まとめて掃除することができますよ。

1-4.雑巾で拭く

最後に、念のため雑巾で拭き掃除をしましょう。
最初にぬれた雑巾で拭いてから乾いた雑巾で拭くと、処理した後もベタ付かずに済むためおすすめです。

2.ガラスの処分方法

では、割れたガラスはどのように処分すればよいのでしょうか。
大量にあると特に困ってしまいますよね。

2-1.自治体が回収するゴミとして捨てる

ガラスは細かく割れていれば、自治体が回収するゴミとして出すことができます。
その際は「燃えないゴミ」か「危険物」のどちらかに分類されることになるでしょう。
その地域の分別ルールに従う必要があるため、事前に確認しておいてください。
自分でガラスを細かく割る場合は、手袋やスリッパ、ゴーグルなどの用意を忘れないようにしましょう。
ガラスにガムテープを貼る、新聞紙で包むなどして、飛びちりを防止することをおすすめします。

2-2.ゴミ処理施設に持ち込む

ガラスを細かく割ることができない場合は、自分でゴミ処理施設に持ち込むことも可能です。
自治体に問い合わせて確認してみましょう。
受付時間や大きさ、料金などは自治体によって違いがあります。
スムーズに処理するためにも、事前に調べておきましょう。

2-3.不用品回収業者に依頼する

ゴミに出すのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼してみましょう。
ほかにも処分したいものがあるときは特におすすめできます。
不用品回収業者が回収できる不用品の種類は豊富です。
自分で分別する必要もないため、手間をかけずに処分できるでしょう。
また、依頼すれば自宅まで引き取りに来てくれるというメリットも。
回収場所まで持ち運ぶのが難しい人も便利に利用できますよ。
まずは、見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。

3.ガラスを処理する際の注意点

割れたガラスを処理する際には、注意点がたくさんあります。
まず、いきなり掃除機をかけないこと。
ガラスを割るとまずは掃除機をかけようとする人が多いでしょう。
しかし、大きな破片を吸い込んでしまうと掃除機のホース部分に傷がついてしまいます。
前述したとおり、必ず大きな破片を取り除いてから掃除機をかけるようにしましょう。
また、コップやお皿を高い位置から落として割ってしまった場合は、思った以上に広範囲までガラスが飛びちっている可能性があります。
特に、周辺に布団や服などがある場合は、付着している恐れがあるでしょう。
屋外でたたき落とすなどして念入りに掃除することをおすすめします。

4.業者の選び方

不用品回収業者に依頼する場合は、業者選びに十分注意しなければなりません。
最後に、業者の選び方についてご紹介しましょう。

4-1.自治体の許可を得ているか確認する

家庭から生じる不用品の回収や買い取りを行うためには、自治体の許可が必要です。
許可を得ていない業者が営業することは違法。
高額な料金を請求したり、回収した不用品を不法投棄したりするような業者である可能性が高いと考えられます。
きちんと許可を得ているかどうかを確認するためには、ホームページの「会社概要」をチェックしてみてください。
許可を得ている旨と番号を記載しているはずです。
もしホームページを確認できない場合は、直接許可の有無を確認してみてください。
その際は、書面で確認することをおすすめします。

4-2.適正な価格であるか調べる

不用品を回収するためにかかる料金は、業者によって異なります。
中には、安さを売りにしているところもあるでしょう。
よく「無料回収」を宣伝しながらトラック1台で町内を回っている業者を目にすることがあります。
しかし、不用品回収業者も商売です。
安いばかりでは会社が成り立たないでしょう。
理由もなく無料で回収していたり、安すぎたりする業者はあまり信頼しないようにしてください。
適正な価格であるかを調べるためには、複数の業者に無料見積もりを依頼して比較する方法があります。
そうすることで、相場を知ることができるでしょう。
最初から1社に絞らず、複数の業者を比較することを忘れないでください。

4-3.事前に見積もりを出してくれるか確認する

見積書を丁寧に分かりやすく作ってくれる業者は信頼できます。
もし、見積もりを出し渋るようであれば、騙(だま)される可能性があると考えましょう。
また、見積書の内容が明確であるか、しっかりと確認してみてください。
何の料金が含まれているのか分からない場合は、きちんと説明を求めましょう。
業者によっては、回収料だけの見積書を作り、人件費や交通費を別途請求することもあるのです。

4-4.そのほかの注意点

信頼できる良心的な業者を選ぶために、以下のような業者には依頼しないように注意してください。

  • 所在地が明らかでない業者
  • 固定電話の番号がどこにも記載されていない業者
  • トラックや制服に会社の名前やロゴが入っていない業者

このような業者は、トラブルが発生したときに居場所が分からなくなる可能性が高いでしょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
お皿やコップを割ってしまったときは、慌ててしまうものです。
急いで処理しようとして間違った方法で掃除してしまう人もいるでしょう。
しかし、そんなときこそ冷静になり、適切な処理を行う必要があります。
いざというときに慌てないために、ぜひこの記事を参考にしてください。