ブラインドはホコリが溜(た)まりやすく、掃除しにくいところでもあります。掃除を怠るとホコリが蓄積し、室内環境が悪くなる一方です。しかし、1枚1枚丁寧に掃除するのは、なかなか大変なことで面倒に感じますよね。ブラインドに溜まった汚れを簡単に取りのぞける方法とポイントをつかんでおけば、楽にキレイなブラインドに生まれ変わるのです。

そこで本記事では、簡単にできるブラインドの掃除方法とポイントを解説します。

  1. ブラインドの掃除に必要なアイテムを紹介!
  2. ブラインドの掃除方法~日ごろの手入れ編~
  3. ブラインドの掃除方法~頑固な汚れ編~
  4. ブラインドをキレイに保つポイント
  5. ブラインドの掃除に関してよくある質問

ブラインドの掃除方法とポイントを解説! キレイに保つポイントは?

この記事を読むことで、ブラインドの掃除方法とポイントが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.ブラインドの掃除に必要なアイテムを紹介!

ブラインドの掃除に必要なアイテムを紹介!

まずは、ブラインドの掃除に必要な掃除道具と洗剤を紹介します。

1-1.普段の手入れで必要なもの

普段の手入れでは、化学ハンディーモップまたは帯電式のハタキを用意するだけでOKです。たった1つだけでサッと手早くブラインドに付着したホコリを落とすことができます。日ごろの普段の手入れを丁寧にすることで、特別な掃除や大掃除も楽になるでしょう。普段の手入れ掃除方法については、後ほど【2.ブラインドの掃除方法~日ごろの手入れ編~】にて詳しく説明します。

1-2.特別な掃除に用意すべきもの

念入りに掃除する際は、以下の道具を用意してください。

  • スポンジ
  • ぞうきん
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 踏み台(安定したイス)
  • 掃除機
  • 中性洗剤
  • 重曹
  • 軍手

上記の道具を用意するだけで、ブラインドをはずしてから丁寧に掃除できます。取りはずしができないタイプは、日ごろの手入れで使う化学ハンディーモップまたは帯電式のモップを活用してください。最近では、便利なブラインド用の掃除グッズも登場しています。

1-3.使用する洗剤は食器用または住宅用洗剤

ブラインドの掃除に必要な洗剤は、キュキュットなどの食器用洗剤やカネヨの重曹ちゃん、花王のマイペット(住宅用洗剤)がおすすめです。これらの中性洗剤はさまざまな汚れに対応できます。ブラインドについている汚れは、ホコリ・手垢(てあか)・タバコのヤニなど多種多様です。最初は、中性洗剤を使って汚れを落とし、取りのぞけなかった汚れなどはカビ取り剤や重曹を使ってみてください。基本的に、定期的な汚れを除去する際は、食器用または住宅用洗剤で十分です。

1-4.便利な掃除グッズを活用しよう

最近では、ブラインド用の便利な掃除グッズがたくさん登場しています。たとえば、手袋型の掃除グッズです。表面に超極細線がついているので、手袋をはめてブラインドを1枚1枚なぞるだけで付着したホコリや汚れを絡め取ることができます。ほかにも、マイクロファイバーが先端についた掃除道具などブラインド専用の掃除ブラシがあるので、これらのアイテムを活用しましょう。

一般的な掃除の道具でブラインドは掃除できるんですね。
はい。便利道具もたくさんありますが、普通の掃除道具があれば一通りの掃除はできます。

2.ブラインドの掃除方法~日ごろの手入れ編~

ブラインドの掃除方法~日ごろの手入れ編~

日ごろから簡単にできるブランドの掃除方法とポイントを解説します。

2-1.主な手順を紹介

普段の掃除は化学ハンディーモップまたは帯電式のハタキを使用するだけなので、とても簡単にキレイにできます。主な手順は以下のとおりです。

  1. ブラインドを下げ羽を閉じる
  2. 化学ハンディーモップまたは帯電式のハタキで軽くホコリを取る
  3. 羽を反対にたおした後、同じようにホコリを取る

ここでのポイントは、ブラインドの重なりに沿って軽くホコリを落とすことです。下に落ちたホコリは、最後に掃除機で吸い取りましょう。

2-2.汚れが気になる場合は水拭きする

ハンディーモップやハタキで落ちない汚れが気になる場合は、ホコリを取りのぞいた後に固くしぼったぞうきんで水拭きをしてください。水拭きをする際は、上から拭き、細かい汚れを丁寧に取ることがポイントです。ついたばかりの汚れなら、水拭きだけでも十分に落ちるでしょう。

2-3.日ごろの手入れのポイントは2つ!

ホコリや汚れを取りのぞく前に、しっかりとブラインドの羽を下ろしましょう。ブラインドの羽をきちんと下ろすことで、面が広がり、ホコリや汚れが落ちやすくなります。そして、水拭きをする際は、裏にダンボールなどを当ててください。ダンボールが支えになり、力を入れて水拭きをしても羽が折り曲がる心配はありません。掃除もしやすくなるのでおすすめです。

基本的には、ほこりを落とせばいいんですね。
はい。毎日の掃除はそれで十分でしょう。

3.ブラインドの掃除方法~頑固な汚れ編~

ブラインドの掃除方法~頑固な汚れ編~

大掃除や定期的な掃除で頑固な汚れを取りのぞく方法とポイントを解説します。

3-1.取りはずしができるなら水洗い

取りはずしができるブラインドなら、水洗いでキレイにしましょう。主な手順は以下のとおりです。

  1. 取りはずした後、水を流せる場所に移動しホースなどでブラインド全体に水をかける
  2. 水に浸したスポンジに住宅用洗剤をつけ、羽に沿って洗う
  3. 羽の重なり部分もキレイにするため、上の羽を少し持ち上げて1枚ずつ隅々まで洗う
  4. ヒモの部分ははさむようにして汚れを取る
  5. ブラインドを裏返し、同じように洗う
  6. 水を全体にかけて洗剤と汚れを流す
  7. 乾いたぞうきんで水気を拭き取り、陰干しで乾燥させる

3-2.取りはずしができない場合は重曹スプレー

ブラインドの中には、取りはずしができないタイプもあります。その場合は、重曹スプレー(水100ml:重曹小さじ1杯)を活用しましょう。主な手順は以下のとおりです。

  1. ブラインドを下げ羽を閉じた後に、化学ハンディーモップまたは帯電式のハタキでホコリを取る
  2. 羽を反対にたおし、同じように軽くホコリを取る
  3. 重曹水スプレーをブラインドに吹きつけて30分以上放置する
  4. 浮いてきた汚れを軍手やぞうきんで拭き取る
  5. 最後に乾いたぞうきんでから拭きをして完了

3-3.カビ汚れは専用の洗剤を使う

住宅用洗剤を使用してもなかなか落ちないのがカビ汚れです。特に、ブラインドのヒモに発生しやすいので入念にチェックしてください。カビを取る方法は、ブラシにカビ取り剤または塩素系漂白剤をつけ、汚れている部分をこするだけです。10分ほど放置した後にしっかり水洗いまたは固くしぼったぞうきんで拭き取ってください。ただし、カビ取り剤・塩素系漂白剤を使用する際は、ほかの洗剤と混ぜてはいけません。混ぜると有毒塩素ガスが発生しとても危険なので、同時使用は絶対にしないでくださいね。

3-4.水を使用する前にホコリを軽く取る

ブラインドを掃除する際は、水洗いや水拭きをする前にある程度のホコリを取り払うことが大切です。いきなりぞうきんで拭き取ると汚れが広がったり、羽が傷ついたりする恐れがあります。掃除機でホコリを取りのぞく場合は、ブラシ付きのアタッチメントを活用しましょう。狭いすき間にもブラシを入り込ませてホコリを吸い取ることができます。また、羽を傷めないためにも、羽に沿って横に掃除機を動かしながら取りのぞいてくださいね。

がんこな汚れは洗剤や重曹が必要なんですね。
はい。まずは軽くほこりを払ってから洗剤や重曹・水を使って掃除しましょう。

4.ブラインドをキレイに保つポイント

ブラインドをキレイに保つポイント

掃除したブラインドをキレイに保ち続けるポイントを紹介します。

4-1.どんな汚れがつきやすいのか知ることが大事

前述したとおり、手垢・ホコリ・カビ・タバコのヤニなどさまざまな汚れがブラインドの羽に付着します。実際には見えている表側だけでなく、裏側にも汚れがついているのでなかなかキレイにすることが困難でしょう。そのため、掃除をしても汚れが残り、頑固なベタつき汚れになってしまいます。どんな汚れがどこについているのか確認し、丁寧に掃除してください。

4-2.掃除の頻度は毎週末が理想的

ブラインドの掃除は、ハンディーモップでホコリをサッと拭き取るだけでも毎週末に行うのが理想的です。1週間に1回の手入れを行うだけでも、ホコリの蓄積を防ぎ大掃除も楽になります。そして、3か月に1度のペースで水洗いや水拭きを行うとキレイな状態が維持できるでしょう。

4-3.乾燥対策でホコリの付着を防ごう!

エアコンをつけている部屋は乾燥し、ホコリがブラインドの羽に付着しやすくなります。そのため、加湿器を設置したり観葉植物を置いたりなどの工夫で乾燥対策を徹底しましょう。また、静電気防止効果がある柔軟剤を活用するのも方法の1つです。水で薄めた柔軟剤にぞうきんを浸し、固くしぼってください。そして、羽を1枚1枚、丁寧に吹きあげていきましょう。柔軟剤はホコリがつきにくくなるといわれているため、ホコリ防止にぴったりのアイテムです。

4-4.何よりも日ごろの手入れが重要

ブラインドをキレイに保ち続けるためには、何よりも日ごろの手入れが必要不可欠です。気づいたときにハンディーモップでサッと拭き取れるよう、近くに掃除グッズを置いておくのもポイントの1つとなります。朝起きたときや時間があるときに、ホコリを拭き取るだけでも習慣化するといいでしょう。1分でもサッと掃除するだけで定期的な掃除も楽になりますよ。

最低でも週に1度は掃除することが大切ですね。
はい。ほこりも放置すると取れにくくなるので、こまめに掃除しましょう。

5.ブラインドの掃除に関してよくある質問

ブラインドの掃除に関してよくある質問

ブラインドの掃除に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.木製や和紙タイプの掃除方法は?
A.木製のブラインドは、静電気の発生が少ないのでホコリがつきにくい傾向がありますが、定期的に掃除機やハンディーモップで軽くホコリを取り払いましょう。年1回の大掃除に、固くしぼった軍手で軽く拭いてあげるとよりキレイに保ち続けることができます。一方、和紙タイプは水を使用してはいけないので、ハタキやハンディーモップでホコリを取り払う掃除方法が基本です。

Q.高いところのブラインドはどうやって掃除すべきか?
A.できれば、取りはずしてからキレイに洗うことをおすすめします。しかし、取りはずせないブラインドもあるので、そのときは柄が長く伸びるロングタイプのハンディーモップを活用しましょう。または、踏み台を使用する方法もあります。しかし、足場が不安定だと転落しケガをする恐れがあるため、無理は禁物です。自分での掃除が無理な場合は、専門の清掃業者へ依頼するのも選択肢の1つでしょう。

Q.掃除が楽しくなる裏技は?
A.ブラインド掃除が面倒に感じている方は、モチベーションが下がってしまうのが原因です。モチベーションを上げるためにも、効率的な掃除方法を紹介します。それは、軍手を使用した掃除方法です。片手に水拭きの軍手、もう一方の手にから拭きの軍手を装着します。両手を水拭きとから拭きに分けることで、一気に2つの工程を進めることができるのです。細かい箇所まで丁寧に汚れを落とすように、利き手に水拭き用軍手を着けましょう。

Q.静電気防止の対策として柔軟剤のほかに使えるものはあるのか?
A.静電気防止効果があるお酢を使うことです。お酢で拭き掃除をすることで、静電気を防ぎ、ホコリや汚れがつきにくいブランドに仕上げることができます。押すを使った拭き掃除の方法は以下の手順で行ってください。

  1. お酢を水で4倍程度に薄める
  2. 軍手に薄めたお酢を含ませる
  3. 軍手を固くしぼり、拭き掃除をする

どの家庭でもある調味料なので、ぜひ1度試してみてください。ただし、気をつけなければならないのはお酢の量です。お酢の量が多いとニオイが残るので注意しましょう。

Q.ブラインドを傷つけずに掃除する方法はあるのか?
A.履かなくなったストッキングを活用してください。ストッキングはループ状に編まれているナイロン系なので、ブラインドを傷つけずにホコリを絡め取ることができます。ストッキングを使った掃除方法は、ストッキングを両手にはめてブラインドの右から左へ一直線になぞるだけでOKです。洗剤をつける必要はありません。ただし、ストッキングは薄いので一直線になぞる際に、手を切ってしまう恐れがあります。十分に注意しながらなぞってくださいね。

まとめ

ブラインドの掃除についてのまとめ

いかがでしたか? ブラインドの掃除は、化学ハンディーモップまたは帯電式のハタキ・中性洗剤・軍手・ぞうきん・重曹があれば、十分にキレイにすることができます。重曹はヤニ汚れや油汚れに効果があるので、気になる箇所に水で薄めた重曹水をスプレーし水拭きしましょう。ハンディーモップ等でホコリを払い落とす日ごろの手入れを週に1回、水拭きなどの定期的な掃除を3か月に1回心がけておけば、キレイな状態を保ち続けることができます。取りはずしができるブラインドは、風呂場やベランダで水洗いすると細かい汚れが落ちるでしょう。