年末も近づき、そろそろ大掃除のことを考える人も多いのではないでしょうか。普段なかなかできない掃除をして、家中をきれいにしたいものですよね。 特にお風呂掃除。「いつも簡単にしかしていない」という人は、ぜひこの機会に思いきり掃除してみてください。「浴槽の掃除方法について詳しく知りたい」「浴槽下はどのように掃除すればよいのか?」「頑固な汚れも落とす方法とは?」そんな疑問を持っている方のために、浴槽周りの掃除方法についてまとめてみたいと思います。

  1. 浴槽下の掃除方法
  2. 浴槽エプロンの掃除方法
  3. 浴槽周りの掃除方法
  4. まとめ

1.浴槽下の掃除方法

浴槽下にカバーが取り付いているタイプのものであれば、その中の掃除についても考える必要があります。浴槽下には汚れがたまりやすく「何年も放置している」という人は危険でしょう。

1-1.高圧洗浄機を使う

「浴室下をのぞいてみると大量の黒カビ…」というケースも少なくありません。普段は目につかない部分でも、定期的に掃除をしてきれいにしておきたいものですよね。浴槽下は細かい部分まで手が届きにくいため、掃除するのが大変でしょう。 そこで、おすすめなのが高圧洗浄機を使った掃除方法。浴槽下の取れにくい黒カビや水垢(みずあか)を吹き飛ばして洗い流してくれます。高圧洗浄機がない家庭も多いと思いますが、1台あると大変便利です。車や外壁の洗浄にも使えるため、この機会に購入してみてはいかがでしょうか。

1-2.カビ取り剤を使って効率よく

黒カビには市販のカビ取り剤が効果的です。しかし、なかなか均一にカビ取り剤を塗布するのは難しいでしょう。そんなときは、お風呂の排水口をふさぎ、浴室下が浸かるまで床にお湯をためてみてください。ためたお湯にカビ取り剤をいれて放置すれば汚れが浮き上がってくるでしょう。同時に浴室の床も掃除できるためおすすめですよ。

1-3.専門業者に依頼する

「汚れがひどすぎて自分で掃除できない」「自分で掃除する自信がない」という人は、専門業者に依頼して掃除してもらいましょう。ハウスクリーニングの専門業者なら、浴槽下を掃除するための専門用具がそろっています。浴室下の掃除をオプションで受け付けている業者もあるのでぜひチェックしてみてください。プロの技術を持つスタッフが、快適な浴室を取り戻してくれるでしょう。

2.浴槽エプロンの掃除方法

浴槽エプロンとは、浴槽の外部についているカバーのこと。浴槽エプロンには湯垢(ゆあか)やカビがたまりやすいため、定期的に掃除を行う必要があります。

2-1.半年に1回は浴槽エプロンをチェック

浴槽エプロンを掃除する際は、エプロンを取り外す必要があります。お風呂掃除のたびにこのような大がかりな掃除をする必要はないでしょう。浴槽エプロンの掃除頻度は、半年に1回で十分です。 もし3年くらい浴槽エプロンを放置しているとしたら、汚れが相当たまっている可能性があります。開けてみてあまりにもひどいようなら、ハウスクリーニング業者に依頼する方法も考えましょう。

2-2.エプロン内部のカビ取り掃除

エプロン内部の掃除を自分で行う場合の手順をご紹介します。まず、エプロンを取り外しましょう。ほとんどの場合、下から持ち上げるようにして手前に引くとエプロンが外れます。先に部品を取り外すタイプのものもあるため、取り扱い説明書を確認しておいてください。 最初にエプロン自体の掃除を行います。カビが発生していなければ浴室用洗剤で洗ってください。カビが発生しているようなら市販のカビ取り剤を使用しましょう。面倒なのは浴槽側の掃除です。 ぞうきんやティッシュで、髪の毛や湯垢(ゆあか)を取り除いていきます。カビが発生している場合はカビ取り剤をまいて15分ほど放置しましょう。シャワーでカビ取り剤を洗い流し、浴室用洗剤で仕上げをします。シャワーで洗剤を洗い流したら、内部が乾燥するのを待ち、エプロンを取り付けてください。

2-3.エプロン掃除の注意点

エプロン内部を掃除した後、2~3週間してから浴室内にカビを発見することがあるでしょう。 「いつもは生えない部分にカビが生えた」という場合は、エプロン掃除の影響であると考えてください。 エプロンを取り外した際に、カビの胞子が浴室内に飛び散ったためでしょう。そのため、エプロン内部を掃除した後は、必ず浴室内もきれいに掃除する必要があります。カビの胞子を退治するためには、消毒用エタノールが効果的です。しかし、細かい部分まで拭き上げるのは大変な作業でしょう。 おすすめなのは、浴室用の「カビ防止用燻煙(くんえん)」を使用する方法。煙の効果で浴室全体に防カビ対策をすることができます。

3.浴槽周りの掃除方法

最後に、浴槽周りの掃除方法についてご紹介します。毎日のバスタイムを快適なものにするために、浴槽周りもきれいにしておきたいものですよね。

3-1.水垢(みずあか)には酢やクエン酸

蛇口などの金属部分についた水垢(みずあか)は、放っておくとどんどん落ちにくくなります。酢を含んだスポンジでこすってみてください。軽い水垢(みずあか)であれば落とすことができるでしょう。頑固な水垢(みずあか)には、クエン酸や研磨剤の入った歯磨き粉が効果的です。

3-2.黒カビを効果的に落とすには

黒カビは市販のカビ取り剤で落とすことができますが、少し工夫をすることでより効果的に退治することが可能です。たとえば、カビ取り剤を塗った部分をラップで密閉するようにしてみましょう。短時間で確実に黒カビを落とすことができます。塩素系の漂白剤に片栗(かたくり)粉を混ぜてカビに塗る方法もおすすめですよ。

3-3.排水口には重曹とクエン酸

お風呂の排水口にはさまざまな汚れがたまりやすく、悪臭の原因になる場合もあります。おすすめしたいのが、重曹とクエン酸を使った掃除方法。まず、排水口に重曹を振りまきます。その上からクエン酸を振りかけてみてください。酸性のクエン酸と混ざることで重曹が発泡します。この泡が、排水口の汚れに絶大な効果を発揮してくれるのです。最後にお湯で流せば、ぬめりも取れてきれいになっているでしょう。

4.まとめ

浴槽の掃除方法についてご紹介しました。

  • 浴槽下の掃除方法
  • 浴槽エプロンの掃除方法
  • 浴槽周りの掃除方法

「浴槽の掃除をしたい」「浴槽下はどのように掃除すればよいのか」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。