エコな万能洗剤としてすっかりおなじみになった重曹。単体でも十分な効果を発揮する重曹ですが、クエン酸と組み合わせることでより汚れを落とす力がアップするのです。
そこで今回は、気になる排水溝のぬめりと臭いを重曹とクエン酸で落とすやり方をご紹介しましょう。
- 気になるキッチンの臭いの原因は?
- 振りかけるだけで汚れも臭いも簡単にとれる
- キッチンだけではもったいない
1.気になるキッチンの臭いの原因は?
夏になるとキッチンの臭いが気になる、という方は多いと思います。生ごみの不始末が原因、ということが大半ですが、生ごみをきっちり始末しても臭いが消えないという時は、排水溝が原因かもしれません。
キッチンの排水溝は生ごみが流れやすいですし、常に水気がありますから、ぬめりも発生しやすいのです。しかし、掃除をしようと思っても奥のほうまでは手やスポンジが届きません。そんな時に役に立つのが重曹とクエン酸なのです。
2.振りかけるだけで汚れも臭いも簡単にとれる
重曹とクエン酸を使った排水溝の掃除の仕方はとても簡単です。
- 排水溝全体に重曹をたっぷりと振りかけます。
- 熱湯1カップにクエン酸を溶き、重曹の上から流しかけます。
- 激しく発泡しますが、これはアルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が化学反応を起こしたためです。何の問題もありません。そのまましばらく放っておきましょう。
- 泡が消えた頃に、熱湯を再び流し込んで重曹とクエン酸を洗い流します。
たったこれだけで臭いも汚れもすっきりと落ちます。
これならば忙しい日でも臭いが気になったら即実行できますね。クエン酸がない、という時は米酢や穀物酢でも代用ができますが、寿司酢やリンゴ酢などは砂糖が入っているので使わないでください。
また、この方法を使うと排水管の奥のほうまで洗えるので、とても便利です。三角コーナーの掃除などにも利用できますよ。
3.キッチンだけではもったいない
重曹とクエン酸を使った排水溝の掃除は、キッチンだけでなくお風呂場や洗面所でも行うことができます。やり方はキッチンの時と同じですが、気をつけなくてはいけないのがお湯の温度。
ごくまれに、100度近い熱湯を流すとお風呂場や洗面所は排水溝の部品が傷むことがあるのです。なので、ぐらぐら煮立ったお湯は使用しないようにしましょう。
70度くらいのお湯でも汚れはとれます。ただし、この掃除方法は、パイプのつまりを解消することはできません。お風呂場や洗面所の排水溝の臭いは、流した髪の毛のつまりが原因の場合もあるのです。重曹とクエン酸を使った掃除でも臭いが消えない、という場合は、パイプのつまりを取る洗剤などを使ってつまりを取り除きましょう。