タバコによって部屋にこびりついたヤニは、見た目を損なうだけではなく空気中の埃が付着しやすくなることによってカビや雑菌の温床となる事もあるようです。
カビや雑菌で不潔な部屋で過ごしているなんて健康的に良くありませんし、何より家族や友人・恋人などに不潔だと思われるのは困りますよね。
そこで今回は、手遅れと思いがちの『ヤニ汚部屋』を改善させるための掃除法を4つご紹介します。
前準備
壁のヤニ掃除をする場合、何も考えずに始めてしまうと後始末が大変になってしまいます。と言うのもヤニを取るための薬剤が壁を伝い床に流れてしまうからです。足を取られて怪我なんて言う結果は面白くありませんから、必ず作業前には壁の下にタオルや雑巾を敷いておいてくださいね。
また、手などをあらさないために使い捨ての手袋があると便利です。お勧めなのはお医者さんが使うような薄いゴム手袋ですが、手に入らないようであればビニールの物で構いません。厚手の物や、大きすぎる手袋ですと作業しづらいので注意しましょう。
タバコのヤニ掃除 4つの方法
1.オレンジオイル配合洗剤を使う
オレンジの皮から抽出されたオレンジオイルの効果を知らない人の法が少ないのではないでしょうか。こういう頑固なヤニ汚れには、普通の洗剤を使うよりもオレンジオイルを配合した洗剤を使えばより効果が高くなるはずです。
使い方は至って簡単。5~10倍に希釈したオレンジオイル配合の洗剤を霧吹きに入れ、壁にスプレーします。その状態で暫く放置うするとヤニが浮き上がってくるので濡らしたタオルなどで拭き取りましょう。仕上げに乾拭きすれば完了です。
2.重曹を使う
ヤニはその成分のほとんどがタールと言われています。タールは油性が強い物質なのですが、重曹などのアルカリ剤は油分と結合して『石けん状』になります。石けんになっているのであれば、それはもはや汚れではありませんよね。アルカリ剤は他にもありますが、最も手に入れやすく有名な重曹はお手軽に使えるのでその利便性も魅力です。どんどん活用していきましょう!
まず重曹1カップに対して、水2カップと言う割合で濃度の高い重曹水を作ります。次にその重曹水をスポンジに染みこませたら、円を描くようにして壁を磨きましょう。また、霧吹きに入れて壁にスプレーし、ブラシや雑巾などで軽く擦る方法も効果的です。掃除が終わったら水拭きで汚れを拭き取り、仕上げに乾拭きをしてくださいね。
3.セスキ炭酸ソーダを使う
これも重曹と同じアルカリ剤です。タイプとしては重曹と炭酸ソーダの中間のようなアルカリ剤で、重曹の10倍あるため汚れを落とす力が高い上、肌に優しいので手荒れなどが起こりづらいのが特徴です。また、重曹よりも水に溶けやすいので、使い勝手が良いのも魅力的ですね。
使い方は重曹とほぼ一緒ですが、アルカリ性の度合いが重曹と違うため、セスキ炭酸ソーダ液を作る場合は分量が違います。基本的にはセスキ炭酸ソーダ小さじ1に対して、水2カップとなります。汚れの度合いによって濃度を高めてみてくださいね。
4.アルコールを使う
アルコールにも重曹同様にヤニの油分を緩める効果があるようです。使い方はスプレーして拭くだけと簡単なのですが、頑固なヤニ汚れには効果が薄いのが難点。
しかし、初期のヤニ汚れ落としや、予防として磨くのには丁度良いので、上記の方法で一度部屋を綺麗にした後に取り入れると効果が高いはず。是非、習慣にしてみてくださいね。
まとめ
如何でしたか?
今回はタバコのヤニで汚れてしまったお部屋を綺麗にするための方法を4つご紹介しました。
- オレンジオイル配合洗剤
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
- アルコール
これらの方法を使えば、きっと元の白い壁が蘇るはずです。
空気が淀んだ汚部屋から抜け出し、健康的で清潔感溢れる生活を取り戻してくださいね!