整理されている部屋でも“ほこり”というのは必ず出てしまいます。
ほこりの対策を行なう前に埃の正体を知るということが大切です。
ほこりの正体は空気中に浮遊した“衣類の繊維屑”や“剥がれ落ちた皮膚”などです。
この他にもシックハウスなどのアレルギーを引き起こす“ダニの糞や屍骸”“カビの胞子”などもほこりの原因物質となります。
人間の生活そのものがほこりの発生源なので完全に排除することは難しいのですが、適切な掃除と対策を行なうことで“ほこりが部屋に溜まる”ということを防ぐことができます。
ほこりをキレイに掃除するための方法と対策についてご紹介しましょう。

・ほこりの掃除方法1 ~霧吹きでほこりを落とす~

浮遊しているほこりには換気が有効行なのですが、窓の位置によっては換気が難しいという場合があります。
換気が難しいという場合には“霧吹き”を使用して掃除を行ないます。
ほこりは湿気を帯びると重くなり床に落ちるやすくなります。霧吹きで空気に湿気を与え、十分後に掃除機やモップで掃除を行なうことで効率的にほこりを掃除することができます。
霧吹きではできる限り多くの水を噴霧することで高い効果が得られるのですが、電化製品などの多い部屋では漏電などの恐れもあるので注意が必要です。

・おこりの掃除法2 ~テレビ周りはほこりが多い~

ほこりは静電気によって吸い寄せられるという特徴があります。この特徴を利用しているのが静電気式の空気清浄機なのですが、実はテレビなどの電化製品も多くの静電気を発生させます。
“テレビの裏側にほこりが多い”というイメージはテレビから発生する静電気によって、ほこりが吸い寄せられるということに由来しています。
テレビ裏の掃除を頻繁に行なうだけでも部屋の中のほこりは劇的に改善することができます。また、テレビと壁の隙間をやや広めにすることでほこりが溜まり難くなります。

・ほこりの対策方法1 ~効率的な換気を行なう~

換気によってほこりを排出するというのは最も効率的なほこり対策です。
換気の効果を高めるためには空気の通り道を作るように“複数の窓を空ける”ということが重要になります。部屋の中を風が通り抜けていれば、空気の流れと共にほこりは室外へ排出されています。
この“風と通す換気”というのが非常に難しく、住宅の設計段階から窓の配置を行なう必要があります。
手軽に換気の効果を高める方法は“サーキュレーターを使用して風の流れを作るという方法”です。扇風機などでも代用可能ですが、直進性の高い風を発生させるサーキュレーターは“ほこりを追い出す能力が高い”という特徴があります。
サーキュレーターは吸気側の窓と排気側の窓の両方に設置することで換気効率を高めることができます。

・ほこりの対策方法2 ~柔軟剤でほこり防止~

テレビや家具などの静電気を起こしやすい家具は柔軟剤を使用することで静電気を防止することができます。
静電気が防止できれば静電気によってほこりが溜まってしまうことを防ぐことができます。
柔軟剤はバケツ1杯で5滴程度の分量を入れ、後は通常通り拭き掃除を行なうだけで静電気予防ができます。
使用する柔軟剤は“静電気防止効果”と記載されているものを使用しましょう。