「汚部屋」といわれる汚い部屋は、不用品やごみであふれています。汚部屋で生活していると運気が下がる・落ち込みやすくなるなど、マイナスなことが起きやすいものです。
キレイにしたいけれど、整理整頓が苦手・自分1人で片付けられないなど悩んでいる方は多いでしょう。そこで、おすすめしたいのが「片付け業者」です。不用品処分・買取をおこなっている業者が、汚部屋・ゴミ屋敷の片付けを手助けしてくれます。本記事では、片付け業者とは何なのか、業者に依頼したほうがいい場合や作業の流れなど詳しく説明していきましょう。
この記事を読むことで、汚部屋やゴミ屋敷の片付けを助けてくれる「片付け業者」について詳しく知ることができます。片付け業者の手を借りて、汚部屋をキレイにしていきましょう。片付け業者について知りたい方や業者に頼みたいと思っている方は必見です。
1.片付け業者とは
依頼する前に、片付け業者とは何なのか、どんな仕事をしているのか知ることが大切です。片付け業者の基本情報を知り、部屋を上手に片付けましょう。
1-1.片付け業者とは
部屋の掃除や片付けをしてくれるのが「片付け業者」です。たくさんの不用品やごみであふれている部屋の掃除はとても大変な作業でしょう。1人だけで掃除するとなれば、手間と時間がかかります。そんなときこそ、片付け業者の出番です。片付け業者は必要なものと要らないものの分別や不用品の買取・処分もおこなっています。価値のあるものは買い取り、不要なものはそのまま処分するのです。なかなか片付けることができない人はもちろん、片付ける時間がない人も業者の力を借りてください。
1-2.仕事内容
片付け業者は、一体どんな仕事をするのでしょうか。細かい仕事内容は業者によって異なりますが、主に「不用品の買取・処分」や「部屋の整理」をおこなっています。部屋の整理整頓・片付けのコツをつかんでいるので、すぐに部屋がキレイになるでしょう。素人では手がつけられないゴミ屋敷でも、プロの業者なら手早く整理してくれます。また、遺品整理や特殊清掃などあらゆるサービスを実施している業者もいるのです。どんなサービスをおこなっているのか、複数の業者をチェックしてみてください。そして、あなたの目的に合っているサービスを選びましょう。
2.片付け業者に依頼するのはどんなとき
片付け業者を利用するケースは多種多様です。ほかの人は、一体どんなときに片付け業者を利用するのでしょうか。どんな人が依頼しているのか、依頼内容はどんなものがあるのか詳しく説明します。
2-1.どんな人が依頼しているのか
片付け業者を依頼する人はさまざまですが、特に多いのが「部屋を片付けられない人」です。部屋をキレイにしたいけど片付けが苦手で、掃除をしてはすぐに汚部屋になるなど困っている人が依頼します。また、ゴミ屋敷を何とかしたいときなどに、片付け業者へ依頼するケースが多いです。ほかにも、以下のような人が片付け業者を利用しています。
- 部屋を片付けるコツがわからない
- 自分1人では部屋が片付けられない
- 大型家具や家電の処分方法がわからない
- 体力が低下して掃除が難しくなった
- 部屋を片付ける時間がない
- 引っ越しでゴミをすぐに処分しなければならなくなった
- 遺品整理で困っている
2-2.依頼内容とは
片付け業者への依頼内容は、「汚部屋やゴミ屋敷の片付け」「遺品整理」「不用品の買取・回収」などが多いです。業者は依頼者の代行として部屋の片付け・不用品の回収をします。そのため、自分で片付けることができない場合に依頼するケースが多いです。あなたの部屋にも、ずっと放置している不用品はありませんか? 使っていないものを放置している限り、汚部屋やゴミ屋敷から脱出できないでしょう。さらに、部屋が汚く、ひどい状態になっていきます。悪循環から抜け出すために、業者に依頼する方が増えているのです。
3.片付けを業者に頼んだほうがいい場合
片付けを業者に頼むべきか、悩んでいる方は多いでしょう。そこで、自分で片付けることのデメリットやプロに頼んだほうがいい場合など詳しく説明します。
3-1.自分で片付けることのデメリット
自分で片付けるにも、不用品とゴミがたまっている汚部屋・ゴミ屋敷は大変です。特に、「手間」と「時間」がかかります。ほかにもデメリットがたくさんあるので、しっかり確認しておきましょう。
3-1-1.手間
自分で片付けるには、何よりも「手間」がかかります。部屋を埋め尽くしているものの中から「必要なもの」と「不要なもの」を分別していかなければなりません。また、不要なものはすぐに処分することが大切です。処分しなければ、すぐに部屋が汚くなってしまいます。不用品を燃えるごみ・燃えないごみ・粗大ごみなどわけなければなりません。以上のように、やるべきことはたくさんあります。
3-1-2.道具の必要性
汚部屋・ゴミ屋敷を掃除し片付けるには、道具が必要です。最低でも準備しておきたい道具は以下のとおりになります。
- 軍手
- マスク
- ゴミ袋
- ぞうきん
- ほうき
- バケツ
- 洗剤
- たわし(モップ)
ごみを入れる袋や手を保護するための軍手・ホコリが入らないようにマスクも必要です。不用品を片付けた後は、床や壁をキレイにするための道具も必要になるでしょう。道具がなければ購入しなければなりません。また、市販の洗剤では落ちない汚れが出てくるなど限界を感じることもあります。
3-1-3.体力・時間
高齢者など体力に限界がある方は、思うように掃除できません。家が大きいほど体力が必要になり、気力も失われるでしょう。さらに、時間も必要になります。毎日仕事や育児・家事で忙しくしている方は、なかなか掃除に費やす時間が確保できません。休みの日に片付けようと思っていても、途中で挫折する・やる気がなくなるなど思うようにいかないことが多いでしょう。すべてを自分でおこなうのは、結構大変なことなのです。
3-2.プロに頼んだほうがいい場合
「自分1人では片付けられない」と感じたときこそ、プロに頼んだほうがいいです。プロに依頼しようか迷っている方は、依頼すべき状況に当てはまるかどうかチェックしてください。
3-2-1.ゴミの量
「大量にゴミがある」「1人で片付けるのが無理な量」であれば、プロに依頼してください。なぜなら、時間と手間がかかるのはもちろん、大量のゴミは処分方法に困るからです。大量の袋をゴミ捨て場に持っていくと、近隣住民とのトラブルになります。業者に依頼すれば、すべての不用品が一気に処分できるのです。
3-2-2.時間節約
汚部屋・ゴミ屋敷を片付ける時間がない方も、ぜひ片付け業者に依頼してください。「時間がないから」と片付けていない状態が続けば、さらに部屋が汚くなってしまいます。いつの間にかゴミ屋敷になり、手がつけられない状態にまで悪化するでしょう。できれば、ごみ屋敷になる前に部屋を掃除しておきたいものです。
3-2-3.引っ越し
引っ越しをする際、大型家具や家電を手放す方は多いでしょう。処分方法に困ったとき、業者に依頼してください。中には、不用品の買取・回収をおこなっている業者もいます。使えるものは買い取りに、使えないものは回収するので一石二鳥です。急な引っ越しでも即日対応の業者なら素早く処分してくれます。
3-2-4.遺品整理
実家が遠方で遺品整理ができない場合も業者に依頼したほうがいいケースです。遺品整理はできるだけ早めに済ませておかなければなりません。特に、賃貸物件の場合、期日までに遺品整理をしなければ家賃を支払わなければならなくなります。時間がなくて遺品整理ができない・遠方に実家がある・気持ちの整理がつかないときは、業者に依頼してください。
3-3.特殊清掃
汚部屋やゴミ屋敷は、ひどい臭いが染みついています。市販の洗剤や消臭剤ではなかなか臭い・汚れを取りのぞくことができません。そんなときこそ、業者の特殊清掃を利用しましょう。特殊清掃は、専用の洗剤を使用した掃除や消臭・除菌・壁紙の張り替え・畳の撤去などをおこないます。また、孤独死など遺体の腐敗による影響にも対応可能です。ただし、業者によって特殊清掃の内容が異なるので注意してください。
3-4.プロに頼むメリット
プロに依頼するメリットは、主に3つあります。まず1つ目は「短期間で片付けられること」です。経験豊富で実績のある業者ほど、迅速に部屋をキレイな状態にします。時間がない方やすぐに片付けたい方にとっては、大きなメリットになるでしょう。2つ目は、「人に見られずに片付けられること」になります。友人や家族に手伝ってもらう方法もありますが、できることなら汚い状態を人様に見せたくないですよね。業者に依頼すれば、そんな悩みも解決できます。そして、最後の3つ目は「徹底的にキレイにできること」です。片付けのプロがおこなうので、部屋の隅々まで徹底的に掃除できます。自分では届かなかったところもキレイにできるでしょう。
4.片付けを業者に頼むときの流れ
それでは、片付けを業者に頼むときの流れを説明します。申し込み方法や料金設定・業者選びのポイントなど事前にチェックしておきましょう。
4-1.申し込み方法
電話やメール・ホームページの申し込みフォームからできます。申し込みをするときは、無料見積もりを依頼しましょう。無料見積もりでは、具体的な費用がわかります。いくつか業者の見積もりを比較することで、費用を抑えることができるでしょう。
4-2.料金設定
片付け業者の費用は、主に「作業員の人数」「部屋の広さ」「ゴミの量」で決まります。あくまで目安ですが、片付け業者の費用はおよそ数万円~です。作業員が1名~2名の場合、人件費に6,000円程度、車両費に4,000円程度、処分費に5万円かかるでしょう。部屋の状態によって異なるため、まずは業者に見積もりを依頼してください。具体的な内容が記載されているかどうか確認しましょう。
また、ホームぺージに料金設定がきちんと記載されている業者は、安心して依頼できます。
4-3.仕事の流れ
最初に、作業日を決めます。「作業に立ち会わなければならないのか」と不安になる方は多いですが、立ち会う必要はありません。中には、作業状況を随時連絡してくれる業者もいます。任せっきりにするのが不安な方は、常に連絡がとれる状態にしておくといいでしょう。そして、すべての作業が終わった後に費用を支払います。支払うときは、追加料金の有無や見積もりと相違点がないかどうかを確認しましょう。
4-4.業者選びのポイント
気持ち良く片付けをするには、業者選びが大きなポイントになります。片付け業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。
- 見積もり内容が明確になっているか
- スタッフの対応が丁寧かつスピーディーか
- 料金設定がわかりやすくなっているか
- ホームページに住所と固定電話番号が記載されているか
特に、スタッフの対応が悪い・料金設定がわからない業者は要注意です。後で追加料金が請求されたり、回収した不用品が不法投棄されていたりなどトラブルにまきこまれます。
4-5.注意すべき業者の特徴
依頼者の話を聞かず、すぐ契約しようとする業者は悪徳業者です。悪徳業者はすぐに契約を迫り、適当に片付けをおこなう傾向があります。スタッフの対応を見れば、一目瞭然です。すぐに部屋を片付けたいからと焦って決めず、慎重に業者を選びましょう。複数の業者を比較すれば、悪徳業者と優良業者を見極めやすくなります。
5.汚部屋やゴミ屋敷・片付け業者にかんしてよくある質問
片付け業者にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。汚部屋やゴミ屋敷で困っている方や片付け業者への依頼を考えている方はぜひチェックしてください。
5-1.片付けのコツが知りたい!どこから手をつけるべきか?
大きいものから片付けると作業がしやすくなります。大型家具や家電から片付け、人がとおれる道をつくりましょう。また、掃除する際は天井から床にかけてすすめるといいですよ。部屋を汚す心配もありません。そして、不用品はすぐに処分しましょう。
5-2.遺品整理にかかる費用はいくらか?
遺品整理の相場は部屋の大きさで変わります。ワンルームでおよそ3万~10万円、1LDKや2DKでおよそ5万~25万円、3LDKや4DKでおよそ12万~50万円になるでしょう。
5-3.片付けの際、ものを捨てる判断基準とは?
「今、自分に必要なものなのか」考えると判断しやすいでしょう。また、「1年以上使っていないもの」は処分してください。なぜなら、とっておくとしても二度と使うことがないからです。どうしても悩んだときは、「一時保管ボックス」をつくり、時間ができたときにじっくり考えましょう。
まとめ
いかがでしたか? 片付け業者は、依頼者の代わりに部屋の片付け・不用品の処分・買取などをおこないます。要らないものを一気に処分でき、部屋の中が見違えるようにスッキリするでしょう。また、業者の中には、「遺品整理」を受けつけているところもあります。自分1人で整理できない方や片付ける時間がない方・大量のゴミで困っている方は、ぜひ業者に依頼してください。業者の力を借りながら部屋をキレイにしていきましょう。