「車の天井が黄ばんでいるのでキレイにしたいが、どうしたらいいのだろう」とお悩みではないでしょうか。車の天井は、いつの間にか汚れていることがあります。しかし、ボディーやシートなどはこまめに掃除しても、天井は掃除したことがない人も多いでしょう。そこで今回は、車の天井を掃除する方法について詳しく解説します。
- 車の天井はなぜ汚れる?
- 車の天井の汚れを掃除する方法
- 車の天井の汚れ掃除で気をつけること
- 車の天井をキレイに保つ方法
- 車の天井の汚れに関するよくある質問
この記事を読むことで、車の天井の汚れを掃除する方法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.車の天井はなぜ汚れる?
最初に、車の天井が汚れる原因と掃除の必要性について見ていきましょう。
1-1.車の天井が汚れる原因は?
車の天井が汚れる原因には、以下のようなものがあります。
1-1-1.タバコのヤニ
タバコのヤニが天井に付着して汚れることがあります。長年吸い続けると、天井が茶色くなっていることも多いでしょう。
1-1-2.飲みものや食品の飛び散り
意外と多いのが、飲みものや食品が飛び散りによる汚れです。車内で飲食することが多い人は、特に注意しましょう。
1-1-3.手あか
手あかも、車の天井が汚れる原因です。特に、子どもを乗せる場合には注意しましょう。また、社内を掃除するときに汚れた手で触れた可能性もあります。
1-1-4.カビ
車内に湿気がこもると、天井にカビが生えることがあります。カビが生えると、黒くぽつぽつとして見えることでしょう。湿気が多い時期やカーエアコンの故障時などは、特に注意してください。
1-2.車の天井は定期的に掃除しよう
車の天井は、定期的に掃除してください。付着したままにすると、汚れが定着してしまいます。また、汚れをエサにしてカビや雑菌が繁殖してアレルギーなどの原因になることもあるでしょう。車内に嫌な臭いがする原因にもなります。定期的に掃除をし、常にキレイな天井を維持してください。
1-3.清潔で快適な車内になる
車の天井を掃除すると、メリットがたくさんあります。たとえば、汚れが落ちて見た目が向上し、嫌な臭いもなくなるので快適です。ほかの人を乗せるときも、恥ずかしい思いをしなくて済むでしょう。また、車を売るときにも査定金額アップにつながります。
2.車の天井の汚れを掃除する方法
車の天井の汚れを掃除する方法を詳しく解説します。
2-1.まずは道具を用意しよう
車の天井の汚れ掃除には、以下の道具を用意してください。
- 洗面器もしくはバケツ
- 水
- キレイなタオル数枚
- ビニールシート
- 洗剤
- 手袋
- マスク
- 汚れてもいい服装
2-2.汚れの種類に合わせて洗剤を選ぶ
汚れの種類に合った洗剤を選ぶと、効率よく落とすことができます。ヤニ汚れなど、しつこい汚れには車内専用のクリーナーを使ってもいいでしょう。手あかなどは、洗濯用中性洗剤でも対応できます。洗剤を使うときは目立たないところで試してみて、色落ちなどがないことを確認しておくと安心です。
2-3.車の天井の汚れを掃除する手順
車の天井の汚れを掃除する手順は、以下を参考にしてください。
- 車内にビニールシートを敷きつめる
- 洗面器もしくはバケツに水を入れ少量の洗剤をとかす
- 洗剤をとかした水にタオルを浸し軽く絞る
- 汚れている部分を中心にたたくようにする
- タオルに汚れが移ったらキレイなタオルと交換し汚れが落ちるまで続ける
- 水に浸して固く絞ったタオルで洗剤成分がなくなるまで拭き取る
- 仕上げにから拭きで水分を取り除く
- 車内のビニールシートを取り除く
なお、天井パネルを外して作業する場合は、完全に乾かしてから取りつけてください。
3.車の天井の汚れ掃除で気をつけること
車の天井の汚れ掃除では、いくつかの注意点があります。
3-1.強くこすりすぎない
車の天井を掃除するときは、強くこすりすぎないでください。車の天井は、デリケートな素材が使われていることが多いからです。掃除するときは、汚れを軽くたたくようにして取り除くようにしましょう。
3-2.完全に乾燥させる
掃除後は、完全に乾燥させてください。掃除後に窓を開けたりエアコンの除湿機能を使用したりして、水分を飛ばしておきましょう。水分が残った状態では、カビや臭いの原因になります。湿気が多い日などは、ドライヤーを使って乾かしてもいいでしょう。
3-3.汚れが広範囲・ひどいときは取り外す
汚れが広範囲にあったりひどかったりするときは、天井パネルを取り外して掃除することをおすすめします。車内では姿勢が大変で、長時間の作業に向きません。また、汚れを見落としやすいのも事実です。最初から取り外して掃除したほうが、効率よく作業でき、キレイに仕上がります。
4.車の天井をキレイに保つ方法
車の天井をキレイに保つ方法をご紹介しましょう。
4-1.禁煙する
禁煙すると、車の天井をキレイに保つことができます。少なくとも、車内で吸うのはやめましょう。できれば、シガーソケットや灰皿を撤去するとより効果的です。車内禁煙にすれば、天井にヤニが付着することもありません。車に乗せる人にも、車内禁煙であることを伝えて協力してもらいましょう。
4-2.汚れた手で触れない
手が汚れていると、天井に触れたときに汚れが移ってしまいます。こまめに手を洗ったりウェットティッシュで汚れを拭き取ったりしましょう。子どもを乗せる前に、手が汚れていないかチェックするのもおすすめです。お菓子などを手づかみで食べた後の汚れにも気をつけてください。
4-3.車内での飲食を避ける
車内での飲食を避けることで、天井への飛び散りを防ぐことができます。特に、ハンバーガーなどかぶりつくものや、カップラーメンなど汁気が飛び散りやすいものは食べないようにしましょう。飲みものは、ストローを使って飲むと安心です。
4-4.こまめに掃除する
1週間に1回程度、車の天井の汚れをチェックし、こまめに掃除するといいでしょう。明らかに天井が汚れているのを発見したら、すぐに掃除をしてください。汚れが付着して間もないのなら、簡単に落とすことができます。車内に市販の掃除用シートを常備しておくとすぐに掃除できるのでおすすめです。
5.車の天井の汚れに関するよくある質問
最後に、車の天井の汚れに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.車の天井を掃除したらボロボロになったのですが?
A.強くこすりすぎた・洗剤が強すぎたなどの原因が考えられます。また、素材が寿命を迎えており、掃除に耐えられなかった可能性もあるでしょう。いずれにしても、交換をおすすめします。
Q.車の天井の汚れを掃除した後に臭いが気になる原因は?
A.汚れを落としきっていない・十分に乾燥しなかったなどが考えられます。面倒でも、もう1回掃除してください。
Q.自分で天井の汚れを掃除するデメリットは?
A.以下のようなデメリットがあります。
- 身体に負担がかかる
- 時間や手間がかかる
- 作業ムラが出やすい
- 完全に汚れが落とせないこともある
よりキレイに仕上げたい・掃除の負担をなくしたいなどの場合は、プロに掃除を依頼するといいでしょう。
Q.プロに掃除を依頼する場合の費用目安は?
A.車種・汚れ具合などにもよりますが、1万円~が費用目安となります。
Q.カビが生えた天井は交換したほうがいい?
A.掃除しても落ちない場合は、交換をおすすめします。カビの根が残っている状態では、すぐに繁殖してしまうからです。
まとめ
今回は、車の天井の汚れについて詳しく解説しました。車の天井は、意外と汚れています。タバコのヤニ・食品や飲料の飛び散り・手あかなどのほか、カビが生えていることもあるでしょう。汚れが気になるときは、汚れの種類に合った洗剤を使って掃除をしましょう。なお、広範囲に汚れがあるときは、天井パネルを外して作業すると楽です。自分で作業するのが難しいときは、業者に依頼しましょう。キレイに仕上がり、快適な車内に生まれ変わります。