ソファーは、家具の中でも汚れやすいものです。ソファーの汚れが気になっているけれど、掃除の仕方が分からずに悩んでいる人もいるでしょう。ソファーの汚れはこまめに掃除することが大切です。また、ソファーの素材ごとに手入れの仕方が異なります。
今回は、ソファーの手入れ方法を紹介しましょう。
- ソファーの素材やつきやすい汚れについて
- 布張りソファーの掃除方法やお手入れ方法
- 合皮張りのソファーの掃除・手入れ方法
- 本革のソファーの掃除・手入れ方法
- ソファーのお手入れに関するよくある質問
この記事を読めば、ソファーを清潔に保つ方法がよく分かります。ソファーの汚れに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ソファーの素材やつきやすい汚れについて
ソファーの素材には、本革・合皮・布などがあります。特に、布張りソファーはお手ごろ価格でバリエーションが豊富です。ソファーは椅子の一種ですが、ただ座るだけでなく横になったり飲食したりする人も多いでしょう。そのため、以下のような汚れがつきやすくなります。
- 飲食物のシミや食べこぼし
- 皮脂
- ホコリ
- 髪の毛やペットの毛
また、これらの汚れをエサにしてダニが繁殖することもあるでしょう。特に、布製のソファーは繊維の内部が高めの温度で安定しやすく、一度ダニが発生すると大繁殖することも珍しくありません。
2.布張りソファーの掃除方法やお手入れ方法
この項では、布張りソファーの掃除方法やお手入れ方法を紹介します。
2-1.布張りソファーの掃除方法
布張りソファーの掃除は、掃除機や粘着ローラー(通称、コロコロ)で行うのがおすすめです。掃除機で大まかなゴミを吸い取り、その後粘着ローラーで髪の毛など繊維に絡みやすいものや、細かいゴミを取るとキレイになります。ソファーで最も汚れがたまりやすいのは、ひじかけや背もたれと腰かけ部分の境目にある隙間です。掃除機に細いノズルを装着し、しっかりと内部のゴミを吸い取りましょう。もし、クッション部分が外れる造りになっているならば、定期的にクッション部分を外して隙間掃除を行ってください。
2-2.カバーは定期的に洗濯する
布張りソファーの中には、布部分がカバー状になっていて外して洗えるようになっているものもあります。この場合、カバーを定期的に洗濯しましょう。家庭の洗濯機ではカバーが入らない場合は、コインランドリーを利用すると便利です。乾燥までできるので、干し場所に悩むこともありません。
また、布部分を取り外せないソファーの汚れを防ぐためにも、カバーをかけるのはおすすめです。
2-3.シミやしつこい汚れの落とし方
シミやしつこい汚れは、以下のような方法で落としましょう。
2-3-1.飲食物のシミ
飲食物のシミは、ついた直後が一番落としやすいものです。中性洗剤をお湯で薄めたもので、シミの部分を叩くようにして落としましょう。その後、固く絞ったぬれぞうきんで洗剤を落とし、最後にから拭きして水分を飛ばしてください。中性洗剤の代わりに、染み抜き用の洗剤を利用してもいいでしょう。
2-3-2.皮脂
皮脂は中性洗剤と重曹を溶かしたお湯で落とせます。中性洗剤と重曹を溶かしたお湯に浸したぞうきんを硬く絞り、皮脂がついた部分をこすって落としましょう。その後は水拭き、から拭きをすればキレイになります。
2-3-3.そのほかの落としにくい汚れ
時間がたった汚れは、カーペットやソファー用の洗剤を使うと落ちやすくなります。ただし、製品によっては布がごわついてしまうこともあるので、目立たない場所で少量試してから使いましょう。また、ダニは駆除スプレーを使えば、駆除と予防を同時に行うことができます。ダニは目に見えないので、定期的にスプレーをしましょう。
3.合皮張りのソファーの掃除・手入れ方法
この項では、合皮張りのソファーの掃除・手入れ方法を紹介します。
3-1.掃除方法
合皮張りのソファーは、本革よりも手ごろな値段で高級感があります。合皮張りソファーの基本的な掃除方法は、から拭きです。掃除機を無造作にかけると革が傷んでしまうこともあります。掃除機をかけたいときは、ブラシノズルを使いましょう。ブラシつならば、固いノズルが革を傷つけることもありません。また、布張りソファーと同じように、隙間もしっかり掃除しましょう。
3-2.合皮張りソファーについたしつこい汚れの落とし方
合皮張りソファーについた皮脂汚れなどは、布張りソファーと同じ方法で落としましょう。専用洗剤を使ってもいいですね。なお、合皮がひび割れてぽろぽろと落ちるようならば、ソファーの寿命なので買い替えを検討してください。
4.本革のソファーの掃除・手入れ方法
この項では、本革のソファーの掃除・手入れ方法を紹介します。
4-1.掃除方法
本革のソファーの掃除方法は、から拭きと掃除機が基本です。合皮張りソファーと同じようにブラシノズルをつけた掃除機で、そっと汚れを吸い取りましょう。なお、本革ソファーの汚れは、専用クリーナーを使用して落とします。水拭きをしたい場合は、固く絞ったぞうきんで行い、その後すぐにから拭きして水分を飛ばしましょう。重曹・中性洗剤などは使わないようにしてください。汚れ防止にはカバーをかけましょう。
4-2.手入れ方法
本革のソファーは、定期的に専用のクリームで保湿することが大切です。ソファーの掃除機かけ、専用クリーナーを使って汚れを落とした後は、専用のクリームを塗って保湿してください。塗り終わったら、いらない布やぞうきんなどで余計なクリームを拭き取れば、終了です。革製品は定期的に保湿しておかないと乾燥でひび割れることがあるので、注意しましょう。
5.ソファーのお手入れに関するよくある質問
この項では、ソファーのお手入れに関するよくある質問を紹介します。
Q.ソファーの表地は張り直すことはできるのでしょうか?
A.可能ですが、最低でも数万円はかかります。お手ごろ価格のソファーならば買い替えたほうがいいでしょう。
Q.ソファーにボールペンや油性ペンなどで落書きされてしまった場合、どうしたらいいですか?
A.ベンジンやアルコールを布にしみこませて落とします。合皮や本革の場合は、変色しないかどうか目立たない場所で確かめてから使ってください。その後、ドライヤーで風を当てて成分を揮発させましょう。
Q.時間がたって落としにくくなった汚れはどうしたらいいですか?
A.専用洗剤で落としましょう。専用洗剤をつけてしばらく放置することで汚れが緩む可能性があります。
Q.ソファーにカバーをかけておけば、汚れは防げるでしょうか?
A.はい。かなり防げます。ただし、水やジュースなどをこぼした場合、汚れをふきとってもぬれたカバーをかけ続けていれば、カビが生えてしまうことがあるので気をつけましょう。
Q.ソファーの置き場所で注意することはありますか?
A.直射日光が当たる場所に置いておくと、退色や劣化が早まるので注意しましょう。また、湿気が多すぎる場所だとカビが生える可能性もあります。ソファーは直射日光に当たらない場所に、壁から離して設置するのがおすすめです。
まとめ
今回はソファーの手入れ方法や掃除方法を紹介しました。ソファーは定期的に手入れしていれば、より長持ちします。また、汚れはついたらすぐに落とす習慣をつけるといいですね。