汚部屋で暮らすとデメリットが多い? どんな影響があるの?

足の踏み場のないほどの散らかった部屋を、「お部屋」をもじって「汚部屋」と呼ぶそうです。
テレビや雑誌で、たびたび汚部屋の掃除を特集したりするので、見たことがある方も多いでしょう。
あれほど極端ではないにしても、人が呼べないほど散らかった部屋に住んでいる方は珍しくありません。
しかし、汚部屋にはさまざまなデメリットがあるのです。
そこで、今回は汚部屋のデメリットと改善方法をご紹介します。
家が汚くて何とかしたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. なぜ、家が汚部屋化するのか?
  2. 汚部屋のデメリットとは?
  3. おわりに

1.なぜ、家が汚部屋化するのか?

まず始めに、なぜ部屋が足の踏み場もないほど散らかってしまうのか、その原因をご説明します。
ごく普通の家が、ささいなことがきっかけで汚部屋になってしまうことも珍しくありません。

1-1.掃除をする時間がない

今は、結婚しても共働きが半ば当たり前になっています。
さらに、出産をしてからも仕事をやめない女性も珍しくありません。
仕事と家事と育児をすべてこなそうとすれば、時間はいくらあっても足りないでしょう。
今は、家事代行サービスなどもありますが、まだまだ利用者は少ないです。
手を抜けるところから抜いた結果、掃除がおろそかになり汚部屋になってしまったというケースも多いでしょう。

1-2.ゴミの分別に対応できなくなった

自治体のゴミ回収のルールは、年々厳しくなる一方です。
中には、ひとつのゴミを何種類かに分解しなければならないものもあるでしょう。
また、回収日が月に数回しかないものもあります。
さらに、家電リサイクル法の対象家電やパソコンは自治体では回収してくれません。
自分で所定の手続きをしなくては処分できないのです。
これらにうまく対応できないと、やがてゴミを出すこと自体ができなくなります。
特に、高齢者になるほど新しいルールに対応できにくい人が多いのです。

1-3.もともと片付けが苦手だった

片付けも得意な人と苦手な人がいます。
女性は男性よりも片付け上手というイメージがありますが、決してそうではありません。
男性でも片付けが得意な人はいますし、女性でも片付けが苦手な人も多いのです。
片付けが苦手な人の家は、時間がたつほど汚部屋化していく傾向にあります。
特に、片付けが苦手な人同士が結婚したり、子どもを持ったりすると汚部屋化が進みやすいのです。

1-4.無気力になった

親しい人の死や、過労など精神力や体力の限界を超えると、人は無気力になりやすいです。
食べて寝るだけで精一杯で、掃除をする余裕などありません。
無気力状態が長く続くと、病院で適切な治療を受ける必要があります。
しかし、なかなか受診に結びつかない人もいるのです。
無気力状態が長く続くと、部屋は汚部屋になりやすいでしょう。

2.汚部屋のデメリットとは?

ほこりじゃ人は死なない。と開き直る人もいますが、汚部屋にはさまざまなデメリットがあります。
この項では、その一例をご紹介しましょう。

2-1.お金が貯(た)まらない

風水などでは、「汚部屋はお金が逃げていく」と言います。
しかし、これは迷信ではありません。
部屋が汚いと、どこに何があるか分からなくなるでしょう。
必要なものがすぐに取りだせませんし、ものが行方不明になります。
また、高価なものをうっかり踏んで壊すこともあるでしょう。
その結果、同じものをいくつも買ったりものをむだにしたりしてしまうのです。
たとえ100円のものでも、毎月20個買えば、1年後には24,000円になります。
さらに、食材を多めに買ってむだにしてしまえば、お金を払ってゴミを生産しているのと同じことです。

2-2.健康を損ねる

汚部屋は、当然掃除などできません。ほこりやカビが、つもり放題はえ放題のところもあるでしょう。
カビの胞子や微細なほこりはハウスダストと呼ばれ、アレルギーの原因になります。
さらに、汚部屋にいてもくつろげません。布団も汚いですからゆっくりと眠れないでしょう。
その結果、体調を崩しがちになります。
また、キッチンも汚ければ、ろくに料理もできません。
さらに、食材に雑菌がつきやすく食中毒が発生する危険も高くなります。

2-3.精神的に落ちこむ

疲れ果てて家に帰ってくると、そこは足の踏み場もないほど散らかった部屋。
これでは、回れ右をしてきれいな場所に逃げたくなります。
また、朝目覚めたときに最初に目に入るものが散らかった部屋では、やる気もなくなるでしょう。
そんな日々が続くとだんだんと無気力になり、何事にもやる気が起こらなくなります。

2-4.家のいたみが早くなる

床が見えないくらいものが散らかっていれば、当然掃除はできません。
日本は高温多湿です。
通気性が悪くなれば、すぐに湿気がたまって木や紙、植物素材のものは腐ったりカビがはえたりするでしょう。
そして、日本の家は木と紙と植物でできています。
フローリングは木製ですし、畳は植物性です。
さらに、障子やふすまは紙性になります。
普通の使っていても、家はだんだんいたんでくるのです。
しかし、汚部屋は通常の2倍~3倍のスピードでいたむでしょう。
ゴミをどかしたら床がカビだらけ、畳が腐っていたという家も少なくありません。

2-5.業者に掃除を依頼することも必要

汚部屋は恥ずかしいです。
できることなら、誰にも見せずにひとりで片付けたいでしょう。
しかし、あまりにもゴミが多すぎるとひとりでは手におえません。
特に、ゴミがひざ以上につもっている家や、水回りが機能しなくなっている家などはプロの手が必要です。
また、片付けが苦手な人は、何度片付けにチャレンジしてもダメ、ということもあるでしょう。
賃貸住宅を汚部屋にしてしまった場合は、退去の際に修繕費やクリーニング代として多額のお金を請求されることもあります。
ですから、汚部屋は一刻も早くきれいにしましょう。
今は、汚部屋を掃除してくれる業者はたくさんあります。
女性の方は女性スタッフが対応してくれるところもあるでしょう。
汚部屋から脱出したいという場合は、勇気を持って他人に助けを求めることも大切なのです。
また、汚部屋を放っておくと放火されたり空き巣に入られたりする確率もアップします。
汚部屋はすさんだ雰囲気を出しているので、すさんだものを引き付けやすいのです。
特に、火事になるとご近所にも大きな迷惑がかかるでしょう。

3.おわりに

いかがでしたか?
今回は、汚部屋のデメリットをご紹介しました。
まとめると

  • 汚部屋はお金が貯(た)まらない。
  • 精神的に落ちこむ
  • 健康を損ねる。
  • 家のいたみが早くなる。

ということです。
また、今は知らない間に家族が住んでいる家が汚部屋になり、困っているという人も増えています。
高齢の両親やひとり暮らしの兄弟が汚部屋を作って、しかもそのまま亡くなってしまった場合は残された人が大変苦労することになるのです。
ですから、汚部屋はできるだけ早く掃除するにかぎります。
「まだ大丈夫」と思っていると、あっという間に手が付けられなくなってしまうかもしれません。
床が見えるならば、まだ自分で掃除ができます。まずは、床の上を何もないようにしてみましょう。
自動車を持っているならば、自分で自治体の処分場にゴミを運ぶことも可能です。
また、業者に依頼するとしても、ものが少ない部屋ほどお金がかからないでしょう。
汚部屋がまだ軽いうちに片付ける。これが肝心です。