壁紙の汚れ落としに苦労する方必見! 素人でもできる方法をお教えします。

タバコのヤニ、手垢、お子さんの落書き・・・。暮らしが長くなるのに比例するように、お部屋の壁紙(クロス)の汚れもひどくなってきます。お掃除のときに、壁紙の汚れが落ちず、苦労している奥様は多いでしょう。そんな方に、上手に汚れを落とす方法をお教えします。ぜひ、トライしてください。

  1. 壁紙と汚れの種類
  2. 壁紙汚れの落とし方
  3. 壁紙洗剤活用の注意点
  4. まとめ

1.壁紙と汚れの種類

気が付かないうちに、次第に汚れが進んでしまうのが壁紙です。うまく落とすには、まず壁紙と汚れの種類を知っておくこと。これが基本になります。

1-1.壁紙の種類

壁紙というくらいですから、紙を使っている当然。でも、現在使われている壁紙は、壁に貼る仕上げ材の総称です。どんな素材で、どんな種類の壁紙があるのでしょうか。主なものを紹介します。

紙を使った壁紙

最もオーソドックス、かつ人気が高くて普及している壁紙です。ただし、汚れが付着すると取れにくいため、汚れが付着しないように普段から注意が必要になります。はっ水加工してある壁紙もありますが、基本的にはシミのもとになるので、水拭きはダメです。
もしもついたらどうすればいいのでしょうか。手垢や小さな汚れだったら、やわらかい消しゴムで落ちることもありますが、目立たないところで試してからやるのが賢明です。液体の場合、ついてすぐだったら、乾いた布かティッシュペーパーなどで吸い取るといいでしょう。

ビニール壁紙

他の壁紙に比べて、水や埃汚れに強く、拭き取りやすいのが特徴です。台所など、水回りで使われています。汚れがついたときは、薄めた中性洗剤をスポンジやタオルに含ませて、固く絞った状態で拭き取りると、汚れを落とすことが可能。しかし、ジョイント部に水が入ると、剥がれの原因になることがあります。注意が必要です。

珪藻(けいそう)土

植物性プランクトンがたい積してできた土を使った壁紙です。自然素材の塗り壁で、和室によく使われています。メリットは、湿度調節や耐火性の高さ。半面、掃除はしにくくなります。汚れが付着すると取れにくいため、付着しない配慮が必要です。汚れがついたときには、水拭きは避けて固く絞ったタオルを使うといいでしょう。汚れをたたくように落としてください。埃がついたら、市販の粘着ローラーを軽くかけるといいでしょう。強くローラーかけると土の粒が取れることがあるので細心の注意が必要になります。

織物壁紙

レーヨンを中心に合成繊維や綿・麻などの混紡糸を使用した壁紙です。織物ならではの高級感と暖かみがあります。通気性がよく吸音効果と調温性に優れているのも特徴です。
汚れ落としは、部分的に消しゴムで軽くこするか、固く絞った布でたたく程度。基本的に水拭きはできません。もしも、大きなシミができてしまった場合、シミ抜きが必要です。

1-2.汚れの種類

汚れの種類もさまざまです。ご家庭で壁紙に付着する汚れは、以下のようなものがあります。

  • 手垢が原因の汚れ
  • 喫煙によるヤニの付着が原因の黄ばみ
  • お子さんの落書きによる汚れ(マジックやクレヨン、絵の具、鉛筆)
  • 台所なら油汚れ
  • 窓のそばのカビ汚れ

汚れを上手に落とす際に重要なのは、汚れの種類や原因を把握すること。ヤニによる汚れか、油汚れなか、カビによる汚れなのかによって、使う洗剤や落とし方は変わってくるからです。
汚れがよくわからない場合は、デジタルカメラなどで撮影し、パソコンに取り込ん拡大して見るといいでしょう。

2.壁紙汚れの落とし方

「壁紙の汚れは、業者さんに頼まないと落とせない」
あなたがそう思っているとしたら、間違いです。あきらめる必要はありません。ご家庭でも、落とすことは可能です。
壁紙や汚れの種類にがわかったら、落とすのに最も適した洗剤を選んで試してください。代表的な洗剤を紹介します。

2-1.洗剤の種類

天然植物系洗剤

匂いが少なく、汚れもよく落ちる洗剤。しかも、環境に優しいありがたい洗剤です。
タバコのヤニや手垢の汚れをきれいに落としてくれます。ビニール壁紙だけでなく、ドアや洗面台などの汚れ落としにもいいという汎用性の高さ。ビニール壁紙だったら、スプレーで吹きかけたあと、布やスポンジでこすり。雑巾で水拭きすればOKです。

中性洗剤

壁紙だけでなく、台所の油汚れや風呂などの水回りと、こちらもさまざまな汚れに対応できる万能型の洗剤です。赤ちゃん用品にも安心して使えるものなどが、いくつか製品化されています。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は安心でしょう。

アルカリ性洗剤

住居用のアルカリ性洗剤は、タバコのヤニに効果的です。埃を落としたら、洗剤をスポンジやブラシに含ませ軽くこすってください。スプレータイプの洗剤は、液が垂れないように注意が必要です。

2-2.あるとうれしい壁紙便利用品

洗剤ではないのですが、壁紙の汚れをうまく落とせる便利な用品もあります。5つをあげました。

重曹

ヤニの汚れに効果的。成分が油性の強いタールなので、きれいに落とすことができます。

お酢

重曹でも取れないときは、さらにお酢を水で2倍に割って、霧吹きで吹き付けてください。重曹がお酢に反応して泡立ち、水拭きするだけ簡単に拭き取れます。

セスキ炭酸ソーダ

アルカリ性が重曹の約10倍。重曹では落ちなかった汚れも落とすことができます。お掃除のさまざまな場面で使用可能です。

エタノール

消毒液ですが、壁紙の汚れ落としにも威力を発揮します。油性マジックやボールペンの汚れ落としに使ってください。

歯磨き粉

お子さんがクレヨンで壁紙に落書きしてしまった。そんなときに助かるのが歯磨き粉です。歯磨き粉を歯ブラシにつけて軽くこすり、固く絞った布で拭き取ってください。

3.壁紙洗剤活用の注意点

洗剤には、それぞれに適した汚れ、そして、それぞれに適した壁紙があることがご理解いただけましたか?要するに、汚れや壁紙の種類によって、得意と不得意があるということです。
ですから、それぞれの洗剤の特徴を把握しながら、正しく使用すること。この点が大切です。万能型はあっても、すべての汚れと壁紙に使える万能な洗剤はありません。製品表示や説明書きをよく読んで、正しく使いましょう。

また、洗剤を選ぶときは、石油系溶剤を含まないタイプがおすすめです。壁紙を劣化させる危険性があります。研磨剤が含まれている洗剤も、壁紙に傷をつけるおそれがあるので、避けた方が無難です。

4.まとめ

壁紙の汚れ落としに苦労している奥様向けに、汚れの上手な落とし方を紹介しました。要点をまとめると、汚れをうまく落とすには、第一に壁紙の種類と特徴(特性)を知ること、第二に汚れの種類と原因を突き止めること、第三に壁紙の特徴と汚れの種類を把握したうえで、最も適した洗剤を選ぶこと。この3点に集約できます。ご自分で汚れを落としたときの喜びは、格別のものがあるはずです。ご自宅の壁紙とともに、ご家族の暮らしもリフレッシュするでしょう。